ラブリーボーン

先週観ていたのですが、なかなか感想がまとまらなくて・・・。
忘れそうになっていた『ラブリーボーン』です。
ネタばれ注意報発令

＜あらすじ＞
１４歳の少女スージー・サーモン（シアーシャ・ローナン）は、
トウモロコシ畑である者に襲われ、殺されてしまう。

そしてスージーは天国にたどり着くが、父（マーク・ウォールバーグ）は
犯人探しに明け暮れ、母（レイチェル・ワイズ）は愛娘を守れなかった
罪悪感に苦しみ、家を出てってしまう。

崩壊していく家族の姿を見てスージーはやり残したことを
叶えたいと願うのだった・・・。

何と言うかですね・・・。
何かにつけ、白黒はっきり！正義が勝って悪が滅びる系な
単純明快映画ばかりを好んで観ちゃうせいかもしれませんが、
この映画は難しいですね。

１４歳のめちゃめちゃかわいい少女が変質者に殺されちゃって、
同じ犯人に殺された少女達と一緒に天国へも行けず、
その中間地点でさまよっちゃってる訳です。

自分が死んだと言う意識を持たない方々が逝っちゃう場所。
この世にやり残した事があると言う方々が逝っちゃう場所。
そう思っていたのですが・・・。

そこから自分がいなくなった後の家族の状況を見てて、
悲しんでる父親にここにいるよ・・・って言うサインを送ったりして、
浮遊霊になっちゃってる事をアピールするのです。

しかし、警察はなかなか犯人の手掛かりをつかめないでいる。
もう未解決事件としてお蔵入りになりそうになったら、
当然、家族は自分達で犯人を捕まえてやろうと、
危険な行為に出ます。それは理解できます。

そんなこんなで犯人を突き止めた姉が今度は狙われちゃってで、
呪い殺すのかと思ったら、そうではない。

現世で悪行を働いた人はいい死に方はしないと申しますが、
この映画に出てくる犯人は、何人もの少女を殺しているのに、
結局犯人としては死なず、事故死なんですよね～。

人を憎んではいけないと言う教訓を残したかったのかな？
少女のやり残した事って？？
憧れの彼氏とのキス・・・たったそれだけの理由

実際問題、こう言う猟奇殺人は犠牲になった方々が
呪い殺す事はなく、未解決事件で時効を迎えちゃうのかも
しれませんが、そう言う点ではリアルではありましたが、
何か・・・すっきりしませんね、映画としては。

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