maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

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Today's maido (日記)を主に、新しい記事と併せて、OCNの旧maidoの”やたけた” 内の関連のある日付のToday's maidoや記事も此方へ再掲載しております。


☆☆☆ お薦め与太話 ☆☆☆
支離滅裂-迷想迷夢-地震対策の妄言 目次 をアップしました。(2015-01-18 )、OCNのHPにアップしたのは 2005/02/19 でした。

虚々実々-喜愛香港 目次 をアップしました。(2016-11-12)
虚々実々-心筋梗塞顛末記 目次 をアップしました。(2016-11-12)
支離滅裂-迷想迷夢-白姫伝説 目次 をアップしました。(2018-09-17)
支離滅裂-迷想迷夢-雨上がりの妄言2004-05-21 をアップしました。(2021-04-18)
虚々実々-U.S.A.-1964-目次 を更新しました。(2022-01-08) NEW

OCNのPage ONサービス終了(2015/2/28)に伴い、2015/1/1より当gooブログに本店を移転しました。

16 一時帰宅

2006-06-02 08:14:34 | 虚々実々-心筋梗塞顛末記

2006/05/13(土)雨
今日は初めての外出。

長男が車で迎えにきてくれたんで、路線バスなら1時間かかるところを30分で自宅に着きました。
長男のところは生まれたての赤ん坊がいてるので、マゴ二号を置いておけんと連れてきてましてん。
マゴ二号の守りにカミさんも乗って来てましたわ。

予定では17日に退院ですねん。
「その四日が待てん、何が何でも早いことやらなイカン」てな事があったわけや無いんです。
折角医者が「外出してもOK」というてくれたからには、用事が無うても「さよか、ほんなら」と話に乗るのが礼儀ですやんか。

先ずは最大の懸念事項であるメールチェック。
仕事関連のアドレスに来るメールは長男が捌いて、どうしても判断しかねるのはその都度連絡してくるから問題はないんです。
個人のアカウントに来る分は、私以外では簡単には見られへんもんねぇ。
幸い頭を抱えるような案件無し。
ま、ホンマに重大緊急な話やのにRESが無ければ、他の方法でも何とか連絡を付けようとするわね。

昼食は野菜タップリのお好み焼き、久しぶりで美味しかったねぇ。
食後、会社のHPを一部訂正更新、長男は忙しいて結局HPの更新まで手が廻らんかったんやて。

NotePCの同期が取れてなかったんで、ディスクトップと同期を取ってデータを最新の状態にしました。
病院ではWebに接続不可なんでサイトの更新やBBSへのRESは出来んのです。
若し出来たとしても、とてもや無いがやる元気はおませんわ。

病院への帰りはバス。
阪急岡町⇒千里中央、千里中央のダイエーで紅茶ポットの後継者を探すも合格者無し。
千里中央⇒粟生間谷に乗り換えて循環器病センターまで。
予定帰院時間17:00きっちりに9階ナースセンターに到着しました。

いやはや、世間は刺激が多いねぇ、少々疲れましたわ。

2006/05/14(日)
ほぼ真南に見えている高層ビルが果たして何なのか気になってたんですわ。
家から持ってきたコンパスで方位を測定したら170度。
地下のコンビニに置いてある地図を立ち読みして、その方位にあるそれらしい建物を調べたんです。
どうもメロード吹田という高層マンションがそうらしいねぇ。

535Xに昨日自宅で QCD Player をインストールして来たんです。
MP3のサウンドファイルも追加して、計444曲(505Mb)仕込みました。
これでプレイリストで連続演奏が可能になりました♪

さすがにMMX Pentium 200では、ちと辛そうですねぇ。
CPUに負担が掛かるような他のアプリを併行して実行すると、音が飛んだりするんですよ。
単独では全く問題無く、ヘッドホーンを使えば結構な音質で楽しめます。

