バブルへGO！！タイムマシンはドラム式

「最近観た映画って何？」と言う話題で、２名がこの映画の名を挙げた。
ほ～そんなに面白いのか？
そ～言えば、この映画は『私をスキーに連れてって』の
ホイチョイプロの作品。
仕事でドツボにハマって頭が重い。
ちょっとはご陽気なれるかしらんと思い、
割引券も手に入ったので観に行って来た。

ネタバレ注意報発令

国の借金が８００兆円に膨らみ、破綻寸前の２００７年の日本。
母親（薬師丸ひろ子）が謎の自殺を遂げ、
更に元彼の借金を背負わされ、キャバクラで働く
ビンボーな主人公・真弓（広末涼子）。
ある日、そんな真弓を財務省の役人・下川路（阿部寛）が
訪ねて来る。

下川路は、日立の商品開発者であった母親は死んでおらず、
彼らで組織する財務省の極秘プロジェクトに参加し、
バブル崩壊を阻止すべく、自らがドラム式洗濯機を改良して
作ったタイムマシンに乗り、１９９０年に行ったまま、
行方知れずになっていると真弓に告げ、その１７年前の
世界に行って、母親を探してきてほしいと頼む。

そのオンボロ・タイムマシンに乗り、１９９０年のバブリーな時代に
向かう真弓・・・。

１７年前、あたしゃ何をやっていたか・・・
昔過ぎて？思い出せない。＿|￣|○
ジュータン買うついでに経費で皮ジャンを買ってもらったり、
一族でワイハに旅行に行ったのも、その頃か？？
バーゲンで棚に並べられた商品を片っ端から買った・・・。
確かに、バブル景気の恩恵は頂いていたかも？？

ワンレン・ボディコン・極太眉、お懐かしや。
マッチ棒が乗りそうな扇状にカールした前髪、
猫っ毛の私にはやりたくてもできなかった。
でっかい肩パットが入った洋服。
だいぶ捨てたとは言え、また着れる時が来るんじゃないかと
淡い期待を持って捨てられないで取ってあるのも
あるんじゃないかな？？？
今じゃすっかり、タンスのコヤシです。

クラブじゃなくてディスコにお立ち台。
ピンクの羽根羽根お扇子が流行ったのはあの頃だったっけ？
六本木ヒルズもなければ、レインボーブリッジもない。
携帯電話もあったにゃあったが、すんごいでっかいバッテリー。
そんでもウン十万したんじゃなかったけかな？
うちのオヤジさんが自慢げに車に積んでいたわ。

そんな事が走馬灯のように頭に浮かんできた。

突っ込みどころは満載でございます。

日本版『バック・トゥー・ザ・フューチャー』と言えるんだろうなぁ～。
って事は、ドクが薬師丸？デロリアンがあの洗濯機か？
にしちゃ～やっぱりチャチ過ぎる。

最近じゃすっかりパパ役も板についてきた
阿部ちゃんのふけ顔はふけ過ぎだ。

薬師丸も母親役ばっか回ってくるようになっちゃったけど、
ど～もあの顔に母親役は似合わないと思うのよ。

阿部ちゃんも薬師丸もデビュー当時から知っている同世代ゆえ、
そう言う年代なのはよーーーくわかるけど、
あんなに白髪頭にしてほしくないわぁぁ～

１７年前で５歳と言うと２２歳つー設定か？？
実生活じゃママなれど、薬師丸の事を”ママ”と呼ぶ
広末涼子もどうなのよ

そう言う点では、吹石一恵ちゃんのボディコン＋極太眉が
納得ができたと言うか、いちばんよかったかな？
対抗馬？の伊藤裕子ちゃんのボディコンは
痩せすぎててダメ。はち切れんばかりでないと、
ボディコンとは言えませんわ。

扇前髪カールの今井美樹が出ていた化粧品のCM、
『ダイヤモンド』を唄っていたプリプリ、鉄骨娘のCM、
まだレースクィーンだった頃の飯島直ちゃん、
お立ち台でガンガン踊りまくっていた飯島愛。

地下鉄の改札も駅員さんがカチカチやりながら
切符を切っていた。自動改札なんてなかったもんね。
ヒップハンガーのジーンズだって、生まれてない。
今みたいな茶髪にだってしていたかなぁ～？

六本木のアマンドは昔からあったけど、
向かいの本屋さん（今は本屋さんでないかな？）の上に
スクリーンなんてあったっけ？

ちょこっとしたところに、おぉぉ～！懐かしいってモノが
出てくるには出てくるんだけど、これはぁぁ～
と、涙チョチョ切れるモノがない。
そう言う時代だったのかしら？

あの頃を知らない世代の皆さんは目がウロコ？
知ってる我々の世代には懐かしい（もうひと声だけど）。
大笑いとまではいかないけど、ちょい笑いぐらいはできるが、
現世に戻ってきてからの変わりようがすご過ぎ。
違うだろ！違うだろ！とは言いたくなるかも？？

え～最後にドラム式のタイムマシンは、狭さから言って
１人乗りだと思うんですが～。
デロリアンみたく、時間設定できないタイムマシンなのに、
よく同時に戻って来れたモンよ。
２～３日、１～２ヶ月ずれてもおかしくないんじゃん？？

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