①うずしおはなぜできるのか?
月と地球の間には引力と遠心力が生じ,それらがバランスしている.
遠心力は外側の方が大きく内側が小さい
引力は外側の方が小さく内側が大きい
そのため,地球が両側に引っ張られる力が働き海面が楕円形に伸びる.地球は1日で1回転するので,6時間毎に海面の上げ下げが繰り返される.これが満潮と干潮である.
満潮になる時,海水は友ヶ島水道より入って大阪湾,明石海峡大橋を通って播磨灘に到達して鳴門海峡に達する.これにかかる時間がおよそ6時間かかる.その時には海面が下がってくるので,海面の高い部分から低い部分への流れができる(=南流)
ここで海峡の断面を見ると,中心の方が水深が深く,水深が深いほど摩擦が少ないので中心の方が流れが早くなり,端部の方が摩擦で流れが遅くなる.この流れの差によって円形のうずしおができる.
うずしおは地形の影響が大きく,徳島の鳴門海峡はうずしおができやすい地形である.
潮流は水道のような幅が狭いところでできやすい.
②波のしけと天気の関係とは?
しけ・・・4mをこえ6mまで
大しけ・・・6をこえ9まで
猛烈なしけ・・・9をこえる
波が立つのは風の影響が大きい.
ただ,台風による高波が遠くから伝わってくる(=うねり)ことで,台風が近くなくても波が大きくなることがあるので注意が必要.
天気から波が生じる.波から天気への影響があることはほとんどない.
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