折角連続演奏出来るようになったのに、寝転がって音楽を聴いてたら一曲終らん内に眠ってしまうんですわ。
連続演奏が出来ん時には眠ってしまうことも無く、エエィ、一々曲を選ぶのが邪魔臭いなぁ!と思ってたんやけどねぇ。

入院生活も一ヶ月近くになると、グウタラが身についてしまいましたなぁ。
こんなダレた生活に慣れてしもて、退院したら果たして元に戻れるんやろか?
いやいや、保護観察期間の3ヶ月は無理に元に戻さず、ダレ加減の方が身体の為にはええのかな・・・。

17:40 4日前から朝2.5mg1錠服用の末梢血管を拡げる薬を、朝夕の服用にし倍量に増量する件の説明に中尾医師が来室。
退院までに副作用の出方を見極めておきたいんやて。
退院後の担当医は片岡医師になる予定やそうです。

「あれだけのダメージを受けて、心臓が止まってしまわなかったのは不思議です。生命を落とさずに済んだのは非常な幸運だったんですよ。こんど梗塞を起こせば救いようが有りませんからね。」
救急病棟の滝川医師も同じ事をいうてましたね。

心臓の筋肉てぇのは、一旦ダメージを受けると再生しないそうですなぁ。
肝臓なんか結構回復するのにねぇ。

2006/05/15(月)
06:20 採血
09:30~11:30 心臓リハビリ
11:50 カミさん登場
14:30 X線撮影
16:30 入浴

夕食前に担当看護師が運動耐容能(CPX)検査の予約票を持ってきてくれたんです。
ほ~ほ~、明日の午後3時かいな。
あれ?今日リハビリの時に貰った運動耐容能(CPX)検査の予約時間は午前9時30分になってるで。
両方とも「リハビリ棟3階受付までお越しください」と書いてあるねぇ。
どっちが正解やねん?

それにしても、この予約票は一度見たことがあるような・・・。
良く見たら5月2日の発行ですねん。
第2回目のPTCA(冠動脈形成手術)をした翌日に「明日これに行ってくださいね♪」と持って来た書類やがな。
このしんどい時に運動耐容能(CPX)検査てかいな、おかしいなぁ?と確かめたら予約日時が2週間先。

「あら、ホントに紛らわしい。なんでこんな先の予約票を送ってきたんでしょうねぇ?」
そんなこと私に言うても知らんがな。
「悪いけれど、際(キワ)になってからまた貰うわ」と一旦お返しした書類なんですわ。
ひょっとしたら、もう賞味期限が切れてるのとちゃうか?

どっちの時間が正しいねん?と訊ねたらもう担当の先生と連絡が取れないから明日の朝確認して返事しますやて。
どっちが正しかろうと他に予定があるでなし、大勢に影響は無いねんけどね。
おまけに訊ねてみた所で、まともな答えが返って来んのを散々経験したのに、つい訊いてしまうんやねぇ。

2006/06/02
虚々実々-心筋梗塞顛末記 目次


15 やっと先が見えたか?

2006-06-01 08:07:13 | 虚々実々-心筋梗塞顛末記

2006/05/10
今朝は腹部エコー検査に備えて朝飯抜き、水も飲んだらあかん、1時間前からはトイレにも行くなとのこと。
06:40 採血。
09:30 腹部エコー検査へ、指定時間5分前に行ったら延々30分待たされましたわ。

「5分前」と言うのを若い時からギャンギャン仕込まれて、それが当たり前と思ってたんですがねぇ。
世間一般ではそんなに時間励行を煩く言わんのでしょうかねぇ?
最近の若い連中のように携帯で連絡を取り合いながらとなると、待ち合わせの形も変わってきたんでしょうなぁ。

11:00に病室に帰ってきて朝飯、食べ終ったと思えば続いて12:00に昼飯。
何クソ、負けるもんか!と両方とも完食してやりました、参ったか!
こんな事を言うてるから何時までも小太り爺さんなんやがな。

院内用に買って来てくれた二百数十円のツッカケが、早くも分解しかけてましてね。
歩き方が悪いのか商品が粗悪なのか?せめて退院までは保(モ)たしたい。
カミさんが針と糸+接着剤を持って来てくれたので、剥がれた所を小修理しました。

