遺品の整理

夕方ニュースで・・遺品整理業者というものの存在を知りました。

この業者さん。
遺品の整理を一手に引き受けるという業者さんです。
今の時代だからこそ、必要とされている・・そんな業者に思えてなりませんでした。

この業者を必要としている人は
亡くなった人が住んでいた家の家財や清掃、そして遺品の整理まで行うそうです。
家族と一緒に住めれば何よりなんですが・・
そうしたくてもできない。いろんな事情があるものです。

現在、日本では５０歳以上の人が一人で生活している件数が
数年前に比べるととても増加しているとか・・・・

わたしの父も一人で生活していたひとり。
しかし、姉もわたしも家族の協力あって
父の最後はそばで一緒に生活をすることができました。

父亡き後、実家の整理を少しだけ手伝いましたが・・・
それはそれは、本当に大変なもの。
その大半は姉夫婦に託してしまったのですが（泣）

思い出の品を見つけては、手がとまってしまう。
たった２人が住んでいた家なのに・・
本当にいろんなものがたっくさん、たっくさんありました。

そんなわたしの嘆きともいう？？言葉をきいて
葬儀業者のＯさんが
「お父さんとお母さんの生活していた証だもんね。
そりゃ～簡単には片付かないですよ。」
そんな言葉を思い出してしまいました。

わたしたちは、このような業者さんがあるとも知らず
せっせこ、せっせことやれることをやってきましたが・・
世の中にはこのような業者まであったとは。
現代を物語っているように感じてなりません。

やってあげたくても、やりきれない。
業者にたのまれた家族の方もそんな気持ちだったと思います。

父、母の思い出に浸りながら・・・
いろんなものを片付けたあの日を思い出してしまいました。