X'mas直前に新人の頃に大変お世話になった先輩が脳腫瘍で入院されたとの
連絡を頂きまして、お見舞いに行きました。
「重症で、まーじょさんに会いたがっている」との一報を頂いた時には、
点滴やら酸素吸引器やら、いっぱいチューブにつながれた状態で、
所謂”ICU”に入っていたら、ど~しよ~~~~~と思っていたのですが、
病室に行ってみたら、もう手術は終わっていて、起き上がれるぐらいに回復されていました。
ほっ!
ご本人曰く、目の裏に大きな腫瘍があったんだけれども、あまりにも大きすぎて
取りきれなかった・・・との事。
更に、ご本人さまは、ま・・・開頭手術を受けられ、意識ははっきりしてはいるものの、
身体を動かす事もままならず、脳のダメージがそうさせていたのかもしれませんが、
絶望感でいっぱいで、ふた言目に「もう長くないから・・・」と口にされ、
「こんな身体で病院出ても、何もできないし、生きていけないじゃない」と。
先輩は生きる気力をなくしている状態なので、作業療法士さんや
言語療法士さんのスパルタ教育も、やる気レス・・・らしくて。
どう励ましてよいのやら・・・でした。
しかし、先輩はラッキーな事に「おかしい!」と思って病院に行って意識を失ったらしく、
そのまま収容・・・。処置が早かったようで、しゃべっている話を聞く限り、
余命幾ばくもない雰囲気は微塵もありません。
昨日までフツーにできていた事ができなくなってしまったショックは相当なモノだと
思います。私が入院した時も「サルから人間へ」でしたが、もっと努力せんと
シャバには出てこれませんモンね。先輩の気持ちもわからなくはないのですが・・・。
で、「ココの病院、ドラマで見たような??」な有名な大病院に入院されている訳デス。
脳外科フロア(それも術後、間もない)なので、全部が個室(リハビリできる人は別棟)。
看護婦さんや何ちゃら療法士さん達もたっくさんいて、んまぁ~立派!立派!
おぉぉ~個室=差額ベッド代なんて考えてしまったのですが、今日また様子を見に
病院に寄ってきましたら、お引越しされた・・・との事。
もうリハビリ病棟に??と思ったのですが、上のフロアに行けと・・・。
看護婦さんの指示通り、上のフロアにあがりましたところ、そこは特別室
政治家さんとか、ゲーノー人とかが雲隠れに?入院しちゃうような
ホテル並みの病室が並んでいる、あの特別室だったのです。
「ご本人の了解がないと面会できない」と言われ、ちょいと待たされました。
さすが、セキュリティーも一般病棟とはレベルが違うみたい。
しかも、看護婦さんが病室まで”案内”して下さる手厚さ
=ウロウロするな!と言う事??
基本、クリーム色か白なイメージの病室ですが、木目の入ったインテリアが施され、
病室と言うより、ホテルっぽい感じが漂ってます。
ベッドもシモンズベッドだったし、クローゼットはあるわ、小さいけれどシャワー室にトイレもある。
オーブンレンジにポットもあったぜぇ~~~~。
毎日の食事は”メニューリスト”から選択するみたい~~~~。
(私が入院した時も洋食・和食の選択はできましたが、メニューリストはなかった!)
しかも病院食を提供しているのは、かの有名な○○○みたいだし~。
ま、それでも先輩のいる病室は、特別室の中でもいちばん小さい個室みたい。
(最初はもっと広い個室だったらしいですが、あまりにも淋し過ぎて変えてもらったらしい。)
1泊いくらなんだろ~?と調べてみたら、4万ぐらい??
お金持ちだから、心配はないんでしょうが・・・。
相変わらず、やる気レスのストライキ状態で療法士さん達を泣かせているようですが、
せんぱ~い、こんな贅沢な個室で長湯してたら破産しちまいまっせ。
100%元に戻るまでに回復するには長い道のりを経ないとダメかもしれませんが、
早く元気になってほしいデス。
いたたまれないです。
年を重ねると、自分も自分のまわりにも
いろいろありますね。
自分が先輩の立場になったら・・・と思うと、先輩の気持ちも
わからなくはないのですが・・・。
でも、病院で倒れた事、取りきれなかったとは言え、
意識がはっきりしていて、言いたい事が言える事を
考えますと、ちゃんとリハビリして、少しでも100%に
近づけるよう努力をしてほしいです。
って、いくら見舞いに行った我々が説教しても、
当のご本人さまがやる気になってくれなければ、
なんにもならん訳で・・・。ん~辛いですね。
年をとってくると、いろいろあります。