カナダにいらっしゃい!

カナダ留学・クリティカルシンキング専門家。Canadian Prairie/EcoCabin在住。 

カナダ大学出願:Application Essayの持つパワー

2024-08-20 09:53:13 | カナダ留学

カナダの大学入学選考基準のハードルがかなり上がっています。

競争も2020年をピークに以降相当な厳しさが見えます。

 

どれだけ厳しくなったかと言うと:

大学・大学院で学ぶ学生の数は、2000年から2020年の間になんと81%の増加。

同時期、25〜34歳のカナダ人でBachelor’s Degreeを終了した割合は24%から42%へと増えました。

 

この増加はすべての大学プログラムに起こっていることではなく、science, engineering, business programsに集中しています。

その反面、humanitiesプログラムを希望する学生は減少しています。

 

カナダの大学の中でも人気が高く、世界的知名度のある大学は特に入学がますます難しくなっています。

Queen’s University のBusiness School, Queen’s Smith School of Businessには500人しか入学出来ないスポットに9,000人が出願しました。
McMaster大学のHealth science プログラムには5,000人の出願者の中から300人足らずしかアクセプトされませんでした。

Waterloo大学のsoftware engineering programにアクセプトされる確率は、高校で平均95%の成績を取っている学生でも、その中の3分の1しか入学出来ないそうです。

 

他の大学も同様。

Application essayを義務付ける大学はみな同様の厳しい選考基準を課し、大学の求める学生をいかに見つけるかとの大学の意気込みが感じられます。

 

こんなエピソードを: 

トロント市の公立高校に通い名門McGill大学を目指す生徒の話。

スポーツで活躍し、Student council presidentも努め、最優秀の成績を上げている生徒です。

カナダのGrade12の中でも、「あなたならどの大学でもアクセプトされるよ」というタイプの高校生。

野心も十分、自分の高校生活も将来への目的も頭の中でまとめあがっています。

その高校生はMcGill大学に特別な思いを抱き、入学を目指しています。

 

そんな優秀の見本のようなカナダ高校生でも、出願プロセスの複雑さ、特にApplication essayには悩みぬきます。

この高校生のような経歴と学業成績があれば、高い確率で合格候補リストに残ります。

その後、前述のような競争率の高いプログラムの場合、Application Essayが大きく物を言うことになります。

(高校の成績が低い出願者のエッセイは読む機会のないまま、アクセプトリストにも乗ることがありません。)

この高校生曰く「高校のカウンセラーは何の役にも立ちません。「あなたなら大丈夫よ〜。」と言う通り一遍のアドバイスしかくれません。」

 

そこで、Paid counsellingを頼むことにしました。

そうなんです、大学出願へのApplication essayヘルプをプロに委託するケースが急増しているカナダです。

特に優秀な高校生が。

 

私とパートナーのRobert McMillanが主催するカナダクラブでは、カナダ大学留学希望の生徒にはApplication essayのヘルプを提供して来ました。アカデミックヘルプの「傍ら」行っているヘルプです。 

日本の生徒が書くApplication essayには大きな問題があるからです。

日本の高校生はApplication essayをまるで「自分はこんなことをやりました」の羅列、それも高校3年間で学んだ内容との一貫性もないまま書くものだとの間違った認識があると思います。

そこを、カナダの大学が求めるエッセイに変えて行くのには相当な労力と時間がかかります。

どうしても日本的な考えを変えることの出来ないケースも多々ありました。

 

しかし、このカナダの傾向を見る限り、「傍ら」のヘルプではカナダ人高校生との競争には勝てないようです。

日本は一発勝負の受験の国。もしかしたら、親も本人もApplication essayは単なる付け足しの作文だと勘違いしているかも知れません。

 

そんな勘違いを是正できればと、日本の高校生の書くApplication Essayと、カナダの高校生が書くApplication Essayの大きな違いについて説明していきます。

 

内容詳細はCanada News for Youメンバー限定記事となります。

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カナダクラブからのApplication Essayを含む大学出願に関するヘルプ内容は個々の生徒により異なります。

通常のアカデミック学習の「傍ら」で可能な場合から相当な時間を要する場合まで様々です。

1人の生徒の高校3年間すべてを白日のもとに晒さないといけないですからね。

 

カナダ大学留学を希望しているカナダクラブ生で、Application processを含むApplication Essayが必要な場合は、なるべく早い時期に相談して下さい。 

さぁ、9000人の出願者の中でアクセプトされる300人の中に入りたいですか?

  

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日本では語られることのない「留学に必須の能力」:Reading with Emotional Intelligence

2024-08-18 04:45:11 | カナダ留学

大学留学にも高校留学にも当てはまる、実は非常に重大な能力があります。 

英語のStory(長編・短編共)や詩を読み、内容を深く理解し、全編に流れるemotionを読み取り、自分の中で自分と置き換えるように分析し、それを簡潔に正確な文法でOutput出来る能力。

Reading with emotional intelligence(REI)とでも名付けましょうか。

これが留学には絶対必要な条件です。

留学の短期・長期は問いません。

もちろん、それ以前の基礎学力・知的能力が必要なのは言うまでもありませんが、Reading with emotional intelligence(REI)は生まれながらの能力と親の影響もかなり関係ある重大なものです。

 

子供の留学を希望している親のみなさん。 

あなたの子供さんには下記の能力がすべて備わっていますか?

