円高・ドル安になっても「安い日本」は終焉をしない悲しい現実
ウクライナ戦争による資源高に史上最大の円安相場が重なった2022年は日用品から光熱費や輸送費など、あらゆる財とサービスの価格を引き上げている。
ウクライナ戦争による資源高に史上最大の円安相場が重なった2022年は日用品から光熱費や輸送費など、あらゆる財とサービスの価格を引き上げている。
資源価格(原油価格)は年央に、円安・ドル高は10月末にピークアウトしているが、それが日常生活に即時反映されるわけではなく、年初来で起きた相場変動の影響はこれから顕現化する。
円安の影響が色濃い事実に関しては、輸入物価指数を見ると、契約通貨建て(外貨建て)ベースでは年央にはピークアウトしても、円建てベースでは高止まりしている。
円安の影響が色濃い事実に関しては、輸入物価指数を見ると、契約通貨建て(外貨建て)ベースでは年央にはピークアウトしても、円建てベースでは高止まりしている。
当面、円安発・輸入物価経由のインフレ高進はしばらく続くが、外貨建て資産で運用することが「投資」以前に「防衛」の行動として選択される可能性はある。「安い日本」である。