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オミクロン株の下位変異「BA.2」(ステルスオミクロン)が急拡大?

 米ニューヨークタイムズ(NYT)は、ニューヨーク市保健当局を引用し、BA.2がニューヨークの新規感染者の約30%を占めると報じた。

 ニューヨーク市保健局長に最近任命されたアシュウィン・バサン博士は記者会見で「ニューヨークが欧州とアジアの一部の国で見られる新型コロナ流行を追う直前の状況であるかどうか綿密に監視している」と述べた。

 昨年冬には米国全域でオミクロン株の比率がほぼ100%に達したが、現在はBA.2に侵食されていると、NYTは指摘した。米疾病対策センター(CDC)などによると、米国全域の新規感染者のうちBA.2感染者の比率は3月5日には13.7%、3月12日には23.1%に増えた。

 これに先立ち米国立アレルギー・伝染病研究所のアンソニー・ファウチ所長は「ある時点にBA.2が支配的な変種になるだろう」と予想した。世界保健機構(WHO)もBA.2が従来のオミクロン株より伝染性がさらに高いと分析した。

 BA.2がオミクロン株に感染していない人たちに広がっていて、英国、デンマークやオランダのように急速に進んで3月末までにピークを迎えるという見方を示したと。
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