今日はお花の体験レッスンに行ってきました。
人から習うのなんて初めてで緊張しましたが、こんな感じでアレンジメントを作ってきました。
先生のアドバイスを聞いて、まっさらな気持ちで作ってみました。
もちろん超へたっぴなので手は入れていただいていますが、左側はほぼ私が作ったままです。
先生は近所で10年ほどお花屋さんを経営している方です。
とっても話しやすい、優しくて、人間的に経験豊富な素敵な方です。
お花のセンスもとても素敵。
前に初めてお店に行ったときに「これは!!」と思って、その場で今回のレッスンを申し込みしてしまっていました。
(我ながら大胆です)
オーナーでもあるこちらの先生はきちんと華道も経験されていらっしゃるので、形がかっこいいんですよね・・・・。
何ていうのかな・・・、
奥行きや、繊細さ、でもハッとするような大胆さや形の面白さ・・・。
同じお花でも、作る人によって個性や、その人の持つ内面が出ると思うんです。
幾ら上手くて、技術も持って、何センチ?とか正確に生けられても、
そこに「生」が感じられなければ、私は好きじゃない。
綺麗でかわいい、女の人らしいでしょ?
そういうお花は、私が好きなものじゃない。
生きているということを感じられる。そういうお花が好きかな。
こちらは反対方向から写した写真です。
こちらはアンスリウムが入っていない、ダリア・アジサイ・青い星の様なエリンジウム・利休草が入った基本に沿ったラウンド型です。
技術的なことも、きちっと教えていただけました。
心の栄養になるような時間でした。
私がお花に惹かれるようになったのは、やっぱり、祖先からの下地もあるのかもしれませんが、
挫折や希望を失ってしまうようなさみしさを経験してしまったからなのかも知れません。
馴染みのない、辛いだけの、心の通わない通勤途中の駅ビルの中のお花屋さん、
さみしさでいっぱいになって歩いていて、ふと目に入ってきた家の近所のお花屋さん。
・・・・沢山、見かけたんですよ。
何気ない風景の中に、綺麗な癒しが沢山ありました。
生命力を感じて、元気をもらえたような気がしました。
悔しくてふがいない、孤独だった毎日の中のささやかな癒しで、それがどんどん楽しみになって来たんですよね。
若いころと、今とでは、同じものを見ても感じることが違います。
もっと深く、その内側に隠された何かを感じ取れるようになった気がします。
それが本当に何なのか、解らなくても。
こんなこと書くのって恥ずかしいんですけど、夢があるんですよね。
何時か、人の役に立つことができたらなって思っています。
私は力もないし、何の特技もない小さな人間だけど
もし、私が、誰か困っている人や悩んでいる人の支えになることができたらなって。
それがどういった形になるのかは今はまだ解りません。
でもうっすらと、そういうことを考えています。