15:30 中尾医師、が初めて見る医師らしき人と共に回診にやって来ました。
水曜15時頃には定例の回診があるんやそうです。
ベッドの下がっているカードの主治医の欄に「中尾/金」と書いてあるんです。

さてはこの方が、と思ったんで目顔でこのお方が「金さん?」と訊ねたら、どうやら違うみたいです。
いままで何処でどうタイミングが合わなかったのか、金医師にはお会いした事が無かったんですよ。
結局退院するまで、金医師とは一度も逢いませんでしたねぇ。

胸の名札がよう見えんので何処の何方とも判らんのですが、中尾医師の態度からすると親分筋かいな?
恐れ多くもお医者様に「貴様誰か!官姓名を名乗れっ。」と誰何(スイカ)するてな失礼な事も出来ませんがな。
ま、名前が判ったからといって、どうという事もないのでそのまんま、別に訊きもせずいまだに謎のお方。

説明をフンフンと聞きながら、聴診器で心音を聞いて、何と無く軽く頷いてお終いですわ。
中尾医師が部屋を出掛けに「又後で来ます」というてたけれど、さて何時(イツ)になるかな?

何時(イツ)になるかといえば、便通様は今朝残念ながらお見えになりませんでしたわ。
昼前と夕方にじっくり腰を据えて、まずまずの戦果を上げることが出来ました。
ともかく、気張ったらイカン、そこへロクな物を食ってないとなると、毎日無事にお迎えするのは並大抵や無いんですよ。

2006/05/11(木)
21:40 「もう寝てますか?」と中尾医師が来室。
昨日の「又後で来ます」がこれでっか?
お忙しいのは承知してるけれど、丸1日以上過ぎたしかも消灯時間過ぎでっせ。

昨日の採血の結果肝機能の数値は改善とのこと。
一応大きな変化がなければ退院は17日(水)の予定やそうです。
「大きな変化なんかがあってたまるかいな!」と思うんですがそれはこっちの話し。

心不全を防ぐ薬は一面で降圧剤の性格も持っているので、元々血圧の高くない患者には、う~・・・、らしい。
そこで、影響を探りながら増量してる最中なんやそうです。

「週末に一旦帰宅もOKですよ、外出外泊願いを出して貰えば何時でもサインします。」
そういう事なら05/13(土)に外出許可をもらって、軽く小手試しに帰ってみる事にするか。

2006/05/12(金)
05:30 よしよし久方ぶりにスカッと朝のお勤めを果たせましたねぇ。
ダイコン、ニンジン、キャベツを生でバリバリ食べた効果がやっと出て来たか。
しかし、水にプッカリ浮かぶというのが気に喰わんねぇ。

05:50 ナースステーション前で中尾医師と遭遇。
どうもこの先生とは妙な時間に妙な場所でお逢いするんですわ。
「朝食までに新しい薬を届けさせますからね。」今日から朝食後に飲む薬が一種類増えるんやて。

06:00 採血
07:00 ありゃりゃ、朝食は来たけれど、新しい薬が来んがな、ま、エエか。
08:30 外出外泊許可願い用紙をナースステーションで貰って提出。

09:30~11:00 心臓リハビリ、エアロビ30分+自転車漕ぎ20分+エアロビ30分
まぁ、この自転車漕ぎてぇのは実に無駄の極致で、やってても精が無いねぇ。
綿菓子を作るのは無理でも、せめて発電機をまわして電池か何かを充電するとか何でせんのやろ?

