雲と火山灰・黄砂を見分けるカラー画像
『8号の解像度は7号の2倍。カラー画像が撮影できるため、「白黒では雲と判別しにくかった黄砂の飛散状況も分かる」(気象庁)。』
異常気象、きめ細かく観測
『「日本付近」「台風周辺」などの狭い範囲であれば、撮影間隔がこれまでの30分から2分30秒に短くなり、台風の渦の動きなどをリアルタイムに近い形で観測できる。』
『日本近辺と台風の発生地点など特定の2つのエリアを同時並行できめ細かく観測できるため、急速に発達する積乱雲などを素早く見つけることも可能だ。』
『赤道上空3万6千キロメートル先から気象状況を最小500平方メートル単位で観測するが、例えるなら800メートル先から11ミリのパチンコ玉を見極める眼力に等しい。地球に送られるデータ量は7号の実に50倍にも達する。』
■15年間の活躍期待、9号も来年度に空へ
『8号が現役として活動する予定の15年の間、わずかなブレや太陽熱によるひずみを防ぐ必要がある。そのため、衛星で使うモーターの振動を小さくし、センサーを置く台座も太陽熱に強い部材を採用。センサー近くに加速度計も設置し、地上で加速度を加味して画像のブレを補正できるようにした。』
ひまわり8号、10月宇宙へ(2014年9月22日)
ひまわり8号と16年度にも打ち上げ予定の「9号」を製作したのは三菱電機。合計約340億円で気象庁と契約した。地上からの管制業務が、運営コスト削減のために初めて民間に委託されたのも特徴だ。
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