◆目赤不動
江戸五色不動のひとつ。大聖山東朝院南谷寺(天台宗)開祖万行律師が夢のお告げで、赤目山の山頂で授かった不動明王を江戸・下駒込の地に安置し庵を結んだ。もとは「赤目不動」と呼ばれていたが、寛永5年(1628)鷹狩に訪れた三代将軍徳川家光により、目黒不動・目白不動に因み「目赤不動」と呼ぶように言われ現在地を与えられた。
目赤不動明王が鎮座する不動堂
◆吉祥寺
大田道灌の時代に江戸城近くに創建され、徳川家康入府により駿河台に移り、明暦の大火によって現在地に移転した。武蔵野市吉祥寺は、その際門前の人々が移って新田開発にあたったことで名付けられた。
江戸期には境内に、のちの駒澤大学となる学寮「旃檀林(せんだんりん)」曹洞宗の修行所がおかれ千人余りの学僧が学んでいた。教科目は仏教と漢学で江戸中期以降は僧侶以外でも寺の縁故がある旗本の子弟・寺侍の聴講が許された。
山門
享和2年(1802)の再建 「旃檀林」の扁額は拓本によって復元された。
経蔵
「旃檀林」の図書収蔵庫 文化元年(1804)再建
青銅製の露盤宝珠
禅宗寺院様式の花頭窓もみられる
お七と吉三の比翼塚
◆富士神社
富士塚を御神体とした神社 本郷村の名主が富士浅間神社を現在の東京大学の地に勧請したのが始まり、寛永5年(1628)加賀前田家の上屋敷となったため現在地に移した。
◆東洋文庫ミュージアム
大正13年(1924)三菱財閥の3代目当主岩崎久弥が設立 東洋学の専門図書館・研究所。蔵書数は国宝5点、重要文化財7点を含む100万冊。閉架式で閲覧のみ出来る。
アジア各地の原語が刻まれたパネルが並ぶで知恵の小径
ミュージアムショップ
東方見聞録コレクション
2万4千点の中国に関する欧文文献のモリソン文庫
東洋文庫文庫ミュージアムは圧巻でしたね。
東洋に興味のある人たちにとっては、宝の山です。
とくにモリソン文庫に集められた本には、あまりの量の多さに感激を覚えました。
よくここまで集められたものだと思います。
昔の日本人の知的好奇心には、圧倒されます。
私たちの世代も、文化的な遺産の何をを次世代に残せるのか、考えさせられる場所でもありました。
知らなかった世界にどんどん引き込まれます。
行ってみてよかった。
ターヘルアナトミア!
モリソン文庫!
駒込は六義園だけじゃないんだな。