11:30病室に帰って窓からスズメを眺めていると、看護師のお兄さんが「新しい薬飲まれましたか?血圧をチェックします。」
「新しい薬来てないよ。来てない薬が飲めるかいな。」「えっ、来てませんか?」こういうパターンにはもう慣れましたわ。
13:00 やっと薬をもって来たはエエけれど、服用後の血圧をチェックするように指示が出ているから「今飲め」と言うんですよ。

まさか、飲んだ途端に変化が出るような恐ろしい薬ではなかろ?
朝食後一日一錠の、しかも心臓の拍動を押さえる為の薬てなものは、服用の間隔を守らんとイカンのちゃうのやろか?
副作用で心臓がコットンと止まらんまでも、全身痒い痒いなんぞになりとないで。

いずれにしても、こんな兄ちゃんの言う事を頭から信じて、どないどなってから「ゴメンネ」では事が済まんで。
「先生の指示か?」と聞いたら「確かめて来ます」と行ったまんま。
1時間以上待ってても現れんので、「看護の日」の展示を参観に行きました。

患者が着けさせられてるリストバンドの色が色々あるんですわ。
一体どういう基準で色分けしてるねんやろ?と思ってたんです。
ちゃんと説明の展示がありましたねぇ。
黄色=A、白=B、青=O、赤=AB、ん、私のしている草色が無いやんか?

緊急外来で担ぎ込まれてきて血液型の判らん患者が草色やねんて。
そやけど私の場合、処置室に行くまでには血液型のチェックが済んでたよ。
「宗教上やその他の理由で輸血を拒否されるような事は有りませんか?」と確認もされましたで。

しかし血液型が判ったからといって、血液型に合わせた色に付け替える事はせんのやて。
輸血の必要性が皆無の場合も草色らしいけれど、皆無という事はありえへんわねぇ。
よう判らん基準やなぁ。

16:30 中尾医師来室
今日出た一日一錠の薬、指示時間外の服用についての問い合わせは受けてないんやて。
「大丈夫ですから今飲んでください。」ヘイヘイと遅れ馳せながら服用しました。

肝機能の数値の揺らぎは脂肪肝の気があるのが原因かも知れんそうですわ。
おんや?十日ほど前には体脂肪率はギリギリ正常値やというてたけどなぁ。
肝臓に集中して脂が巻いてるんやろか・・・。

17:30 カミさんを送りに一階出口まで行ったら、救急病棟の主治医だった滝川医師とバッタリ出会いました。
「おかげさまで、水曜日に出してもらえそうです。ありがとうございました。」
「よかったですねぇ。二度と来ないでも良いように養生して下さいね。」

出来る事なら本当に二度と来とうないねぇ・・・。

2006/06/01
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14 マゴ第四号誕生♪

2006-05-31 07:26:38 | 虚々実々-心筋梗塞顛末記

2006/05/06(土)
それにしても暇、暇、暇、暇~っ!えぇ~い暇ッ。
蝦(エビ)ちゃうよ、暇(ヒマ)!
そういえばここの食事には蝦がよう使われてるねぇ。

絶好の行楽日和に何をするでもなくゴロゴロと、南の海のナマコのような生活ですわ・・・。

この間から、カミさんにニンジンやダイコン、キャベツなどを生で持ってきてもらって、バリバリ喰ってるんです。
まさかそんな事は無いんでしょうが、どうも病院の食事では野菜が足りんような気がしてねぇ。
気のせいか便通さまのお迎えが楽になったみたいです。

他にこれといってすることが無いので、一日中便通さまのご機嫌伺いをしててもエエようなもんですがね。
「座敷ワラシ」ならぬ「便所オヤジ」は、あんまり気が進まんなぁ。

9階のエレベーターホールの窓から、ライトアップされた太陽の塔の後姿と、エキスポランドの観覧車が見えます。
普段はしていなかったと思うんですがGWは夜も開いてるのかな?、背後の山は生駒山。
夜汽車の窓から見える家の灯りもですが、こういうのを見ると少々じ~んとしますねん。
(画像をクリックすると拡大します。)

2006/05/07(日)
左手首の水泡に小さな穴が開いたみたいです。
ティシュでソォ~ッと押さえると少しずつ内部の液が染み出して凹っこむんですよ。
ところが、20~30分すると又膨れるんですなぁ。

