カナダにいらっしゃい!

カナダ留学・クリティカルシンキング専門家。Canadian Prairie/EcoCabin在住。 

カナダ高校留学:BCとアルバータの新学期、教師不足の現状

2024-09-05 05:04:36 | カナダ留学

カナダ高校の新学期、日本からの高校留学生の多いBC州では前々から続く教師不足が深刻化。

留学生の受け入れには少々慎重なアルバータ州も、ひとつの学区でなんと90%以上の教師がレイオフされるなど、裏側を探ると困った現状が見えて気ます。

 

特にカナダの教師からのケアが人一倍必要な留学生には大きな痛手です。

ESLがギュウギュウ詰めになったり、ひどい場合はESLがなくなりいきなりカナダ高校生レベルのクラスに放り込まれ、手も足も出なくなるケースも予想されます。

アルバータ州の中で、90%以上の教師カットを行う学区は過去、エージェントに無責任に送られた日本人高校生が卒業も出来ず、ケアも受けず、迷っていた場所であることもきな臭いです。

 

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高額の授業料を払ってやって来る日本人高校留学生。

こんな教師不足の現状が待っていることは知っていましたか?

 

留学する前に、カナダの高校事情の詳細をよく調べること。

これが非常に大切です。

夢物語は存在しませんね。

 

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8/27 カナダ留学ニュース: 予算カットでスクールバス半減など

2024-08-28 05:26:51 | カナダ留学

来週から新学年が始まるカナダには、留学生が続々と日本から戻って来ています。

ほとんどの高校留学生は大きな不安を抱え、また始まる過酷でしかも余り楽しみのない日々を予想し「また始まるのか。。。」の気持ちが本音ではないかと思います。

 

9月から「高校留学」と称し、フレッシュな日本人留学生がカナダに到着するのもこの頃です。

「自然がきれいなカナダでたくさん友達作って、ホストファミリーと仲良くなって、英語が出来るようになる!」と大きな夢を抱いていることでしょう。

現実はそれと大きく乖離する厳しいものですが、エージェントの口からはそんな情報は出て来ません。

大きなトラブルなく、少しでも実りある経験が出来るよう祈っています。

 

さて、異常気象の地球を代表するかのような地球の末路を日々見つめているカナダです。

広大なカナダのその中でも信じられないほど広大なアルバータ州。

風が植物を枯らすと知ってましたか?

温暖化の影響で湿度が異常に低い中吹き荒れる突風(アルバータ名物です)はひまわりの育つはずの土壌からあっと言う間に水分を奪い取り、茎も葉もあっと言う間にカラカラにしてしまいます。

ほんの数時間、突風が吹き荒れただけでひまわりが瀕死状態。

人間の住む環境に当てはめて見て下さい。

「地球温暖化」の行き先が見えて来ます。

 

そんなカナダからの留学ニュースです。

カナダに留学する方は、環境問題を学ぶ大きなチャンスです、いっぱい興味を持って下さい。

1.BC州サレー学区…..

  

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またしても困ったニュースのパレードで心が痛いですが、留学はまず現実を正しく理解することから始まります。 

エージェントの語るバラ色留学などは存在しないことを理解した上で着実な計画を立てて下さい。

  

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子供に権限を丸投げし過ぎる留学生の親たち

2024-08-22 09:38:01 | カナダ留学

以前にこんな記事を読んだことがあります。

[子供に権限を与えることの暗黒の側面}

 

怖いタイトルですね。

カナダのClinical psychologistが多くの親子へのカウンセリング経験から書いたものです。

私も留学生の親からの相談に答える時、しょっちゅうこの記事が脳に蘇って来ます。

「日本からの留学生の親たちはこのThe Dark Sideが、これからの子供の一生に大きなマイナスになることを知ってるんかなぁ?」と。

 

今日はカナダのClinical Psychologistからのアドバイスです。

 

カナダの高校に子供を送る。

情報はエージェントからのを丸呑み込み。

自分たちは英語が出来ないから。

子供は「行きたい!」の一点張り。

親には止める権限もないかも。

子供をempowerし過ぎる日本の子育て傾向かも。

子供は子供でインチキの情報とYouTubeの大嘘を信じて夢見るばかり。

親は「おかしいかも。。。」と思っても子供を止める権威すらない。

 

カナダの大学留学を希望する子供。

ここでも情報はエージェントからのを丸呑み込み。

自分たちは英語が出来ないからが、ほとんど。

(高校留学生の親よりはマシかも)

子供は自分の能力は棚に上げ「行きたい!」の一点張り。

親には止める権威もない。

「どうせ日本にいても大した大学には入れないから」かな?

