Hei, alle sammen! Jeg heter Mangespråk.
ということで皆さんこんにちは!Mangespråkです。
何気に前回の投稿から1週間近く経ってるんですよね~。やっと今週も仕事が終わったので、のんびり書けそうです。
今回のテーマどうしようかなぁって悩んだんですけど、前回は初っ端からオタク度の高すぎる話をしてしまったので、今回は皆さんに馴染み深い「英語」に絡めた話をしたいと思います。
タイトルにもある通り、今回は英語とドイツ語を対比させようって内容なんですけど、実は英語とドイツ語って言語的にはめちゃくちゃ近いってご存じでした?
どちらも同じ「西ゲルマン語」っていうくくりに入ってるくらい近いんですよね。
まあそんな英語に近いとされているドイツ語なんですけど、実はかなり色んな面で違いがあるんですよね。
今日はそんな違いについてベラベラと語っていく回です。
もちろんすべての違いについて網羅することは不可能なので、個人的に興味深いと感じる大まかな違いについて語っていきますよ。
1. モノに性別がある!?
まぁまずはこれではないでしょうか、ドイツ語初学者にとって理解しがたい概念と言ったら。
一応ドイツ語には「文法性」と呼ばれるものがあって、複数形を併せて全部で4種類あるんですね。
男性、女性、中性、複数
といった感じです。
説明すると言っておきながら初っ端から無責任かもしれませんが、これに関しては慣れるまで耐えてください笑
正直この概念に関しては、僕も効能がよく分からないんですよ。
何だったら、絶対これ女性名詞だろってものが中性名詞になってたりするんですよねぇ。
それが Mädchen (少女って意味です)。
あとは無機物なモノや、何だったら概念にまで性別があるんですよ。
ざっと思いつくものを挙げていくと
・Strom (大河、電流/男性)
・Butter (バター/女性)
・Eisen (鉄/中性)
・Eltern (両親/複数)
・Wirklichkeit (現実/女性)
など、挙げ続けてもキリがありません。
まぁややこしいことは百も承知ですが、ここはお互い割り切って覚えましょう!
ちなみに機械系ネタとして絡ませておくと、加工機械である「旋盤」は「Drehbank」といいます。女性名詞です。
いや、あんな鉄臭くて危なくて油垂れ流しの女性いてたまるかって話なんですけど。
そんな訳わからん突っ込みはやめておいて、ひとまずこれが英語にはない概念、文法性です。
2. 格変化とその効能
ドイツ語学習において、一番の嫌われ者といっても過言ではないのではないでしょうか。それが、「格変化」。
名前を聞いただけで拒絶反応が出てしまう人もいるかもしれませんけど、ここでは肩肘張らずに、ベッドの上でゴロゴロしながら読んでもらえればと思います。
まず、次のような英文があったとします。
1. I gave the girl a book. (私はその女の子に本をあげた)
まぁありがちな教科書チックな英文ですかね。すみませんね、面白みがなくて。
でも、ここからが重要なんです。英語においては、語順を好き勝手に変えることは許されないんです。
ここでは試しに、少女と本の位置を逆転させてみましょうか。
2. I gave a book the girl. (私は本にその女の子をあげた)
こんな意味になっちゃうんです。もちろん、英語ネイティブの方なら察してくれて、1. のような意味に解釈してくれるかもしれませんけど、小説の中だったらあり得ない話じゃないですよね。
もしかしたら、「何気なく手に取ったその本に呪いがかかっていて、女の子を生贄として捧げなければならない」というお話かもしれません。
まぁそんな妄想は置いといて、次にドイツ語のパターンを見てみましょう。
1. Ich gab dem Mädchen ein Buch. (私はその女の子に本をあげた)
今度はこの文を先ほどと同じように弄ります。
2. Ich gab ein Buch dem Mädchen. (私は本をその女の子にあげた)
何と今度は語順が変わっただけで、女の子と本の関係は崩れずに済みました。これこそが、格変化の効能なのです。
そしてなんとそれだけでなく、こんなこともできちゃうんです。
3. Dem Mädchen gab ich ein Buch. (その女の子に私は本をあげた)
4. Ein Buch gab ich dem Mädchen. (本をその女の子にあげた)
つまり、格変化さえしっかりとコツをつかんでしまえば、協調したい単語を文頭に持ってくることができるんです!
