Mamo:
売られた喧嘩は買っちゃうが、やったら必ず負けてしまう。何度か殺されかけているし…と、大切な人を守るために娘と一緒に40歳過ぎて始めた空手、師匠の推薦もあって自分流の空手ビクス教室を開こうと奔走中。ほかにもやりたいことがいっぱいあって、一杯いっぱい!……日常は自分を抑え込んでしまうことがほとんど。だからせめて舞台の上では手放しに自由自在でいたい。根はノーテンキでめんどくさがりな不器用さんだけれども。
nono:
昔から石橋を叩いて渡る慎重派で、計画倒れは数知れず。自分は大器晩成型なのよとずっと言いわけしていたけれど、要は不器用なので、今も頭で納得しないと先へ進めない。けれど魂が震える瞬間は、確実に私を行くべきところへ導いてくれる。下手の横好きだがフラメンコは死ぬまで踊れると思えるのも、何があっても芝居がやめられない理由も、そこにあるような気がする。
自由学園明日館にて(儚組) ルーサイトギャラリーにて(儚組)
Q.プロジェクトについて一言!
Mamo:
芸歴、年齢、家族、社会、身体、世間体…有名になりたいとか、ギャラが欲しいとか、芝居を上手に演らなくちゃだとか…そんな、どうでもいい事に縛られ身動きがとれなくなってきている。だから、皺があろうが、腰を痛めようが、家族が泣こうが、そんなこんなは抜きにして、もう一度、芝居が好き!演じることが好き!生きていることが好き!そんな、原点に戻って思いっきり無邪気に舞台がやりたい!……キラキラ輝いた人たちがちゃんとそこに居るって、観る人が感じてくれたらいいな。
nono:
ドラゴンボールの“元気玉”が好きです。悟空が窮地に陥ると、宇宙じゅうの生きとし生けるものから「おらに元気を分けてくれ」と、パワーが集まるのを待つ。……人は自然の中で生かされている。だから「我ん張らない」で、あるがままを受け入れて生きるがいいと思えるようになったのも、恩師のおかげです。大好きなあゆさんの本で舞台に立てる機会を得、自然の摂理に感謝とともに身をゆだねて、ここに集まるパワーに皆で打ち震えられたらなと思います。
下北沢アレイホールにて(儚組)
こんなマモノノような二人の調教役として、作・演出に早川あゆ氏を迎えました。
◆作・演出/早川あゆ プロフィール◆
1974年10月生まれ。血液型B型かO型か不明。天秤座らしくバランス感覚とニュートラル精神がモットーなのだが、漫画と映画と演劇にあまりにも偏った人生を謳歌中。
大手カード会社に勤め、住宅ローンの経理事務を担当するも、ある日、野田秀樹氏の舞台に知り合いが出演するのを目の当たりにし、嫉妬と羨望で仕事が手につかなくなり芝居を仕事にすると突如決意。退社してフリーで役者・戯曲作家・演出・プロデューサーとして活動を開始する。
役者を引退した後、中野の劇場、ザ・ポケット/劇場MOMOの小屋付きを経て制作受付チーム「コスプレ受付集団Hip up sisters」を結成、代表を務める。その後、制作会社J-Stage Naviに所属、大小様々な団体の制作・受付を担い現在に至る。
また、作・演出・制作・プロデュースを務める個人ユニット「香魚拓(あゆたく)」では、漫画的物語に演劇の立体性と創造性を組み込んだ、「馬鹿でくだらなくて凄い面白い」作品作りに努め、演劇界の片隅の隠れた名店として好評を博している。香魚拓公演では作品のみにあらず、挙手制アンケートの実施や、劇団紹介つきの折込チラシで観客のチラシ持ち帰り率99%を叩きだすなど、観客視点を常に考慮する公演を発信し続けている。
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