YES? Good.

NO? 留学など無謀な夢物語です。旅行で我慢ですね。

曖昧? じゃ、特訓してみると実はあなたの子供がBell Curveの右にいるのか左にいるのかが判明します。

*Bell Curve(人間の生まれながらの能力分布は、すべて下記のようなBellの形をしたグラフに要約出来る。真ん中が平均、右が平均以上、左が平均以下。右端に行くほど知能が高く、左端に行くほど低くなる。)

じゃ、REIの説明の前に、まず基礎学力と知的能力の基準から

 

内容詳細はCanada News for Youメンバー限定記事となります。

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カナダクラブからは、Literature Studyも希望者には提供中です。

カナダクラブ受講料以外の追加費用はかかりません。

特にEssay Basicsの内容を観察していて、これは同じところを堂々巡りしている、Outputのやり方を知らない、Emotionを理解出来ていないと判断した場合、Literature Studyに「ある期間」移るよう勧めます。

 

また、中学生年齢、高校生でも精神的に幼い生徒には、Literature Studyがおおいなる効果を発揮します。

エッセイと交互に進めることで素晴らしい結果を出している指導です。

 

Reading with emotional intelligence(REI)

Emotional Intelligenceとは、Intelligenceと名前がついていますので、知性・知力です。

生まれ持った知力が基本となり育つものだということをお忘れなく。

つまり、どの留学生にも訓練で身に付く簡単なものではないことを理解して下さい。

 

人間は平等には生まれていませんよね、残念ながら。

人間には、考える力も、脳を動かす化学物質の働きも、みんな平等に同じものを持っているという間違った概念がいわば「民主主義」の基本概念ですよね。

その「民主主義」が世界中で崩れ始めたのもそれが理由だと感じます。

 

留学も同じ。

人間にはみな平等に誰でも留学出来るなどとは思い違いしないこと、ですね。

そこを完全に勘違いさせるビジネスをしているのが留学エージェントであり、受入先のカナダ教育機関(完全に片棒をかついでいます)だと知ることが、非常に大切です。

 

留学も今大きく崩れようとしています。 

Help必要ですか?

 

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カナダ大学留学成功に必須、大人の行動が出来る日本人留学生とは?

2024-08-17 07:23:46 | カナダ留学

今日の話題は、カナダや他の英語圏の大学に子供を留学させようと思っている親のみなさんに。

私とパートナーのRobertが主催するカナダクラブ。

日本とカナダをむすび、残酷なまでに高いカナダ大学レベルに到達しようと頑張る日本の高校生・中学生へのアカデミック特訓(これが主ですが結局色々乗り出してリードしてます)から進路相談、留学へのプロセス、カナダ現地での背面サポートなど、優秀な日本の子供を世界レベルに押し上げるための活動をしています。 

そこからカナダやアメリカの大学に入学した教え子たち、いやそれ以前にもまだ日本にベースがあり、日本とカナダと年中時差ボケレベルで往復していた時代にカナダ大学留学へと送り出した教え子たち。 

最近、なんかおかしいなと感じることが多いです。。。。。

PodCast..... 

そこで、今日は、果たして自分の子供が外国での大学教育で機能するだけの成長を遂げているかを判断する基準を述べてみます。

カナダの親が使う基準を使って。英語が母国語、カナダの高校の上位30%に入る優秀なカナダの高校生の親でも、大学に子供を送り出すのには大きな心配がつきまといます。

しかも、カナダの学生の場合、親は同じ国にいますよ。近くに住んでる場合も多いですよ。

それでも、本当にうちの子は大学生になるのに十分な大人なのかを心配します。

PodCast.....

大学留学に非常に大切なこんな大人の存在、日本からの留学生には特に必要です。

特に、英語だけではどうしても相談し辛いこともあります。

日本語で相談出来て、しかも地元の事情を知り尽くし、アカデミック面ではこの上ない大きな味方、そんな役割を果たしているのがカナダクラブです。

大学留学を控えた方の相談には、現在個人的に対応中ですのでご連絡下さい。

最後にしつこいですが、もう一度。

大学留学出来る資質は、まず頭の良さです。

日本の中学・高校でトップレベル(レベルの高い学校で、も条件です)、特に理数系が得意であること。

 

そこに困難があるなぁ、と思える場合、今日のPodCastを参考にしてください。

今日説明した資質さえ備えていれば、つまり「大人」であるならば、もしかしたら成功者の仲間入りが出来るかも知れませんから。

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カナダ高校留学:避けるべき、BC州の危険な犯罪多発地域

2024-08-14 04:24:47 | カナダ留学

カナダ統計局がBC州の地域についてデータを発表しました。

カナダ全土の犯罪発生率の高いデータに、新たな情報を加えたBC州のみの危険地域リストです。

 

