まーじょのつぶやき

まーじょの気まぐれ日記
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ゲド戦記

2006-08-10 01:05:04 | 映画
下馬評では余り評判顔よろしくなかった宮崎2世監督の
『ゲド戦記』を観てきた。

ネタバレ注意報発令

夕闇迫ぇ~まる雲の上 いつも1羽で飛んでいる~
の「テルーの唄」は、耳に残るしみじみとしたいい曲だけれども、
やっぱり原作本読んでないから、難しい。

しょっぱなエンラッド国の王子である主人公アレンは、
父である国王を刺し、王が持っていた魔剣を奪う。
いきなり殺しちゃうモンだから意味がわからない。

民のために身を焦がす父を殺しちゃうんだよ。
父に恨み辛みでもあったんかい??
国務で忙しく、かまってもらえない恨みですか?
魔剣ほしさに殺しちゃったって事?としか思えない。

本当は、自分の将来は国王になる事以外にない!
自分には立派な父の跡を継ぐほどの力量はないと言う不安が、
この父さえいなければ、自分は自由になれるんだ!
に変化してしまって、アレンはあんな行動に出たんだと
思うんだけれども、あれじゃ~説明不足だ。

ゲドさんの昔馴染みであるテナーさんの生い立ちも、
親に捨てられ、顔に火傷を負った少女テルーの
悲しい過去も、もっと説明してほしかったなぁ~。
なぜ、横の髪の毛だけ長いのかも説明してよ~

今回監督を務めた宮崎2世のバックには、
おとーさんも鈴木敏夫プロデューサーもついているとは言え、
これでいいのか??って感じ。

今までのジプリ作品と比べると、
何となく絵が荒いと言うか・・・奥行きがないと言うか、
薄っぺらいアニメに見えた。

アレンの裏に隠れてる二重人格くんが
出てきちゃった時の顔なんて、ちょっと怖すぎ。
愛らしさがなくなっちゃってるんだもん。
背景も・・・何かアニメだなぁ~なんだわ。
アニメには間違いないんだけれども・・・。

悪者・魔法使いのクモの最期もそう。
顔が怖すぎ。夢に出てきそう??
あれじゃ~お子ちゃまが逃げ出しちゃうんじゃないの?
解説読んで、クモさんは元は男だったと知ったけど、
映画観ただけ=クモさんは女だと思っていると、
最期のクモさんの骨格バランスもおかしい。

題名が『ゲド戦記』とつけたぐらいなんだから、
主人公はゲド(ハイタカ)さんなんだろうけど、
最後の肝心な場面では、彼はただ捕らわれて倒れていただけ。
大賢人なんだからさ。魔法使いクモさんに魔力を奪われたと言っても、
そこは大賢人と言われる能力見せてよぉぉ~と思った。

宮崎2世監督は、なぜ親と同じ道を歩むのだろう?
偉大すぎる親を超える事はできないでしょーが。
って言う事が、冒頭場面に反映されているのかな?

人の心の裏に潜む闇が世界の均衡を崩す・・・。
そう言う闇に自分もを見失わないよう、
心を豊かにして生きなさいよ!って言いたかったのかな。

ゲド戦記 - 公式サイト

ゲド戦記 - goo 映画

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