アーミィーナイフの錐を消毒して、慎重に小さな孔を水泡の天辺に開けました。
しばらく様子を見ていましたが、萎んだままで納まりそうです。
妙な細菌感染なんかしないように、水泡跡保護用のガーゼとネットをナースセンターで貰って自分で処置しました。
これで、カサブタになって、乾いてくれたら久しぶりに腕時計をはめられるね。

カミさんが「13:08にマゴ四号が誕生、3,240grの女児」という嬉しい知らせを持ってやって来ました。
母子共に健康、それだけで十分やがな、う~良かった・・・・。
一つ間違うてたら、このマゴとは擦違いになって、逢えんかったんやねぇ。

今日はカミさんは病院から17:30頃のバスに乗って、北千里から阪急千里山線、京都線、十三で宝塚線に乗り換えて産院の有る庄内へ行ってマゴとご対面してくるそうです。
まぁしかし大変でっせ、私はこんなんで入院してるし、カミさんコケんように頼みまっせ。

2006/05/08(月)
06:00 採血
14:00 心臓リハビリ。
4km/hから始めて、10分毎に歩くスピードを速くして最高は6km/h。
さすがに6km/hとなると、今の私にはこれは少々しんどいねぇ。
15:40 X線1階

カミさんがマゴ四号の写真をコンパクトフラッシュ・カードに入れて持ってきてくれました。
ホイホイとNotePCで見ましたがな。
生まれたてやというのに生意気に片目を開いてるショットもあるんです。
それにしても毛がふさふさと多いねぇ!

昨夕はカミさんは産院に行った帰りに神戸屋キッチンで長男、マゴ二号と一緒に夕食したんやて。
これ以上病人が出んように、皆んな気をつけてや・・・。

2006/05/09(火)
09:00 心臓リハビリ(エアロビ?)
昨日まではリハビリ病棟の5階で、自転車を漕いだりトラックをグルグル歩いたりしてたんですが、今日から4階。
10名程の参加者の内私だけが入院患者で他は通院のようですねぇ。

始まったらエアロビックスまがいの体操30分+自転車漕ぎ20分+又エアロビ30分のメニューですわ。
医師がついてるでなし、中年のエアロビおばさんと看護師(リハビリ屋さんか?)の二人だけ。
どういうこっちゃ?こんな運動をしてもエエのなら退院できるんとちゃうんかいな?

このオッサンは喉元過ぎて、早くも熱さを忘れかけてますなぁ。

15:00 4F庭園にカミさんと行ったんです。
お決まりの足慣らしをしてベンチで休憩してると、落ちているパンの欠片をスズメが一生懸命突っついてますねん。
小さくなったのを嘴に咥えては病棟の裏へ忙しそうに飛んで行くんですよ。

丁度飛んでゆく方向、私の病室から見える発電棟の通気口らしき所に、どうやらスズメが巣をしているらしいんです。
しょっちゅう忙しそうに出入りしてるんですが、ひょっとして同じスズメかな?
そのうち足元のほんの1メートルくらいしか離れていない所で砂浴びを始めました。

私スズメが大好きですねん。
スズメというのは実にしぐさが愛らしくて、見ていて厭きませんねぇ。
二十数年前の入院の時は、殆ど手乗りに近いほどスズメを手懐けてましたわ。
トンビの例もあるし、鳥とは意外に相性がエエのやろか?

17:30 カミさんを送ってエレベーターホールへ行くとたまたま中尾医師と遭遇。
ミニ病状説明会ですわ。
軽い肝障害が見られるとの事やけど、標準値をほんの少しオーバーしているだけらしい。。

それはそうとして、そろそろ出してもらえないか打診したんです。
そのあたりの決定権は持ってないのか、歯切れ悪くムニャムニャといいながら去られてしまいました。
私なんぞ余り物事を悲観的に考えん方やからエエけれど、人に依ったら何かいいにくい事があるのやろかと、どんどん悪い方へのめり込んで終いまっせ。

