①活断層とは?
地震とはそもそも何か
→地震学では断層の破壊そのものを地震といい,その結果地面が揺れる.
断層運動を引き起こす場所を活断層という.
北米プレート・ユーラシアプレートはほぼ動いていない.
フィリピン海プレート・太平洋プレートが上記のプレートを強大なエネルギーで押している.
→限界が来るとひび割れができて地震・断層ができる.
活断層とは,数10万年以内に地震を起こして今後地震を引き起こす可能性のあるもの.
日本で2000以上とかなり多く,中部・近畿地方に特に多い.
活断層の多さは内陸部を震源とする地震の多さにつながる
断層があるとなぜわかった?
→トレンチ調査を行っている.
地面を掘って見ると繰り返し起きると地層のズレが生じ,地震の周期もわかる.
1995年の兵庫県南部地震をきっかけに調査が活発になったが,まだ明らかになっていない断層もある.
北海道胆振東部地震は未知の断層だった.
地面まで地層のずれが及んだ場合は調査でわかるが,地面の上にズレが出てこない場合や,
1000年〜10万年に1度の周期のものもあるので調査でわからないものもある.
②地鳴りの正体について教えてください.
地鳴りとは,地震の直前のゴーという音.
正体はよくわからないが,断層が壊れる際に振動が地表を伝わり,地表に出ると音波として伝わるもの.
震源から近くないと聞こえないことが多い.
地鳴りを聞いてから揺れまでの間はほぼないので,緊急地震速報をもとに行動した方がいい.
ただ,震源から近いと緊急地震速報が出てから揺れまでの間はない.
情報を聞いたらすぐ行動することが大事.