今日は祝日で混んでいるだろうなぁ~と思いつつ、
それでも、せっかくのレディースデーだからプラッド・ピッド主演
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観てきました。
ネタばれ注意報発令
<あらすじ>
1918年のニューオリンズ。バトン夫妻に待望の男の子が産まれた。
しかし、彼を産み落とした妻はそのまま息を引き取り、
残された夫バトン氏は、その産まれた子供の顔を見て驚愕する。
その赤ん坊は80歳の老人と見まがうほど奇異な容貌をしていたのだった。
ショックを受けたバトン氏は、その赤ん坊をとある老人養護施設の前に
置き去りにしてしまう。
赤ん坊は、その老人養護施設で働く黒人女性クイニーに引き取られ、
ベンジャミン(ブラッド・ピッド)と名付けられた彼は、
施設で暮らす老人達と一緒に過ごすようになる。
だが、不思議な事に年負うごとに若返っていくベンジャミン。
そんなある日、ベンジャミンは施設で暮らす老女を見舞いにやって来た
少女デイジーに出逢う。
数年後、見た目は老人でも年ごとになったベンジャミンは施設を出て、
船乗りとして働くようになる。その頃、デイジー(ケイト・ブランシェット)は、
プロのバレリーナにんるべく、オーディションを受けていた。
そして、すっかり大人になり美しい女性に成長したデイジーと
再会したベンジャミンは、恋に落ちていく・・・。
とにかく、特殊メイクがすごいです
すっかり老婆になり、死の床に伏すデイジーがベンジャミンとの
想い出を語るところからスタートするのですが、
その老婆も口の辺りの骨格からして、ケイト・ブランシェットが
やっているんだよねぇ~??と思うとビックリなんだけど・・・。
ブラピの老人役は、首から下は合成なれど、60代・50代の老け役は
彼自身がやっていて、それはそれなりにバーコード頭もカッコいいですが、
40代は年相応だけど、30~20代にかけてはデビューした頃の
キラキラしてたブラピが完全復活しちゃっています。
逆に20代のちょ~きれいなバレリーナのデイジーから引退して、
だんだん中年になってシワが増え、シミが増えていく・・・。
完璧なまでのボディーラインを保っている若かりし頃と違って、
中年のオバサンになると、たるみが出て来て・・・まで。
デイジーの老け方もなかなかリアルで、よく考えてるなぁ~。
でした。
また、この世のモノとは思えない容姿の赤ん坊を引き取り、
我が子として育てるクイニー役の女性もなかなか。
演技もうまいし、そのだんだん老いて行く姿もいい味出してます。
そっちの方ばっかり目が行っちゃって、ストーリー的には・・・。
なんてったって、80歳~0歳まで描くんだもん。
普通の人間とは逆コースを生きて行かねばならんと言う
数奇な運命を背負ったベンジャミンですから、
並々ならぬ苦労も、またデイジー以外の女性との出逢いもあり・・・。
エピソード盛り沢山で、長い事!長い事!
でも、ベンジャミンは産まれは不幸であったけれど、
育ての親クイニーにしても、施設の老人達にしても、デイジーにしても、
また彼の人生に関わったすべての人に恵まれていたと思います。
でなければ、彼はその運命に負けていたでしょう。
途中、その選択はどうよって思うところもありましたけれど、
彼が彼の数奇な運命を全うできたのも、すべてその恵まれた
人間関係にあったと思います。
彼のような人生をアンラッキーと考える人もいらっしゃるでしょうが、
人に恵まれるって言うのも、ひとつの才能、ひとつの運命だから、
私はラッキーだったと思いましよ。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 - オフィシャルサイト
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