第一三共が新型コロナウイルスワクチンの臨床試験(治験)を3月下旬にも始める。米ファイザーのワクチンと同じ「メッセンジャーRNA(mRNA)」と呼ばれる物質を国内勢で初めて採用する。国内ではファイザー製ワクチンの接種も始まったが、次のパンデミック(世界的大流行)への備えや安全保障の観点からも国産技術確立を急ぐ。 第一三共は月内にも健康な152人の成人を対象に臨床試験に入ることを決めた。被験者には2回接種し、安全を確認.2段階目で効果を確認、3段階目で大規模な臨床試験をう。