玄関ロビーで手を振ってカミさんを見送った後、病室に帰ると明日の予定を持って来てくれたんです。
それを見ると、09:30 腹部エコー検査、09:30 心臓リハビリ(エアロビ?)
オイオイ、エアロビしながらエコー検査は出来んやろ、忍者やないねんから、2個所同時にもよう行かんで。

病室に持ってくるまでに変やと気付かんのやろか。
ID番号で患者の情報を一元的に管理している筈やのにねぇ。
理想と現実は中々一致せんもんですなぁ。

勿論、09:30 心臓リハビリ(エアロビ?)をパスですわ。

2006/05/31
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13 病院のGW

2006-05-30 07:05:38 | 虚々実々-心筋梗塞顛末記

2006/05/02(火)
朝一採尿、採血、止血テープ取り外し。

09:00 何気なく手首を見たら左手首にデッカイ水泡が出現してるんです。
優にソラマメぐらいはありますねぇ。
横から光に透かしたらトパーズのような色で結構綺麗。

本日の心臓リハビリの予約が09:30になってたんやそうです。
連休明け5/8に変更になりました、さよか、やけど予約があったのも初めて聞いたがな。
昨日PTCAするのをリハビリ部門が見落としてたんやて。
各部門の間の連絡はどうなってるんでしょうねぇ??

14:00 4F庭園散歩
15:00から7階カンファレンスルームにて、昨日のPTCAと今後の説明を主治医から受けました。
軽い肝障害が見られるので、夕一回服用の胃グスリの種類を変更するとのことです。
肝障害は20数年前の悪夢が有るので、どの程度か訊ねたら殆ど測定誤差といえるほどの数値オーバーでしたわ。

さて肝心の心臓、中々施術部位に到達できず、しかも血管拡張にてこずったんやそうです。
「見事に拡張できてますねぇ♪」と主治医は言うんですが、こういう画像を見慣れてないので見事か不細工かわからんのですよ。
すんまへんなぁ、あんまり人付き合いが器用やないんで「ほんとに見事ですなぁ」てなことをよう言わんのです。
「そうですか・・・、ありがとうございました。」というぐらいが精一杯ですわ。

第一回目の画像と較べても動いている部分が広がったとも見えんのですがねぇ。
「改善してます?」と聞いたら、「しませんよ、梗塞を起こす可能性のある場所を拡張しただけですからねぇ。」
ありゃ、治療やなしに予防目的やったんですなぁ。

もっとも、次に梗塞を起こしたら即アウトの可能性が非常に高いそうやですねん。
考えられる措置は、何でもかんでも抜かり無くしていただかんと困りますわ。
一応は血管の問題はできる処置を済ませたので、今度は心臓への負荷を軽減する薬物療法に掛かるんやそうです。
投薬自体はすでの昨日から始まってるんですよ。

心不全になる危険を減らし、心筋梗塞を起こした患者の延命に効果があるんやて。
「延命」かあんまり好きやない響きの言葉やねぇ、これは「治癒」とは意味が違うもんなぁ・・・。
この薬、最初から目標量を投与して、負荷を軽減しずぎたらエライ事になるんで、徐々に様子を見ながら増量するそうです。

2006/05/03(水)
なにやら病棟が静かやなぁ?と思ったら、連休で一時帰宅した患者がいてるんやそうです。
そうか月曜日まで、外来は休みやしリハビリも無いねんなぁ。
「戦場のメリークリスマス」ならぬ「病院のゴールデンウィーク」か・・・。

09:30 前庭散歩してると植え込みの奥に薮椿が咲いているのを見つけました。
試しに味見して見ると蜜が多い種類でしたわ。
三つばかりチュパチュパと蜜を吸って来ました。

14:00 4F庭園散歩、日向ボッコ&お昼寝(少々暑すぎ)
15:00 1階へX線を撮りに行けといわれて行ったんですが、確かついこの間も写したような気が?

