“本来の”フラメンコライブのお店(タブラオ)と化した(いや、私らのほうが「化した」だけどね)エスペランサは、何だかアタシ的には妙な感覚。(^^;;
開演予定の20:00過ぎてもまだ始まる様子もなく、タパスとドリンクをいただきながら、先週の公演に内心思いを馳せまくり…(笑)
しかし!
15分過ぎたころラファとギターのキンタさんが現れると一気にモードはフラメンコ!
神妙に舞台に上がったお二人は、11/19(木)に急逝したアギラール(カンタオール)と、体調不良でスペインへ帰国したホァン(ギタリスト)への思いを切々と語る。
(ラファのスペイン語をキンタさんが通訳)
実は11/25(水)夜、アギラールさんのお別れ会がエスペランサで執り行われたとのことでした。初めて耳にする話でした。
きっと店長も私たちに気を遣って話されなかったのだなと思いました。思うに、23(月)までの開店44周年記念祭のあと、続いて200人もの方々が訪れたというお別れ会の取り仕切りは、本当に大変なことだったと思います。
その直後に私たちの公演だったなんて…ほとんど休む間もなく体力的にもしんどかっただろうに…
エスペランサの皆さま、改めてほんとにほんとにありがとうございました(o_ _)o
さて、そんないつもとは違う雰囲気で始まったこの夜のライブは、何ものにも代えがたいとっても貴重な瞬間となりました。
ラファはもう毎年新鮮な感動を与えてくれますが、今年は奥様のマラ・マルティネスと一緒!
初生マラ!その踊りはもう衝撃としか言いようのないものでした。私、もう口をぽかんとあけたまま…
それはもう「ああいうふうに踊りたい」と思える域をはるかに越えていて(あたりまえか…)「とてもあんなふうには踊れない…」と。。(次元が違う)
その超絶技巧、サパテアートの緻密さ、スピードにもう驚愕、パリージョのように鳴らす指にも感激、内面から湧き起こる激情とそのたたずまいに、ただただやられっぱなし。
やっぱり私、マラ好きだわ……
実はうちには彼女のソレア姿のカレンダー(もう何年も前のもの)が。
そのころはまだマラとは知らず、ただすてきだな、こうなりたいなと思ったのでずっと飾っていたのでした。。
第一部冒頭の二人のセビジャーナス、ラファのタラント。
第二部はマラの(マルティネーテを挟んだ)シギリージャ、そして親しい方々を引っ張り出してのクアドロ・ブレリア。
ギターソロ、カンテソロも入って、「アギラールに捧げる」と銘打ったライブは22時過ぎまで続きました。
もなみ先生らとともにこの格別なライブの余韻をもっともっと楽しみたかったですが、一緒に行ったフラメンコ仲間ともども遠路なため終演後早々に帰途につかねばならず…ほんとに名残惜しかったです。
翌日、ワタクシメ、首がむち打ちになったような症状で上を向くと痛みが……
一番前のテーブルで見上げるようにステージを凝視していたため、きっと固まってしまったのでしょうね…こんなんなったの初めてですわ~
またそんななってもいいから……マラ、来年もラファと一緒に来てくれないかなぁ…
最新の画像もっと見る
最近の「nonoのつぶやき」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事