鷹栖フットボールクラブBLOG

北海道上川郡鷹栖町で活動しているサッカークラブのブログです。子供~大人まで複数のチームの情報を発信していきます!

クラブ通信 第35号

2012年07月27日 11時10分20秒 | クラブ通信
 

 今回もインターネットで公開されている【池上彰さん】が保護者から質問に答えているコーナーを照会します。今回は恐らく一度はどの家庭も起こりうることではないかと思います。

Q.アドバイスすると機嫌が悪くなる息子(質問者:小学5年生の保護者)

 小学5年生と2年生の息子がいます。2人とも去年からサッカーを始めました。弟の方は、ボール遊びといった感じで、楽しくサッカーをしています。兄の方は、サッカーをはじめて1年、基本的なことはほとんどわからない、できない状態のままで、同学年の子と練習しています。そこで少しでもみんなに追いつこうと、家で一緒に練習をするのですが、「できない、できない」などと言っては、同じ失敗をくり返すので、「同じことをしていても、だめだよ」とか、「工夫してごらん」「○○してみたら?」など、こちらがアドバイスするのですが、とたんに機嫌が悪くなってしまい、アドバイスを聞き入れません。どうやったら、こちらのアドバイスを素直に聞き入れてくれるようになるのでしょうか? それとも、アドバイスなどせずに、自分で気づくのを待つべきなのでしょうか? 家で、自分から練習することはほとんどありません。しかし、サッカーが好きだと言って、喜んで練習には行きます。

A.自発的な取り組みが真の成長を促す。「何か手伝えることはある?」と尋ねて

 周囲より少し遅い4年生からのスタートで、一番戸惑っているのはお子さん本人でしょう。「できない、できない」と口に出しているのですから。今、お子さんは周囲よりも劣ることの辛さがあるなかで、サッカーの楽しさも感じている。だから喜んで練習には行くのでしょう。子どもは自分のなかで戦っている――ぜひ、そうとらえてください。

 そもそも、わが子が「できない」ことに、本人以上にいら立っているのは親御さんではないでしょうか。ここは、なかなか結果を出せないでいるわが子を黙って見守ることが、親の役目だと考えてください。今はまだ入り口のところにいますから、もう少し長い目で見てあげませんか。あれをしろ、これをしろではなく、例えば、子どもに「お父さんが何か手伝えることはある?」と尋ねてあげてください。「何もないよ」と言えば、ほっとけばいいのです。このコーナーでも以前お伝えしたかもしれませんが、子どもが自発的に取り組むことでしか、本当の成長は得られません。

 私の娘は算数が苦手でした。6年生になったら、初めて私のところに来て「教えて」と言ってきました。「じゃあ、1+1は?」と尋ねたら。「そんなのはわかってるよ」とプ―とふくれましたが、「最初からやっていけば、どこでつまずいたかがわかるよ」と話すと、簡単な問題から取り組んでいきました。その結果、「あ、ここからわからなくなったんだ!」と自分で気づくことができ、そこから算数が苦手科目ではなくなりました。

 気づくことができれば、自分から取り組めるようになります。子どもから手伝ってあげられることは何もないと言われて、「じゃあ、勝手にしろ!」とへそを曲げたりしないでください。「いつでも言ってきてね。手伝うよ」「君の力になるよ」という姿勢を一貫して見せておきましょう。

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