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JP2 十字軍謝罪 間違い

当時、包囲された都市が抵抗すれば略奪され、抵抗しなければ慈悲が与えられるというのが、一般に認められた戦争の原則だった。イスラム軍が征服された都市に侵入する際にも、まったく同じような振る舞いをしたことは記録に残っている。


これは、同様の行為を指摘することで十字軍の行為を弁解するものではない。ある残虐行為が別の残虐行為の言い訳になるわけではない。しかし、十字軍のエルサレムでの行動が、当時の他の軍隊の行動と一貫していたことを物語っている。


1148年、イスラム教徒の司令官ヌール・エッディンは、アレッポのキリスト教徒全員の殺害を躊躇なく命じた。1268年、マムルーク朝のスルタン、ベイバルスのジハード軍が十字軍からアンティオキアを奪取したとき、ベイバルスは十字軍の支配者がすでにアンティオキアを去っていることに腹を立て、自分のキリスト教徒虐殺を自慢する手紙を送った。


最も悪名高いのは、1453年5月29日に聖戦士たちがコンスタンチノープルに入城したことであろう。


最後に、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が十字軍について謝罪したというのは誤解である。彼は謝罪していない。


教皇ヨハネ・パウロ二世が十字軍を謝罪したという考えが広まっているのは間違いない。ヨハネ・パウロ2世が亡くなったとき、『ワシントン・ポスト』紙は「長い在位中、ヨハネ・パウロ2世はイスラム教徒に謝罪した」と読者に伝えた。







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