カミさんが535X(NotePC)を持ってきてくれました。
懸案やった会社のHPの更新の段取りをメモリーカードに格納して託送、さてこれで出来るかな?
デジカメ(Coolpix)のメモリーカードの画像を535Xに移動。

2006/05/04(木)
535X(NotePC)が来たけれど、本来のPCとしてはとてもやないけれど使う気が起きませんわ。
年明けの出張に持っていったまんまの状態で、その後データの同期をとってないから使い方限られるんですけどね。
何よりも音楽を聴けるようになったのが嬉しい♪

ところが、QCD Player をインストールしてないんで、Windowsのメディアプレーヤー、それもWin95OSR2の分やから連続演奏が出来へんのです。
それでもヘッドホーンで聞いたら結構いい音が楽しめるんです。
さすがにマルチタスクは少々辛そうですなぁ、MMX200なんてレトロなCPUのPCに贅沢言うたら罰が当たるね。
動いてるだけでも儲けもん、生きてるだけで儲けもんの私とはお似合いか。

17:00 中尾医師が来室、肝機能数値は改善して正常値になったとのこと。
17:30 カミさんを見送りついでに薮椿の蜜を試食に御案内。

2006/05/05(金)
今日の昼飯は子供の日の特別メニューだそうです。
(画像をクリックすると拡大します。)

病気をして気弱になっている患者なんてな物は、実に可憐なもんでこういうのが嬉しいんですねぇ。
反面、神経が過敏になっているためか、しょうも無い事でも直ぐにムカつくのが困りものですわ。
待てよ、それって患者一般や無しに私だけやろか?

それはともかく、ここの病院の栄養管理室は中々頑張ってますね。
入院以来、全く同じメニューは無かったように思いますなぁ。
単に忘れてしもて気付いてないだけかな・・・。

心臓への負荷を軽減する為の薬が倍量に増えました。
拍動を下げるんやそうですが、副作用として血圧も下げる傾向があるんやて。
元々血圧は高くないのに、あんまり下がったらアカンのちゃうんかいな?

マァ、見事に下がりましたねぇ。
さすがに血圧80~50、拍動40台てな数字になると急には動けませんなぁ。
ゆっくり起きんと立ち眩みしまっせ・・・。

様子を見ながら退院までにはもう一段階増やして、今の倍量を投与したいんやそうです。
様子を見るというのは、しばらくすれば身体が馴染んで(?)血圧や拍動は落ち着く筈、落ち着いたらいいなぁ、ということらしい。
ま、別に私がバタバタ動く必要はまったく無いんで、サンショウウオみたいにユル~リと動いてたらエエんですがね。

2006/05/30
虚々実々-心筋梗塞顛末記 目次


12 第二回目PTCA

2006-05-28 06:46:12 | 虚々実々-心筋梗塞顛末記

2006/05/01(月)
05:40 採血。
今朝は10:30から第二回目のPTCA(冠動脈形成手術)を受けるんで、朝食抜きなんですよ。
それで無くてもすることが少ないのに、暇で暇で仕方が無いねぇ。

ゴロゴロしていると「さぁ準備しましょうかねぇ!」と看護師さんが二人組みでやって来ました。
準備て何?と思ったら「排尿補助具」というのを装着するんやそうです。
オイオイ道尿管は無しと言うてたんと違うのかいな?

「道尿管じゃないですよ。外から被せるだけで痛く無いから安心してね♪」
外から被せる?私、方式を問題にしてるんや無いんですよ。
安心とか心配や無しに、露出狂やないよって開陳するのは余り嬉しゅう無いんです。
何んや騙まし討ちを喰らったような気分やがな・・・。

「ハイハイ、下着下げますね!」
ま、明るく屈託が無いのが救いかなぁ。
どこかで見たようなと思ったら、真空牛乳搾り機(ミルカー)に似てるねぇ。

心の準備をする間も有らばこそ、問答無用でカポッと被せて絆創膏で固定されてしまいました。
剃毛してないところにもお構い無しに、ガッチリ貼られましたわ。
そんなに丁寧に固定したら外す時に堪らんやろうなぁ。

