ミラクル７号

2008-07-05 22:21:02 | 映画

この映画、予告編で観た時はキャラクターかわいいかも

ぐらいで、
結局他の映画が優先しちゃて観る事ないかも・・・程度にしか
思ってなかった。

でも、サンスポさんに載った監督・主演のチャウ・シンチー氏の
インタビュー記事を読んで、主人公の男の子ディッキーを演じている
シュー・チャオちゃんが女の子だ

と知り、
また、彼女の頭に乗っかっていたナナちゃん人形がかわいかったので、
俄然観たい気になってしまった。

ネタばれ注意報発令

＜あらすじ＞
学はないけど実直に工事現場で働く父ティー（チャウ・シンチー）と、
その息子ディッキー（シュー・チャオ）は超ビンボーな２人暮らし。

今日もゴミ捨て場で拾ってきた靴を履いて、元気に学校へ行くディッキー。
「息子には最高の教育を受けさせてやりたい」と言う父の願いで、
ディッキーはお金持ちの子女が集まる名門小学校に通っている。
故に、ティーは病死した妻の入院費の借金と、ディッキーの学費を稼ぐため、
身を粉にして働く毎日なのだ。

しかし、学校ではか・な・り浮いた存在。
穴の開いたスニーカーでは体育の授業も受けさせてもらえず、
父の言う”ウソはつかず、ケンカはせず、一生懸命に勉強すれば
ビンボーだって尊敬される”を座右の銘に、超金持ちの息子
ジョニー（ホアン・レイ）達からのいじめに耐えている毎日。
彼の味方は、誰に対しても優しいユエン先生（キティ・チャン）と、
学校一の巨体を誇る内気な少女マギーだけだった。

そんなある日、ジョニーが最新型のペット型ロボット”ミラクル１号”を
学校に持って来て、これみよがしに見せびらかす。
ディッキーも欲しくて欲しくてたまらなくなり、デパートのおもちゃ売り場で
父に泣いておねだりするが、そんな余裕などない！と父の怒りを買う。

その夜、ティーがいつものゴミ捨て場でディッキー用のスニーカーを
探していると、そこには宇宙から来たUFOが着陸していた。
そのUFOが置いて行った緑のゴムボールを持ち帰り、
ディッキーにプレゼントする。
ふとしたはずみでスイッチが入ったゴムボールは、犬のようは４本足の
ペットに変身！
ディッキーは”ナナちゃん”と名づけ、ナナちゃんの持つミラクルパワーの
お陰で彼の学校生活は七色に変わる・・・はずだった・・・。

時間が合わなくて、吹き替え版で観てしまったけれど、
さすがにチャウ・シンチー監督の目にとまった子だけあって、
シュー・チャウちゃんは芸達者

女の子だってわかって観ちゃったから、そう観えちゃったのかもしれないが、
男の子にしちゃ～ちょっと足がきれいかな？？ぐらいで、
見た目はまったくの男の子にしか見えないわさ。

たくさんゴキちゃん達と共同生活しているボロ家は、チャウ監督が
住んでいたお家にソックリなんだとか・・・。
それを手や足（スリッパではなくナマで・・・

）踏みつぶしていくシーンでは、
気絶しそうになったね。

ディッキーもある意味そうだけど、学友さん達がジョニーだの、マギーだの、
すかした名前を使ってるんですね。

フツーの名前使えばいいじゃん

なんだけど・・・ハリウッド進出を考えたから？

それにしても、ナナちゃんはめっちゃかわいい。

もっとピクシー系の映画をパクって、かわいい表情を見せてほしかったけど、
チャウ・シンチー監督は『どらえもん』をヒントにこの映画を作ったみたいね。

でも、このナナちゃん・・・。ミラクルなパワーを持ってはいるんだけど、
『どらえもん』のような”どこでもドア”や”タケコプター”が出せるような力はない。

ナナちゃんのミラクルなパワーに期待して、いじめられっ子返上！を
夢見ていたたディッキーは、ガックシ。