そんな能力では英語圏の大学には決して届かないことは薄々知っているかも。

でも止められない。

子供をempower して来たThe Dark Side。

 

こんな姿を40年近く見て来ました。

私も親として反省することがあるかなと思えることもありましたが、それにしても異常なケースが多かったです。

 

このコラムでは、[子供に権限を与えることの暗黒の側面}を2つに分けて説明していきます。

1.Empowering your child とは一体どんな子育てのことか

2.その結果現れるthe Dark Sideとは? 子供のその後の人生にどんな悪影響があるのか、親はそれをどう止めることが出来るか。

 

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この子はこのまま大人になるのでしょうね。

親もずっと命令されて生きて行くのでしょうかね。

 

ただ、子供の主張を通すだけがParentingではないとのこと、留学生の親のみなさん。

括弧とした親の主義・方針を子供に理解させること、普段からの子供との信頼関係を作るよう頑張ること(そう、なんでや〜と思っても頑張ること)、これが戦略。

Clinical Psychologistが提案するParentingです。

子供に独立心も育て、ルールを尊重する意味も理解させるParentingです。

 

If you are in trouble, try this.


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カナダ大学出願:Application Essayの持つパワー

2024-08-20 09:53:13 | カナダ留学

カナダの大学入学選考基準のハードルがかなり上がっています。

競争も2020年をピークに以降相当な厳しさが見えます。

 

どれだけ厳しくなったかと言うと:

大学・大学院で学ぶ学生の数は、2000年から2020年の間になんと81%の増加。

同時期、25〜34歳のカナダ人でBachelor’s Degreeを終了した割合は24%から42%へと増えました。

 

この増加はすべての大学プログラムに起こっていることではなく、science, engineering, business programsに集中しています。

その反面、humanitiesプログラムを希望する学生は減少しています。

 

カナダの大学の中でも人気が高く、世界的知名度のある大学は特に入学がますます難しくなっています。

Queen’s University のBusiness School, Queen’s Smith School of Businessには500人しか入学出来ないスポットに9,000人が出願しました。
McMaster大学のHealth science プログラムには5,000人の出願者の中から300人足らずしかアクセプトされませんでした。

Waterloo大学のsoftware engineering programにアクセプトされる確率は、高校で平均95%の成績を取っている学生でも、その中の3分の1しか入学出来ないそうです。

 

他の大学も同様。

Application essayを義務付ける大学はみな同様の厳しい選考基準を課し、大学の求める学生をいかに見つけるかとの大学の意気込みが感じられます。

 

こんなエピソードを: 

トロント市の公立高校に通い名門McGill大学を目指す生徒の話。

スポーツで活躍し、Student council presidentも努め、最優秀の成績を上げている生徒です。

カナダのGrade12の中でも、「あなたならどの大学でもアクセプトされるよ」というタイプの高校生。

野心も十分、自分の高校生活も将来への目的も頭の中でまとめあがっています。

その高校生はMcGill大学に特別な思いを抱き、入学を目指しています。

 

そんな優秀の見本のようなカナダ高校生でも、出願プロセスの複雑さ、特にApplication essayには悩みぬきます。

この高校生のような経歴と学業成績があれば、高い確率で合格候補リストに残ります。

その後、前述のような競争率の高いプログラムの場合、Application Essayが大きく物を言うことになります。

(高校の成績が低い出願者のエッセイは読む機会のないまま、アクセプトリストにも乗ることがありません。)

この高校生曰く「高校のカウンセラーは何の役にも立ちません。「あなたなら大丈夫よ〜。」と言う通り一遍のアドバイスしかくれません。」

 

そこで、Paid counsellingを頼むことにしました。

そうなんです、大学出願へのApplication essayヘルプをプロに委託するケースが急増しているカナダです。

特に優秀な高校生が。

 

私とパートナーのRobert McMillanが主催するカナダクラブでは、カナダ大学留学希望の生徒にはApplication essayのヘルプを提供して来ました。アカデミックヘルプの「傍ら」行っているヘルプです。 

