artのしおり

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天才でごめんなさい 会田誠展

2013-03-15 | 展覧会感想

展覧会の題名で謝っている。

自分の才能について誰かに謝る必要があるのだろうか?

『凡才でごめんなさい』とか『低脳でごめんなさい』とか、

逆に『凡才でありがとう』とかね。

そういうことを思わせるところが狙いなのかな。

会田誠展 天才でごめんなさい』は森美術館で31日までの開催。

平日の午後に行ったが結構来場者がいた。

この展覧会は割引券や招待券は出回っていないようなのに、これはすごいことじゃないだろうか?

まだ評価の定まっていない現代美術の展示に、ほとんどの人が自分のお金をだして来ているのだ。

クロークで荷物を預ける時にわざわざ『撮影可能な作品があるのでカメラはお持ちください。』と言われた。

それがこの作品『考えない人』。(この作品の後ろにあるモニターで作者扮する考えない人の映像が流されていた。)

ネットにもこの画像が出回っている。この写真を撮った人が画像をUPすることで宣伝効果がある。

通称「18禁部屋」という春画の部屋は小さい部屋の中の人口密度が高く皆さん静かにジッと作品を見ているので熱気を感じる。この部屋があるということも足を運ばせる動機付けになっているだろう。

大きなスポンサー、特に新聞社がついてない状態でこれだけの動員を図るためにはこのようにいろいろな集客努力がされているようです。

また「会田誠:平成勧進プロジェクト」で資金を集めている。これは宣伝にもなるのでなかなかいい手法だと思いました。

 



 



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