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WHO推奨のコロナ治療薬 価格はジェネリック薬なら400分の1

  世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症の重症者の治療薬として「バリシチニブを強く勧める」との指針を発表した。「バリシチニブ」は飲み薬で、日本では関節リウマチなどの薬として承認されており、昨年4月には新型コロナによる肺炎の治療薬として適応が追加された。

 ジェネリック薬で価格はおよそ400分の1に
WHOがこれまでに推奨した新型コロナ治療薬のなかで、トシリズマブは多くの低・中所得国で供給不足が続いている。バリシチニブは似た効果を持ち、入院患者にとって代替薬となりうる。

トシリズマブ(アクテムラ) はインターロイキン6(IL-6)の活性を抑制する抗炎症薬

 バリシチニブは、関節リウマチなどに使用する薬としてすでに承認されている。また、インドやバングラデシュではジェネリック薬(後発薬)が出回り、特許をもつ米製薬イーライリリーが設定している価格よりもはるかに安く手に入る。インドのメーカーが製造したバリシチニブは治療1回(※)あたり5.50米ドル(約629円)で、バングラデシュでの最安価格は6.70米ドル(約767円)。これは、イーライリリーが7月に提示した2326米ドル(約26万6187円)という法外な価格の約400分の1にあたる。
※新型コロナ患者への推奨用量は、4㎎を1日1回、14日間投与。


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