モカちんは電車が苦手で大騒ぎしていたのを思い出し、心配でしたが、キャンちゃんは終始大人しく、イイコで３０分弱乗車してくれました。
５年前、モカちんで何度も通った道のり、完全に体が覚えていました(^^;
門をくぐり、思わず「またここにくることになるとはなぁ・・・」とつぶやいてしまいました・・・
手続きをして、若い女医さん（研修医）の問診ののち、まずは手の腫瘍の細胞診。３０分くらいでキャンちゃんが手元に帰ってきたので後は検査結果待ちかな、と思っていたら、再度女医さんが現れて、「すみません、超音波検査もさせてください」と再度連れていかれました。
その間に、どんどん人は減っていき、午前の診療で待っているのは、私の他には二組くらいになってしまっていました。
検査が追加プラス中々呼ばれないことでイヤな予感がし始めたところに、運悪く私が一瞬トイレに行ったところで呼ばれていました。近くにいた他の飼い主さんに「キャンディちゃん、さっき呼ばれてましたよ」と教えてくれ、受付に声をかけたら、先生が電話対応に入ってしまったとのことで、そこから３０分くらい待つ羽目に・・・
ようやく呼ばれて診察室に入ると女医さんの他に年配の先生もいらっしゃり、その先生がキャンちゃんの主治医とわかりました。
結果としては・・・
・手の腫瘍も肥満細胞腫で悪性度の高いものであること
・首のリンパにも腫れがあり、脾臓も大きめになっていることから転移している
可能性が高いということ
・手と首、背中の手術は年齢的にも現段階で行うのは、予後を考えると勧めない
・現実的な対応としては、抗がん剤治療の効果を見つつ、必要に応じて手の手術を
行う
という説明を受けました。
主治医の先生はとても優しく、「今後考えていきたいのは、キャンディちゃんが出来るだけ幸せに体の負担が少ない形で生きていくこと」とおっしゃってくれ、それにはすごく納得出来ました。
抗がん剤も、今の主流は人もペットも【分子標的治療】という悪い細胞だけを狙って効果を出す、というタイプの薬になっているため、副作用は差はあるけれど昔よりは出にくくなってきているとのこと。
抗がん剤は錠剤で、１日おきに3日飲んだら2日お休みする、という飲み方です。
1週間経ったところで、かかりつけで血液検査をしてもらい、そのデータは東大に送ってもらい、3週間後（ホントは2週間でしたが、私と主治医の都合が合わなかった）に診察を受けることになりました。
最初が肝心なので、そこはよく見ておきたいとのこと。
でも、主治医の先生の口ぶりでは、ずっと通うというより、最初の経過を見て、後はかかりつけの対応で大丈夫そうだったので、キャンちゃんの負担は最小限で考えてくれそうです。
もらった薬は抗がん剤と副作用でアレルギー的症状が出るのを押さえる抗ヒスタミン剤、モカちんも飲んでるファモチジン。
抗がん剤は一緒に文書（両面）も渡され、説明も受けました。
薬を飲ませるときは素手ではなくビニール手袋を使うこと、排泄物の取り扱いに注意することなど、効果もあるけど、慎重に取り扱わないといけないものなんだ、と緊張しました。
どうかどうか、抗がん剤の効果は最大限、副作用は最小限で！！と心の底から願っています。
結果を聞いて、待合室に戻った時は一瞬涙が出そうになりましたが、泣いてる場合じゃない！
モカちんの時のような一体何が何だかわからない、という状態ではなく、どこが悪いかはっきりわかっているんだもの、道は拓けていくはず！！！
キャンちゃんが楽しく過ごせる日が一日でも長いように、最大限の努力をしていこう！
私が泣いていたら、キャンちゃんは感じ取って、具合が悪くなってしまうかもしれないですものね。
私は病と闘います！！！
キャンちゃんを応援してください！お願いします！！
