ドラマが終わったばっかりで、その勢いで観に行ってしまいましたの『真夏の方程式』。
ネタバレ注意報発令
<あらすじ>
きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。
その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。
そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。
次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。
図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で
環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。
原作も前回の映画も観ていないので、まるっきりドラマの湯川センセを引きずって
観てしまったので、ちょっとアレ?と言う感じでした。
ドラマでの決め台詞「実に面白い」も、岸谷刑事の誘いのお言葉に反応して
「あり得ないなんて、あり得ない」もなかったし、湯川センセの頭にひらめいた訳のわからない
方程式を書きなぐるシーンもありませんで、ちょっと肩透かし。
ん~これはドラマ見てないと、この台詞の面白さは理解できないだろうし、
アジアやロシアでも映画が公開される事を意識して、現地語の字幕が入った時に
ココで”くすっ”と笑いを取るのは難しいから・・・だったんでしょうか??
と言う訳で、「実に面白い」だったのは、理科嫌いな少年・恭平くんに物理学者としての
意地で?ペットボトルロケットの実験を見せてあげたところでしょうか。
ペットボトルロケットを飛ばして、泳げない恭平くんに海の中を見せてあげるって言うのは、
子供嫌いなはずの湯川センセにしては意外な行為。でも、すごい実験。
子供なら、喰いついてくる事間違いなし!
あれだけしつこく話しかけられたら、ドラマの中じゃ、ぜったいに身体中痒くなっていた
はずだけれども、都合よく痒くならない恭平くんだったらしい。
また、湯川センセが玻璃ヶ浦滞在中に宿泊した旅館の店主が起こしてしまった
一酸化炭素中毒による殺人事件のその根本となった殺傷事件の真犯人である
妻の連れ子・成実を守るため・・・なのはわかるが、店主が自分が計画した
殺人事件の片棒を何も知らない甥っ子の恭平少年に負わせてしまって、
それでいいのか?
「ごめんな!」だけでは済まされまいて。
最後の方じゃ、恭平くんも殺人事件を手伝ってしまった事に気付いていたから、
かなりショックを受けていたはず。
湯川センセとのペットボトルロケットの実験は”夏休みのいい思い出”だけれども、
それはただの”夏休みの思い出”では終わらない出来事になってしまったはず。
きれいな海の街が舞台だったので、夏公開にはふさわしい映画でしょうけど、
最後の結末がなぁ~「実に面白い」ほどではなかったかな。
いつも涼しい顔されている湯川センセも汗をかくんだ。でも、汗臭そうじゃないし、
スタイルもよくてカッコいい~でしたし、岸谷刑事の化粧がドラマより濃かったのも
印象に残りました。
公式サイト - 真夏の方程式
真夏の方程式 | Movie Walker
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