Mamononoプロジェクト OFFICIAL

「ひなこまち」見えないもの

ゲネプロは本番前日の夜でした。青二才晃さん撮影のこちらの写真たちはゲネのものがほとんどです。
 
場当たりのときはまだ外も明るかったのですが、ちょうど同じシーンがあったので、夜と昼でどんなふうに違って見えるか、並べてみました。
 
長崎屋の若だんなの離れに、雪柳が訪ねてくるシーンの一コマです。
雪柳、縁側に座って会話するというところ。
 
土曜(初日)の夜はこんな感じに見えていたと思われます。

他の回は明るいお昼。(実際、このシーンは昼間の場面なのですが)


実はこのとき、雪柳は幼子を連れています。
 
長崎屋の木戸のところにいたというこの幼子(男の子)――勝手に雪柳についてきたらしく――
雪柳はてっきり長崎屋に縁の子供と思っていたのですが……
 
この幼子は舞台上にいる人物にしか見えていません。
お客さまは想像の中でこの子供がそこにいるように見えていた…はずです(笑)
 
(若だんなの目の前には幼子が…)


この子、どこの誰なのか、誰も見当がつきません。
 
――ものがたりはこの後、この迷子の幼子をめぐって大きく動いていくのです。
 


ちなみに、実は若だんなの傍らには、いつも仁吉と佐助という2人の兄やが控えているのでありますが、この2人もお客さまの目には見えません。
 
さらに言えば、長崎屋の離れにいるはずの妖(あやかし)たちも見えません。
特に身の丈数寸の小鬼の姿をした鳴家(やなり)たちは、この後大活躍をしますが……当然実際には見えません。
 
 
お客さま方、これらの者達がちゃんと見えましたでしょうか――



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