まえのりちゃん、読み聞かせとかもろもろ。

田んぼのことや、小学校での読み聞かせ、たまに仕事の事など書いています。

紙芝居の上演をさせていただきました

2022年04月23日 | 絵本

小川未明生誕140年によせて〜童話のかたち展(Pot hole gallery にて)

作品を2点、展示させていただきました。
せっかくなので、作品展示をしたイラストの題材となった「牛女」の
紙芝居を制作しました。

オーナーより時間をいただき、Open時間中に4回
紙芝居を上演させていただきました。

作品をそのまま朗読する形で、そこに充てたイラストを10点ほど
制作し、時間のない中でしたが、なんとか紙芝居が完成し、
30名あまりの方に観覧いただきました。

中には、ご夫婦でご友人連れで、わざわざ見にきて下さった方
遠方から親子で来てくださった方、など
本当に嬉しかったです。

コロナ禍で、上演できる機会が少ない中でしたので
久々の紙芝居の緊張感は、子供たちに読むものとは違い
新鮮でした。

時間ができたら、また新たに作品を創作したいです^^
ギャラリーオーナーさんと、来てくださった方々に心から感謝いたします。


今月のチョイスその2

2019年10月09日 | 絵本

連投になりますが、10月は、今日が6年生担当。

6年生には一度は聞いてもらいたいと思っているので、

手前味噌ですが、私が制作をした紙芝居『雨乞い石』を読みました。

これは、地元に伝わるお話しで、このクラスにも当該の地域に

住んでいる子がいます。このお話し、知っている人!?

読む前に聞いた時は、誰も手をあげません。

 

はじまりはじまり。。。

読み始めると、聞き手が集中してくれている空気が伝わってきます。

視線の集中、物音ひとつしない空気。

ありがたいなあと思いながら、頑張って読みました・・・・

読み終えた後、もう一度聞いてみました。

「このお話しに出てくる神社は、本当に(地域名)にあって、

今でも地域の人が大切にしているんですよ。このお話し、知っている人いましたか?」

と聞くと、やっぱりちらほらと、その地域に住んでいる子が手を上げてくれました。

6年生になって、自分の地域に伝わるお話しを聞くと、きっとより深い理解をしてくれると

思います。あまり上手な紙芝居ではないですが、まだ制作したいお話しもあります。

長く、続けていきたいなと思います。

 

さて、京都府の仕事で、地域の民話を冊子にして発行された地域を伺いました。

その地域は本当にいろいろと地域ぐるみの活動をたくさんしておられて、

今回、お話しを聞きに行ったのは3回目。地域活動のモデルケースともなるような事業を

されていて、一昨年くらいから、活動を拝見するのが楽しみな地域です。

今回はおつなぎしたい同僚などに同行いただき、地域のオープンスペースに寄せてもらいました。

すると、そちらに地元小学校の校長先生がお見えで、私が民話について自治会長に聞いていると

「実は、この市には高齢だけど地元の物語を紙芝居にする活動をされている方がいらして、

ぜひ、その方を紹介したい」と連絡先をお知らせくださいました。

なんでも、今月末に市の施設で紙芝居の展示会をされるとか。

それは、是非とも拝見にいきたい!私もこれからの活動の参考にさせていただきたいなと

とっても楽しみにしています^^


今月のチョイス

2019年10月09日 | 絵本

なんだか、このところ読み聞かせの記事を書いていない気がします^^;

 

夏休みが明けて9月は3年生での読み聞かせでした。

何が良いかな。。。といろいろ考えましたが、敬老の日の次の次の日だったので

「うばすて山」の紙芝居を読みました。

限られた枚数の紙芝居では、正直な所、伝えたい時代背景などが伝わりきらない。

。。。のですが、3年生なので、先に少しお話しをして補足した上で読みました。

姥捨山というと思い出すのは「楢山節考」ですが、

絵本や紙芝居で子供向きに語られているお話しはハッピーエンド!