日本の生徒が書くApplication essayには大きな問題があるからです。

日本の高校生はApplication essayをまるで「自分はこんなことをやりました」の羅列、それも高校3年間で学んだ内容との一貫性もないまま書くものだとの間違った認識があると思います。

そこを、カナダの大学が求めるエッセイに変えて行くのには相当な労力と時間がかかります。

どうしても日本的な考えを変えることの出来ないケースも多々ありました。

 

しかし、このカナダの傾向を見る限り、「傍ら」のヘルプではカナダ人高校生との競争には勝てないようです。

日本は一発勝負の受験の国。もしかしたら、親も本人もApplication essayは単なる付け足しの作文だと勘違いしているかも知れません。

 

そんな勘違いを是正できればと、日本の高校生の書くApplication Essayと、カナダの高校生が書くApplication Essayの大きな違いについて説明していきます。

 

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カナダクラブからのApplication Essayを含む大学出願に関するヘルプ内容は個々の生徒により異なります。

通常のアカデミック学習の「傍ら」で可能な場合から相当な時間を要する場合まで様々です。

1人の生徒の高校3年間すべてを白日のもとに晒さないといけないですからね。

 

カナダ大学留学を希望しているカナダクラブ生で、Application processを含むApplication Essayが必要な場合は、なるべく早い時期に相談して下さい。 

さぁ、9000人の出願者の中でアクセプトされる300人の中に入りたいですか?

  

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日本では語られることのない「留学に必須の能力」:Reading with Emotional Intelligence

2024-08-18 04:45:11 | カナダ留学

大学留学にも高校留学にも当てはまる、実は非常に重大な能力があります。 

英語のStory(長編・短編共)や詩を読み、内容を深く理解し、全編に流れるemotionを読み取り、自分の中で自分と置き換えるように分析し、それを簡潔に正確な文法でOutput出来る能力。

Reading with emotional intelligence(REI)とでも名付けましょうか。

これが留学には絶対必要な条件です。

留学の短期・長期は問いません。

もちろん、それ以前の基礎学力・知的能力が必要なのは言うまでもありませんが、Reading with emotional intelligence(REI)は生まれながらの能力と親の影響もかなり関係ある重大なものです。

 

子供の留学を希望している親のみなさん。 

あなたの子供さんには下記の能力がすべて備わっていますか?

YES? Good.

NO? 留学など無謀な夢物語です。旅行で我慢ですね。

曖昧? じゃ、特訓してみると実はあなたの子供がBell Curveの右にいるのか左にいるのかが判明します。

*Bell Curve(人間の生まれながらの能力分布は、すべて下記のようなBellの形をしたグラフに要約出来る。真ん中が平均、右が平均以上、左が平均以下。右端に行くほど知能が高く、左端に行くほど低くなる。)

じゃ、REIの説明の前に、まず基礎学力と知的能力の基準から

 

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カナダクラブからは、Literature Studyも希望者には提供中です。

カナダクラブ受講料以外の追加費用はかかりません。

特にEssay Basicsの内容を観察していて、これは同じところを堂々巡りしている、Outputのやり方を知らない、Emotionを理解出来ていないと判断した場合、Literature Studyに「ある期間」移るよう勧めます。

 

また、中学生年齢、高校生でも精神的に幼い生徒には、Literature Studyがおおいなる効果を発揮します。

エッセイと交互に進めることで素晴らしい結果を出している指導です。

 

Reading with emotional intelligence(REI)

Emotional Intelligenceとは、Intelligenceと名前がついていますので、知性・知力です。

生まれ持った知力が基本となり育つものだということをお忘れなく。

つまり、どの留学生にも訓練で身に付く簡単なものではないことを理解して下さい。

 

人間は平等には生まれていませんよね、残念ながら。

人間には、考える力も、脳を動かす化学物質の働きも、みんな平等に同じものを持っているという間違った概念がいわば「民主主義」の基本概念ですよね。

その「民主主義」が世界中で崩れ始めたのもそれが理由だと感じます。

 

留学も同じ。

人間にはみな平等に誰でも留学出来るなどとは思い違いしないこと、ですね。

そこを完全に勘違いさせるビジネスをしているのが留学エージェントであり、受入先のカナダ教育機関(完全に片棒をかついでいます)だと知ることが、非常に大切です。

 

留学も今大きく崩れようとしています。 

Help必要ですか?

 

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