コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

パー婆さん その後

2012-12-31 | パー
皆さん、パーの事を心配してくださってありがとうございます。
私自身の記録の為にも経過の詳細を書きます.
29日夜11時過ぎまでは普段と変わりなく、静かに寝ていたのですが、12時過ぎくらいから咳が出るようになり、30分以上も続いていたので、シロップの咳止め(犬用)を飲ませたところ、少し落ち着つきました。その後、数回目を覚ました時に見た様子では、咳はでるものの、ずっと続いていた様子はありませんでした。
 
 
(29日午後10時過ぎの様子。普段と変わりなく静かに寝ていました。)

今朝5時ごろに見た時、いつも寝ているソファではなく、床に寝ていたので、なんだか悪い予感がしたのですが、熱を測ると40度ありました。
当然、食欲はなく、ぐったりしていたので、先日の診察の時にもらった強い抗生剤を投与しました。

自力で立ち上がれないようだったので、お水をシリンジで50ccほど飲ませ、しばらくすると立ち上がろうとしたので、持ち上げてやって立たせました。どうやらおトイレだったらしく、フラフラと外にでて、なんとか自力でオシッコを済ませました。

朝6時の検温は40.3度・・・新記録です。寝ている足先が細かく震えていました。パーだけを隔離するため、ハジハジのサークルに入れることにし、毛布を敷いて寝かせました。
 
 
(高熱が出ている時の様子。殆ど動きませんでした。)
その後、1時間おきに検温したところ、徐々にですが下がり始め、お昼頃には39.4度になり、食欲も少し戻ってきたので、この時とばかり、普段はめったにたべさせないレトルトフードなどを食べさせてあげました。

午前中、病院に行くべきかどうか迷いましたが、熱が下がってきたので様子を見ることにしました。
 


午後は2時間おきに検温。今回は熱以上に酷かったのが咳(喀痰)で、寝ている時はいいのですが、体を起こすとゴボゴボ・・・ずっと喉がなっている状態で、大量の喀痰が喉に詰まっているような感じがしました。人間なら、吸引という方法があるのですが。

パーはどうやら、熱が40度を超えると食欲がなくなるようです。午後はずっと食欲があったので、缶やレトルトフード、鶏肉などを少しずつ食べさせてみました。 水は自分で飲めるようになりましたので、サークルに設置しておくことにしました。

そして夕方・・・下がっていた体温が、再び上昇し始めました。それまで呼吸が苦しそうな様子はなかったのですが、口を開けて息をするようになり、少しでも体を起こすとゴボゴボと苦しそうでした。
4時ごろには39.9度、5時にはついに40度に届き、これまでの経緯からも、夜になると状況が悪化すると予想できたので、目の前が真っ暗になりました。

当然、パーもぐったりとしていました。病院に行くべきかどうか、再度悩みましたが、外は大雨でしたし、体を起こすと苦しそうにしていたので、動かすべきかどうか、判断に困りました。もうこれ以上ない強い抗生剤を使っているにもかかわらず、熱が高くなってしまうのですから、病院に連れて行っても、点滴くらいしかやることはないかもしれないし・・・。
もし肺炎になってしまっているとしたら、入院の可能性もありました。もちろん入院は絶対にさせない覚悟でしたが。
 

(心配そうに?覗き込む次郎ちゃん。)
 
時間が経つにつれ、このまま、また夜中に40度以上になってしまったらと思うと際限なく不安になってしまい、それならいっそ、病院に連れて行ってやれるだけのことをやっておいた方がいいのかも・・・という思いが強くなってきました。そして思い切って病院に電話してみたところ診察可ということで、夜7時の予約をとり、出発しました。

到着後、状況を再度説明すると、すぐに診察してもらうことができました。念のため、血液検査と生化学検査もしてもらうことになり、結果は・・・

血液検査は炎症があることを示すCRPのみが、レッドゾーンを振り切る勢いの数字(19)でした。白血球もオーバー気味でしたが、それほど重篤という数値ではなかったです。ハジハジが誤嚥性肺炎だった時の数値の方がずっと高かったくらいでした。
その他の腎臓や肝臓の数値はすべて正常。心配だった腎障害もなさそうでしえた。腎障害があると場合によっては高熱がでるからです。

結果、やはり肺炎ということでした。気管支肺炎だそうです。幸い、呼吸音からして入院が必要なほどひどくなっていないそうで、通院治療になりました。でも、いつ何時、重症化するかわからないので、安心はできません。