9月からカナダの新学期が始まります。

どうしても高校留学!とやって来る日本の高校生と親のみなさん。

留学先はよ〜くご自分で吟味しましたよね。

本来は自分で足を運び、地域も学校も自分の目で確かめ、地元に詳しい信頼出来る人から本当の情報を得て、そこから留学する本人の適性・学力を考慮したのち、留学先は決めるもの。

 

まさかエージェントに駆け込んで、エージェントの「ここがいいですよ」にそのまま頷いて、そこに大事な子供を送ろうとなどしてないですよね。

カナダ高校留学のトラブルはそこから始まります。

特に危険なこんな地域は避けること。

 

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書いても書いても書ききれないほど犯罪が出てくるので衝撃でした。

今の世界、どこも危険。

カナダの社会も荒れており、決して安全な国ではないです。

 

そこに、精神的に幼い日本の高校生がバラ色の夢を持ちやって来る。

危険な犯罪の巻き添えにならないことを祈ります。

 

回避する一番の方法は?

危険度の高い、犯罪率の高い地域には留学しないこと。

当たり前です。

If you need help, contact me.

 

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カナダのボーディングスクールについて教えて下さい

2024-08-11 06:22:21 | カナダ留学

日本の子供を取り巻く教育環境がますます悪化しているのでしょうか、親からの悲鳴が届いています。

脳の自然な発達と進化を完全に無視した「受験」「塾」「有名進学校狂乱」の渦に溺れてしまった子供。

その渦にさえ近づけず、妙な英語イマージョン教育や英語に特化(?)した私立教育に走り、結局子供の学力を潰すケース。

じゃぁと、雨後の筍のようにボコボコ乱立する名前だけは偉そうな似非インターナショナルスクールとやらで、子供をセミリンガルにしてしまうケース。

 *セミリンガル:この場合、母国語である日本語も中途半端な教育で幼児レベル、英語も中途半端、幼児までも行かない場合も。どちらの言語も実社会では機能せず、脳が言語を習得するCritical Periodを過ぎた後、ずっとその言語力のままで一生を送る。

悲惨な状態です。

過去に何件もこのような子供を見てきました。

 

でもね、日本の親の悲鳴も、子供の叫びも聞こえて来ます。

日本の間違った教育制度から何とか逃げる方法はないかと、親が必死で情報を求める気持ちもよく理解出来ます。

私もかつて3人の息子の能力を日本の制度に潰されないよう格闘しましたから。

 

必死で情報を集めると言っても、英語も外国の教育事情もわからない親にとって一番簡単な方法はエージェントに駆け込むことなのが大問題。

鴨がネギを背負ってくる、そのものです。

その挙げ句の「高校留学」詐欺について雑誌AERAが取り上げています。

(私も情報提供して協力しました。)

 

「エージェントは信用しないこと」

日本から子供を逃がしたいと思った親に絶対守ってほしいルールです。 

そんな右往左往する日本の親からよく届く相談。

「カナダのボーディングスクールについて教えて下さい。」 

今日はそれについて、まずはカナダの親の間では常識となっている情報を書いて行きます。

 

内容詳細はCanada News for Youメンバー限定記事となります。

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最近の傾向として、寮のあるところにと希望する親が結構増えているのを感じます。

ホームステイのホラーストーリーが日本にも届くようになったからかな。 

しかし、寮があればそれで条件OKと短絡的に考えないこと。

 

例えば、公立高校学区の中で唯一寮があります!と宣伝しているアルバータ州のGolden Hills 学区。

いやいや、来てみたら呆然としますよ。

こんなところだったんですか。。。と。

 

実は、私は現在この学区内の大平原に住んでいます。

一体この地区がどんなところかもよく知ってます。

それについてのPodCastもありますので、「カナダにいらっしゃいPodCast」からぜひどうぞ。

「カナダ高校留学ーアルバータ・ゴールデンヒルズ学区について現地から実況情報」

 

笑ってしまうのは、Boarding school Albertaで検索するとこんなのが出てきました。

Three Hills、Prairie Christian College.

ここから30分のところにある小さな町、な〜〜んにもないです。

そこにChristian 高校があり、Prairie Christian Collegeの学生(地元の生徒で看護と宗教を学ぶ)と同じ寮に入れられます。

Christian 高校は香港からの金持ち高校生がいっぱいいます。

 

2年前にここに送られて来た日本人高校生男子が2ヶ月で心を病んで帰国しました。

日本人はひとり、しかも寮住まい!

これを聞いたら「うちの子もここに留学させたい!」と思ってしまう親が多いかも。

可哀想過ぎましたよ、この日本人高校生。

地元では誰も日本人なんかに興味なし。

学校でも寮でもひとりぼっち、香港留学生にいつも悪口を言われている(ホントかどうかは別として)と、パラノイアのような心理状態になってしまいました。

ネット検索で子供を留学させないこと!の見本みたいな例です。

 

さて、ボーディングスクール。

そう簡単ではないことがおわかりですか? 

単なる高校留学も、ボーディングスクールも、とにかく日本での頑張り、トップクラスの成績を取っていることが絶対必要なんだと、まずは親が大人として理解することがこの上なく大切ですね。

 

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