まーじょのつぶやき

まーじょの気まぐれ日記
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ロード・オブ・ウォー

2006-01-11 01:25:17 | 映画
2006年1本目の映画は、GyaOさんから頂いたチケットで『ロード・オブ・ウォー』。

観終わった後は無言・・・。って感じ。
ニコラス・ケイジものは、お顔を見ちゃうと、モト冬樹だから??
どことなくコミカルでクスっと笑えるところもあるんだけれど、
実在の武器商人がモデルでもあり、今回はテーマが重い。

まるでパンが出来上がっていくように、ベルトコンベアーの上で成型されていく1発の銃弾くん。
それが箱に詰めらて出荷され、海を渡り、現場(戦場)に行き着き、銃に込められ、
それが戦争とは関係ない人の頭にズドン!

これがオープニング。のっけからコレだからちょっと気が遠くなりそうになったわよ。

主人公ニコラス・ケイジ扮するロシア系移民ユーリーは、
ちょっとLORのアラゴルン似?の弟ヴィタリー(ジャレッド・レト)と
両親が経営するレストランを手伝い、平和に暮らしていた。
が、ある日ギャングの銃撃戦を目撃したのをきっかけに
戦場に武器を供給する武器商人になろうと決意する。

最初はヴィタリー組んで闇の世界に足を踏み入れるが、
いきなり素人がそんな世界で商売やろう!って言ったって、そう簡単に相手にされる訳がない。
が、天性の商才を生かし、どんどん手を広げていく兄とは違い、
ヴィタリーは自分を見失い、麻薬に溺れていく。
ソ連崩壊後、混沌としていく世界情勢の中、法の網を巧みに潜り抜け、
世界有数の武器商人にのし上がっていくユーリーだが、
その背後にインターホールの刑事バレンタイン(イーサンン・ホーク)が迫る・・・。

敵にも見方にも分け隔てなく?武器を売り、バレンタイン刑事に捕まりそうになると、
アフリカの草原のど真ん中でサンプル品だと、そこらの戦争とは無関係に生活する人々に
武器をバラ巻いちゃって密輸の痕跡を抹消。難を逃れちゃう。

まるで車のセールストークのように「泥まみれでもOK!故障なし!」と、
売った兵器で何人もの人が殺されていくのを見て見ぬ振りしながら、
淡々と武器を売っていく。これは才能なんだから!と・・・。

武器保有国の大半がロシア・中国・イギリス・フランス・アメリカの国連常任理事国。
武器商人を捕まえてしまうと、自分の首を絞めるも同然だから黙認するしかない。
って言うか、彼らのような闇の商人のご協力頂かないと世界平和が保てない??
平和主義者だ!なぁ~んて言いながら、裏で私腹を肥やす官僚なんて、
ごっちゃといるんだろうねぇ~。

って事で、この映画を製作するに当たり、アメリカ国内では資金調達できず、
海外投資家さんから援助頂いて製作されたそうな。
アメリカにとっては、とっても都合の悪い映画だもん。

『華氏911』みたいな皮肉がたぁ~っぷり込められている。

『ロード・オブ・ウォー』 - 公式サイト

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