車椅子に乗せられて一階の心臓カテーテル室へ。
第一回目はヒーヒーいうてる間にあれよあれよと事が進んだんですが、今度はそうや無い。
こういうのは、あんまり考える時間が無い方が精神衛生上よろしいなぁ。

特に何処といって痛くも苦しくも無い状態で処置台に上がるのは厭なもんでっせ。
排尿補助具を見て「おや、こんなのを装着してきたんですか?」
あれれ、なんと言うお言葉、ここの指示と違うのかいな?
一体誰の発案で着けさされたんやろ・・・。

BGMに最初は「田園」続いて「白鳥の湖」が流れてましたねぇ。
はて、第一回目の時にもBGMなんか流れてたんやろか?全く記憶に無いなぁ。
そういえば、周りの様子も少し違うみたい。

右手首に血小板凝集抑制剤の点滴チューブを固定されて準備完了。
左手首には生暖かい消毒薬を塗りたくられて、チクチクと局部麻酔。

「ハイ、カテーテル入って行きます。」
「造影剤入りますよ。気持が悪くなったら言って下さいね。」
手首からカァ~っと熱い波が全身に広がるんですねぇ。
すかさずガ~ッと透視用らしき機械が迫ってきて、ガシャン、ガシャン、フォワン、フォワン、フォワン、フォワ~ン。

今回はこっちの意識がハッキリしているせいか、エライ時間が掛かってるような感じなんですよ。
カテーテルが入ってる手首の局部麻酔が薄れて来たのか、どうかした拍子にゴリッという感じの鈍痛がするんです。
やっと終ったらしく「カテーテル抜きます。」と声が掛かりました。

ズリズリと厭な感覚を残してカテーテルが抜かれて行きます。
左手首空気式止血帯を装着して、一先ず終了。
処置室出口の時計を見たら12:40.約2時間か、第一回目と大差の無い所要時間ですねぇ。

車椅子に乗り点滴スタンドを連れて病室に帰って来ました。
しかしどういう理由(ワケ)か前回よりも遥かにしんどかったねぇ。

「排尿補助具は要らなかったですねぇ。もう外しましょうね。うわ~痛そう!剃毛忘れてましたねぇ、すみませんねぇ・・・」
絆創膏がへばりついてるのを今更鋏でも切れんし、手遅れもエエとこやがな。
絆創膏をジワジワと剥がそうとするから余計痛いんですわ。
「構まへんから、一気にベリッとやって。」

「いいんですか?」「エエから一思いに剥がしてんか。」
「ホントに?」「あぁ、ゆっくりされたら反って痛いねん。」
ベリッ!「痛ててて・・・」毛が団体で抜けてしもて血まみれですわ。

何やかやで痛めつけられてベッドにノビていると「お昼ご飯食べます?」
そうや、朝から何も食べてないんやがな!「食べる、食べる。」
「朝ご飯も置いて有りますけど一緒に持ってきましょうか?」

いくら何でも二食分は要らんわねぇ。
朝食はありがたくお断りして、遅めの昼ご飯をいただきました。
今回は右手は点滴だけで、結構自由に動かせられるので食事をするのが楽ですねぇ。

入院した時と違い、ひっきりなしの採血や血圧、心電図測定などが無いのも助かるなぁ。
ところが空気式止血の目安2時間が経っても、左手首の血が又もや止まらんのです。
17:00、20:30と中尾医師が見に来てくれたんですが駄目。

21:00に圧迫止血を試みてくれました。
強圧15分で何とか止血成功、圧縮綿+強力粘着テープになって楽になりました。
残るは血小板凝集抑制剤の点滴ですわ。
何故か今夜はこの点滴が応えますねん。

500mlを50cc/hという事は10時間で終る筈。
始めたのが10:40ぐらいやったから、21:00には終らんとイカンのにまだ結構残ってるんです。
結局輸液が無くなったのは深夜24:00。

もうヘトヘトですわ。

2006/05/28
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