日銀は、円安が日本の利益になるとの考えに固執し、物価上昇の後の賃金上昇を期待している。しかし、円安で収益が圧迫されている企業は多く、賃上げは広がりそうにない。経済政策は本来、国民の購買力の向上を目指すべきだが、今の日銀は円安によって購買力を殺いでおり、本末転倒だと思うが… 実質実効為替レートから「過去20年で最も通貨価値が下がっているのは日本」だと。その影響は10月から年末にかけて物価上昇というかたちではっきり見えるようになると予測。