NASA=アメリカ航空宇宙局は探査機による調査の結果、火星の地表に、現在でも液体の水が流れていることを確認したと発表しました。
「一定の条件において、火星には液体の水が発見されました」(NASA ジム・グリーン惑星科学部長)
NASAはこれまで、火星にある山で春から夏にかけて現れる長さ100メートルほどの筋状の地形は水の流れだとみて調べてきました。そして、火星を周回中の探査機からその筋状の地形に特殊な光線を照射したところ、水を含んだ塩とみられる物質が確認されたということです。
30億年ほど前には巨大な海が存在したとみられている火星ですが、現在も液体の水が地表に存在する証拠が得られたのは初めてで、NASAは「生命の存在につながる可能性がある」と期待を寄せています。(29日03:07)