静かに聞いてくれました。

 

その数日後、近隣でご依頼があったので、高齢者の集いで紙芝居上演をすることに。

こちらでも同じく「うばすて山」をチョイス!

舞台の扉を開けると、タイトルを見て、皆さん「え〜〜!!」と、どよめきが起こったあと

「うばすて、やて〜!」爆笑が起こりました^^

「皆さん、安心してくださいね!おばあさんは捨てられませんので!」

と言うと、また爆笑。読んでいる間、皆さん集中して聞いてくださり、読み終えると

良い話やな〜!感動した!と、口々に感想を言ってくださいました。

なかなか、勇気のあるチョイスだなと我ながら思いますが、結果喜んでいただけてよかった!

 

10月は、今日読み聞かせだったのですが、

読み聞かせ後のミーティングで9月の二週目に

先月一週目に私が行った3年生の担当をした友達から面白い話を聞きました。

何を読もうかと迷って、二冊の本を持っていったそうです。

「おやすて山」と、もう一冊。

「どっちが読んでほしい?と聞いたら、『おやすて山』って、『うばすて山』のお話しと似てるんかな?『おやすて山』のお話しが聞きたい!前に読んでもらった!」という声が圧倒的に多かったとか。

で、読んでみると、すごく反応が良く、「面白かった!やっぱり!!そうなると思った!お話しがほとんど同じだった!」などなど。。。

子供達は、好きな本は繰り返し読んでもらうことを好みますが、3年生にもなると

類似の物語を時間差で比較し、その物語の本筋を楽しむことができるのですね。

友達が「前に読んでもらったって、まさか前の週とは思っても見なかったけど、よほど話が面白かったんやね!」と、

友達とは、お互いに良い発見になりました。

読み聞かせボランティアで、他の方と重複しないかと心配される方が結構いらっしゃいますが、

むしろ繰り返す事は子供にとって安心と楽しさを与えるのかもしれません。

また、それが絵本の良さだと思います。


金太郎のおはなし。

2019年07月29日 | 絵本

何回読んでも、なぜか忘れてしまう「金太郎」のお話し。

 

ヒーロー昔話の代表とも言われる「桃太郎」「浦島太郎」「一寸法師」などと比べて

どうもお話しが記憶に残りにくいと思いませんか?

というか、そもそも、読んだこともなかった、という方も多いのではないかと思います。

 

多分、妙に現実味のある部分があるからなのかな?と思っています。

実在の人物がいたと言われるのは「一寸法師」と「金太郎」になります。

物語も、「大江山の鬼退治」「酒呑童子」の一部として語られる事も多く、

切り取り方によって「金太郎」というワードになったりします。

実在の人物の名前が出てきたりすると、「おとぎばなし」感が、薄くなってしまうのでしょうか。

結構、お母さんが山姥だったり、源頼光とともに酒呑童子を退治したりするんですが、

クマと相撲を取って投げ飛ばしたり、森の動物が家来になるお話しと思われている方も

多いです。

 

切り取らないで、京都・丹波地方のお話しとして幼少から鬼退治までのお話しを

まとめたいなあ。。。なんて。思ってみたりして。


雨乞い石

2019年02月27日 | 絵本

小学校での読み聞かせも、9年がすぎました。

地域に伝わる昔話を、方言で読んできかせたい。

そんな思いをもち、構想は2年ほどあったと思います。

ずーっと、仕事が忙しくて創作の時間がなんだかんだと取れず、

末っ子卒業を目の前にして、もうやるしかない!と必死で制作しました。

やる気になったら、時間はできるもんです。

6年生で私が担当する日の前日(正確には当日)の夜中に、どうにか完成。

いつか、紙芝居以外のアウトプットもできればなあ。。。

紙芝居は、みんな真剣に聞いてくれました。

まあちょっと、自己満足入っていますが、これからまだまだ、紙芝居作りたいと

改めて思ったのでした。

 

時間がなかったので、水張りをする事なく画用紙に絵を描きましたが、

ちゃんとスキャンする方法も、自分なりにできたのも収穫大きかったです^^