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イスラムが世界人権宣言を容認できないとみなしていることである。

重要なことは、世界人権宣言(国連、1948年)が、すべての人間の自然的平等と尊厳(第1条参照)を謳ったものであるにもかかわらず、イスラムの思想家や国家がこれを容認できないとみなしていることである。


特に1984年12月7日、国連総会イラン代表のラジャイ=ホラッサーニは次のように述べている[1]。


「人間には神の起源があり、人間の尊厳を世俗的な規範に還元することはできない。[イランは)全能の神以外の権威を認めず、イスラム法以外のいかなる法的伝統も認めない。世界人権宣言は、ユダヤ教とキリスト教の伝統を世俗化したものであり、イスラム教徒が実行することはできないし、イラン・イスラム共和国が認める価値観にも合わない。
チュニスの法学部で講師を務めるスリム・ラグマーニーは、イスラーム法の根源を次のように説明する[2]。


「神の意志は絶対的に自由であるため、レックス・アエテルナやレックス・ナチュラリスは考えられない。それらは神の全能に対する多くの限界を構成することになる。したがって、人間は物事の本質を発見することはできない。人間の本性に関する法則は不条理である。人間の行為が美しいのも醜いのも、神の意志によるのである。









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