HM/HRと言えばな音楽評論家、伊藤政則センセのトークイベント『遺言』Vol.7に行ってきました。
彼がライターとして音楽雑誌やらで活躍するようになった頃から、レポやライナーノーツは読んでいたけど、
こう言うイベントをやっていると知ったのはつい最近の話で、1度ナマで話を聞いてみたいな!と思った次第。
今回、初参戦だったのですが、イベントとしては7回目。しかも最終回だったらしい・・・。
と言うのも、このトークイベントをまとめた本が近々出版される事が決定したからだそうな。
最初で最後となった今回のお題は、”メタルゴッド”ロブとーさんがいらっしゃるJudas Priest。
まさにオンなアーティストで嬉しい限りでございました。
これがMetalicaだったら、ちょっとついていけなかったかも。
この日もロンドンでメイデン(だったかな?)の取材をし、まんまとブリティッシュエアのシステム障害に
巻き込まれ、ヒコーキが飛ばず。直行便が取れなくてフランクフルト経由で何とか無事に帰国されての
イベント突入だったらしい。
ジューダスの話は、90年代からロブとーさんが脱退⇒ジューダスに復帰するまでの経緯が中心。
HM/HRブームにかげりが見え始めた頃かな・・・アメリカで背成功するも、ジューダスの曲を聴いていた若者が
自殺したと言う事件が起こって裁判なんざ~になり、疲れちゃったロブとーさんがレコード会社との契約で
ソロ活動ダメを確認せず軽い気持ちでソロ活動の話を進めちゃったのがきっかけで脱退。
ジューダスには新しいヴォーカルが入り、ロブとーさんはソロ活動てか別バンドで活動開始。
けれど、ステージやってもウケるのはジューダスの曲。それ1曲2曲と増えていき~。
ライヴの規模もジューダスの時に比べると、サイズも小さく、集客力もなく・・・。
政則センセがなんかのフェス会場であったジューダスに戻りたそうロブとーさんと
ジューダスメンバーとの仲を取り持ってあげて、元の鞘に戻ったとか・・・。
今はバンドを離れ、実業家として活躍されているKKダウニング。
グレンさんとのツインリードが大好きだったので、当時、ワタシ的には突如として脱退で、
とても残念であったんだけれども、政則センセのお話ですと、(公にはなってないけれど)
ギタリスト特有の病気”腱鞘炎”が原因だったらしい。
今は新しいアルバムの製作に入っておられるそうだけれど、もうロブとーさん達もいいお年。
ワールドクラスのツアーはムリだろうと。
週1ペースでステージやって、ぐらいがちょうどいいんだろうけれど、ツアークルーをキープするのが大変。
フェスも各地大きなフェスのトリは若手でもっと集客力あるバンドがやるから、
中堅クラスのフェスあたりでトリ取れるかな?ぐらいらしい。
などなど。
若い頃は音楽雑誌をくまなく読み、何年かに1度かで日本に来て下さるのを指折り数えていたに過ぎず、
裏でどんな苦労があったか、売るためにマネージメントがどんな仕掛けを考えてていたかなんて思いもしなかったから、
ホントに目からウロコな話ばかり。
彼らを長い間、取材してきた政則センセならではのマル秘なお話ばかりで、大変有意義な2時間デシタ。
目撃証言 ヘヴィ・メタルの肖像 [ 伊藤政則 ]
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目撃証言(2) ヘヴィ・メタル:魂の旅路 [ 伊藤政則 ]
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