そういう意味では日本語に近いのではないのでしょうか。
3. 数字の数え方
お次は数字に関するお話をしようと思います。まず、ぱっと思いつくもので英語と違う点は、数字を読む順番です。
いくつか例を見ていきましょう。(赤:英語 青:ドイツ語)
・35 thirty-five fünfunddreißig
・198 one hundred ninety-eight einhundertachtundneunzig
・2853 two thousand eight hundred fifty three zweitausendachthundertdreiundfünfzig
何か気付くことはありますでしょうか?ん、ドイツ語の方が長い?確かにそれも大事な特徴の一つですね。
でももっと重要なことがあるんです。それは、どんなに数字が長くなったとしても、必ず下二桁の部分は一の位から先に読むってことです。
詳細は割愛しますけど、実はこの特徴ってデンマーク語にも共通するんですよね。
そして二つ目に、大きな数の数え方の違いです。
先ほど挙げた3つの例を見た限り、多少の綴りの違いはあれど、意味合いとしては変わりませんでしたよね。
では1000より大きい数の単位ではどうなるでしょうか?
先に答えを述べておくと、対応は次のようになります。(赤:英語 青:ドイツ語)
・million Million
・trillion Billion
・quintillion Trillion
・septillion Quadrillion ...
何かおかしいですよね?ドイツ語の方が英語からどんどんかけ離れていく感じがします。
種明かししますね。上の例に載せていない数の単位を含めて以下に書きます。
・million Million
・billion Milliarde
・trillion Billion
・quadrillion Billiarde
・quintillion Trillion
・sextillion Trilliarde
・septillion Quadrillion ...
さて、お気づきでしょうか。実はドイツ語では、英語の(-on で終わる)数の単位の語尾を弄ることで、一つ上の数の単位を表すことが出来るんですよね。
つまり具体的に言えば、Million っていう単語があったとき、Milliarde といった具合に-on を -arde に変えることで一つ上の数の単位にランクアップできるってことです。
単純計算すれば、英語に存在する数の単位の倍だけ、ドイツ語では数の単位を作ることが出来るわけです。
(実際には数なんて無限にあるので、比較のしようがないのですが...)
ちなみに余談ですが、英語の巨大な数の単位は、ラテン語をもとに作ることが出来るそうです。(メカニズムは一切分かりません)
つまり理論的にはラテン語を習得すれば、英語の数の単位をいくらでも作ることが出来るということですかね。
そしたら、もしラテン語の巨大な数をもとに英語の数の単位を作ったら...なかなか恐ろしいことになりそうですね。
これ以上行くと、数学の巨大数論に踏み入りそうなので、この辺にしておきましょう。
それにしても、ラテン語の数の表し方をもとに英語の数の単位を作り、さらにその英語の数の単位をもとにドイツ語の数の単位を作る...
なんだか奇妙な連鎖が起きていて面白いですね。
機械で例えるなら、工作機械で機械部品を作り、その部品を組み立てて新しい加工機械を作り、その加工機械で別の機械のパーツを作っていく...というような感じでしょうか。
話が脱線しましたが、以上で数の数え方の違いの説明は終わりです。
終わりに
今回も最後までご覧いただきありがとうございました!
正直、挿絵も一つもなく文章だらけでつまらなかったと思います。
ただ、如何せん自分のスキルがまだないため、なかなか面白いページを作れないんですよねぇ...
追々改善していきたいなと思いますので、生温かい目で見てくださるとうれしいです笑笑
それではまた次回!Ha det bra!👋