第一三共のワクチンは、ファイザー製やモデルナ製と同じ「mRNAワクチン」だ。
第一三共のワクチンは、ファイザー製、モデルナ製と同様の高い有効性が期待できます。
これまでの接種実績を踏まえても、mRNAワクチンは日本で開発が進む他のタイプのワクチンと比べ、現実的に高い効果が期待できます。いったん開発に成功すれば大量生産が容易になり、変異株が登場した場合、それに合わせた開発が他のタイプより比較的容易になることも大きなメリットである。
一方、第一三共が開発中のワクチンは、【ウイルスと感染者の細胞が結合するスパイクタンパク質の先端にあたる受容体結合部位(RBD)に的を絞ることで、余計な抗体の生成を抑え、米2社のワクチンに比べてより効率的に中和抗体を作れる効果】が期待されている。
「いかなる変異であっても、バインド(結合)する部位は一緒であり、バインドに対する阻害活性をより上げたいということから、そこに特定した」との説明。