熱がでるのは体の防御反応なので、無理に解熱するのは症状の長期化を招きかねないのですが、長時間高熱にさらされることは体に負担がかかるということでもあり、老犬ということもあって、解熱剤を使うことになりました。とりあえず、今日は注射で・・・効果は約半日。

解熱剤の効果は速攻で、帰宅した時にはすっかり顔色が良くなり、帰りにコンビニで買ってあげたプリンを喜んで食べてくれました。あくまで、薬で熱を下げているだけなので、効果が切れるころには再び上昇してくる可能性があり、飲み薬の解熱剤を頓服で処方してもらいました。

帰宅後、咳は少し治まっていました。ゴボゴボという痰が絡む音もしなくなりました。経過が悪くならなければ、お正月休み中に予約診察してもらえることになりました(年明けの診察日は混雑するので)。 
 

(熱が下がった今日の午前中。犬ガムをもぐもぐやってます。左上は加湿器。天幕はエアコンの直撃防止対策)

昨夜は咳が続いていましたが、連続して咳き込むことはなかったです。心配していた熱ですが、今朝は38.6度と、かなり下がっていました。頓服の解熱剤はやめておくことに。
咳は朝の内はひどくなっていましたが、気温が上がるころには治まってきました。午前9時の検温では平熱の38.3度になり、解熱剤の効果は切れている時刻だったことから、無事に熱は下がったようでした。食欲もあり、顔色もよくなって、痰が絡むことも少なくなりました。
 
抗生剤2種類を飲んでいるのですが、幸いお腹は大丈夫です。今朝は1日半ぶりにウンチがでました。オシッコは普段より多め。水分を積極的に摂らせているのと、昨夜の点滴の影響でしょうね。高熱だったときは、オシッコの途中でバランスを崩して倒れそうになりましたが、今日はしっかり踏ん張っていました。
 
 
午後になり、少し体温が上がったものの、平熱の範囲でいます。これまでの経緯からして、夕方から熱が上がってきて、朝にピーク、午前中にかけて下がる・・・というパターンのようです。咳は寝入ってから1~2時間後に酷くなり、朝になると治まるようです。
今日は大晦日ということで、コリーズも「年越しそば」をいただきました。もちろん、パー婆さんには「特盛」で。
 
 
今の状況は「回復した」というより「もちなおした」という方が正しいと思います。これ以上悪化させないようにしながら、体力の温存と強化をしていくしかないのでしょうね。
 
実は昨日、パーの様子を心配しながらも、電気屋さんに走ってきました。「そんなにまでして、お買い得炊飯ジャーが欲しかったの?」って言われそうだけど、炊飯ジャーだけなら買いに行くことはなかったです。大急ぎで電気屋さんに行った目的は「加湿器」です。今まで暖房を入れたことがなかったので、加湿器がなかった我家・・・暖房を入れなければ、湿度は常時70%以上ありましたから、必要なかったのですl。
 
パーの療養が始まってから、暖房を入れるようにしたので、加湿器が必要になったというわけです。取り急ぎ・・だったので、どんなタイプがあるのかとか、何がいいのかとか下調べもせず、店員さんの言うままに買ってきました(^_^.)
もちろん、広告の炊飯器も買いました。結局、加湿器の方が炊飯器の倍以上のお値段になってしまいましたが(-_-;)
 
この先、まだまだ不安でいっぱいです。肺炎は容態が急変するので、油断できません。
 

(強風の中、しっかりした足取りでした。尻尾もマキマキ)
 
昨日、ふと思ったんです。いつどうなるかわからない・・・だったら、今のうちに美味しい物を食べさておかなきゃって。
老犬だし、ローズもつっちゃんもマーキュンも、「もっといろいろ食べさせてあげればよかった」って後悔したから、食べられるうちに食べさせてあげようと思いました。もちろん、肥満させない程度にですが。
たくさんの方から、応援コメント、メッセージ、お電話いただきました。本当に感謝しています。パーは子沢山だから、子供達、子孫たちと、そのオーナーさんたちのためにも、もっともっと生きていて欲しい・・・せめて、母ローズがたどり着けなかった12歳までは頑張ってほしいのです。
あらためて、13歳半まで生きた父マーキュンは偉大だったなぁ・・・。
 

(なんと、地面をカキカキしていました。昨日はふらついていたのに。)
 
 
 
 
 
どうやら、無事に年を越せそうです。皆様の応援に感謝しいたします。
 
 
 
