ATOZism

作詞家 Makoto ATOZI ブログ

さむい、さむい、と思えども。。。

2023-04-18 08:59:17 | ATOZism

今年の春は朝と夜がとても寒い。

風が冷たい。芯まで寒い。

日中は20度を超えて、朝夜は10度以下という気温だと、自律神経も不安定になりがち。

身体に病を抱えている人々にとってはなかなかの修行だろうと思う。

気圧の上昇下降もなかなかエッジが効いている。

頭痛に悩まされている人も多いみたいだ。

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天気は人の心を反映している、なんていうと反論もありそうだけれど、

群集心理って確かにある。

心理、思考は物質なのだと科学的には定義されているのだという。

2019年のパンデミックあたりから、あらゆることがスムーズで、

何もかもがうまくいっているという人々は少数派。

多くの人々は、こうなるはずだという思い込みがはずれ、

それでも、それでも、と繰り返し、なんとかかんとか誤魔化しのように前進しているのでしょう。

そういう鬱憤が物質化して、空気となり、気温を操作しているとすれば、それもあり得るように思う。

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心が怒りを持つとき、自分自身の心を監視できていない人は、自分の怒りに気づけていない。

自分の中に芽生えている悲しみにも、寂しさにも気づけていないこともある。

感情と経験と思考と時間が一体化している。

心には次から次へと新しい思考が生まれる。

この思考はどこから来るのか。

誰が思い、誰が生み出しているものなのか。

思考と思考の間には何が在るのか。

生まれ出づる感情を自分自身だと思うところから、苦しみは生まれているのだという。

本物の自分はそのもっと奥に在る。真我。

本当の自分はただ、次から次へと生まれ出づる思考を観察している。

光をあてて、生まれ出づる思考を見つめている。

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ジャラジャラとした飾り付けのように、僕たちは経験と感情を首からぶら下げ、

それを自分だとして、身動きの取れないような人生を見つめている。

天候は群集心理の反映なんて言ってみたけれど、もしかすると、僕たち一人ひとりが、

身近な大切な人の心を軽く、温かくしてあげられるような言動、行動ができていたなら、

次の日の朝晩の気温は穏やかなのかもしれないと想像してみる。

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先日、タイでは気温が45度を超えて過去最高の気温になったとニュースで報じられていた。

昔、僕が渡航した際には、42度で過去最高だと現地の人は嘆いていた。

ある日、バンコクの街中、歩道橋のところに両脚のない老人がいて、前には小さなお皿が置いてあった。

旅慣れた人々からは、そういう場面でお金は出してはいけないものだよと聞かされていた。

僕は確か、幾らかのバーツを置いてきたと記憶しているけれど、世の中は不条理だ。

僕たちが朝と夜に寒い寒いと言っている同じとき、迫り来る軍隊に怯えている国の人々もいる。

暑いから寒いからなんなのだという気持ちにもなってくる。

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天の気持ちをなだめるというわけではないけれど、寒くても暑くてもいいよという気持ちで、

僕は今日、出会う人にどんな優しさを与え、伝えることができるだろうかと考えてみる。

無い物ねだりばかりの人生。

優しくありたい。

Makoto ATOZI

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