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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (elm)
2012-12-31 18:43:15
エラいね、パーちゃん。
お正月には美味しいものいっぱいだよ。

KISAKIさんも栄養がっつりとってくださいね。
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Unknown (yue)
2012-12-31 19:40:40
よかったですー!!
涙が出そうになっています。

まだまだ油断ならないとは思いますが、このまま良い方向へ向かう様に祈っています
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Unknown (りりぃまま)
2012-12-31 21:58:50
さすが、パーちゃん、よかった。
ママさんのいうことは完璧にきけるねのね。
寒波がもう春まで来ませんように。
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Unknown (めぐの母)
2012-12-31 22:38:31
よかったです。最後のお写真、目力がまだまだありますね!だから大丈夫。パーちゃま、ゆっくりゆっくり生きようね。みんなのそばがいいね。ママさんのそばがいいね。美味しいもの食べて生きようね。KISAKIさんも体調壊されませんように。
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Unknown (KISAKI)
2012-12-31 22:52:09
elmさん
ありがとうございます。お正月はホットケーキに、ぜんざいに・・・って、甘い物ばかり(笑)
すっかりオネダリ癖がついたパー婆さんに、すっかり負けっぱなしです(^_^.)
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Unknown (KISAKI)
2012-12-31 22:53:07
yueさん
ご心配かけてすみません。婆さん、ただじゃ転びませんよ(笑)
婆さんから数えて6代目のランディー君が立派に成長するまでは・・ね(^_-)-☆
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Unknown (KISAKI)
2012-12-31 22:54:12
りりぃママさん
いつもありがとうございます。
パーは本当に親孝行で忠実なので、「忠犬パー公」と呼んでいたことがあります(^_^.)
つっちゃんの分まで、長生きしてもらわないと!
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Unknown (KISAKI)
2012-12-31 22:55:53
めぐの母さん
ありがとうございます。パーは具合が悪いか良いか、顔つきにでるのでわかりやすいです(笑)
オネダリの時の目力は強烈ですよ。
パーが元気でいてれたら、私も元気でいられるって、本当にそう感じました。
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Unknown (ラッシーまま)
2013-01-01 00:13:10
お久しぶりです。ラッシーの母です。
初めてコメントします。
バーちゃん、良かったです。ずっと心配しておりました。
「美味しいものたくさん食べさせてあげたい」この言葉、思い出します。
ラッシーの時、本当にそう思いました。
そして、私は太る程、たくさん食べさせていました。もう、食べることしか、楽しみがなかったので…
看病、頑張ってください。そして、このまま元気になりますようお祈りしています。
返信する
お邪魔します (ralf)
2013-01-01 06:36:55
ご存知の事と思います。
失礼ではと思いつつ、もしお役に立てればご利用下さい。そうでなければご遠慮なく削除してください。

私も何頭も介護してきました。
軽いうちにポカリスエットを10倍に温めに薄めて自力か、できない時はシリンジで経口摂取を、お勧めいたします。勿論獣医さんに相談してのことです。
体調不良で水分量が不足すると急激に脱水。熱も出ます。体液中の水分が余分に失われ脱水症状を起こします。犬は尿・便・よだれ・鼻水・吐く息の中の水蒸気など常に水分が失われています。吐いたり、下痢をしたりしても大量の水、電解質が失われ脱水を起こしてしまいます。発熱した時は、より多くの水を必要とします。体重の10パーセント以上の体液が失われるとショック状態で、ぐったり動かなくなる危険性が高くなるのです。熱中症もそうです。
とにかく食べそうなものを作りました。肝を血抜きしてラップでチンそれを胡麻油で炒る。元気付です。犬は味音痴なので、匂いでそそるもの嗅覚の達人です、食べなければ匂いで誘ってみます。ササミは炒めるより、焼くよりもラップでチンで、匂いを封じ込めた方が食付きが良いです。ラップを外してさらにチンしてほぐしてミキサーで、ふりかけです。下痢をする子は最初に水に浸す(カロリーを抑えるなど工夫)犬にとって美味しいものは、匂いのそそる物なのです。
・・・他に、体力の消耗が心配な時は、摘便もしました。歩けない子にはおむつカバーも作りました。車椅子も買いました。
余計な事ばかりで、大先輩なのに非常識で申し訳ありません。
どうぞ、ご遠慮なく削除してください。
パーちゃんの回復を心より祈っております。
お疲れがでませんように。。。

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