デジブック 『海辺の幻想』
夕方訪れた検見川の浜では
海の夕陽とめぐりあった
海の突堤を歩きながら
美しい夕陽を眺めた
どの場所で出会っても
夕陽には邂逅の歓びがある
潮風に吹かれながら
日没まで海の夕陽を楽しんだ
海辺ですごすひとときには
細部の変化の楽しみがある
夕陽の染まるウインドサーフィンの
練習風景も見ることができた
夏のカモメ・ウミネコの
飛翔のシルエットも見ることができた
美しい海の夕陽には
いつでも心に残る魅力がある
海辺のひととき
めぐる時間は歓びだ
頬に優しい海の風
くりかえす波の音
潮風に吹かれると
爽快感が生まれる
波の音を聴くと
海のリズムが心にひびく
晴れた日の海辺では
めぐる時間は新鮮だ
視界には光る海
水平線の船の列
太陽の方向は
海の反射がまぶしい
海辺の時間は
日常の感覚をときはなす
海辺の変化は
めぐる時間の祝福だ
視界を横ぎる海鳥や
海面を走る飛び魚の影
海辺の細部の変化が
思い出をつくる
心に残る情景が
内面の世界を新しくする
海辺のひとときには
語りかけてくるものがある
こんなにすばらしい日和には
海との対話を楽しんでこよう
海辺のどこかで
太陽のひかりをあびてこよう
潮風に吹かれながら
波の音楽を聴いてこよう
広い大きな眺めと
光る海を楽しんでこよう
海辺を歩くだけでも
感覚の一部が新しくなる
ときには飛び魚の影や
カモメの飛翔とも出会えるだろう
海辺では点景の一人になって
海との対話を楽しんでこよう
海を見にいこう
海の眺めを楽しもう
晴れた日には 潮風に吹かれよう
海には 心をいざなう魅力がある
潮風は海のささやき
磯の匂いをはこんでくる
オゾンに満ちた海辺の大気は爽やかだ
海を眺めるだけでも開放感が生まれる
波の音は海の鼓動
海のリズムが心にひびく
くりかえす波の音は魅力に満ちている
波の音を聴くだけでも活力が生まれる
さざ波は海の微笑
揺れる波紋を心にのこす
揺れる波紋広がる波紋の模様は美しい
いつ見ても優美な印象を感覚にのこす
波打ち際の白い水しぶき
渚で遊ぶ子供たちの声
ウインドサーフィンを楽しむ若者たち
海には さまざまな点景の魅力もある
海を見にいこう
海辺の時間を楽しもう
太陽の射す日には 光る海を眺めよう
海と空のパノラマが心を広々とき放す
太陽が前方にあるときには
光る海を見ることができる
光る海とのめぐりあいも
海を見る歓びのひとつだ
検見川の浜では
一面の光る海を見ることができた
真上からの太陽のひかりが
さんさんとふりそそいでいる
広い範囲の海面がまばゆく輝いて
明るい海の情景を演出している
水平線までもとどく光る海
沖を行く船舶もシルエットで見える
一面の光る海の輝きのなかでは
海の突堤もシルエットで見える
ぼくも光る海のシルエットとなって
波打ち際を歩いてきた
海を眺めているとき
生きることはすばらしいなあと思う
海の眺めには
無限大の開放感がある
夕陽を眺めているとき
生きることはすばらしいなあと思う
海の夕陽には
ひとときの邂逅の歓びがある
カモメを眺めているとき
生きることはすばらしいなあと思う
カモメの飛翔には
優しいいのちの輝きがある
海も 夕陽も カモメも
いのちの感覚をはぐんでくれる
海も 夕陽も カモメも
いのちの歓びをあたえてくれる
海 空 大地
ぼくらの舞台は広い 大きい
すばらしい可能性を
ふやしていこう
ほんとうに大切なものを
内面の世界に取り入れよう
好きなもので心を満たすと
人生はかがやいてくる
戸外の自然とも親しもう
青空や 光や風や 雲の流れ
夕映えや 季節の花や 海の眺め
戸外は生き生きと動いている
可能性は目の前にある
可能性は束になってある
大切なものを見つけよう
大切なものを発見しよう
海 空 大地
ぼくらの舞台は広い 大きい
すばらしい可能性を
ふやしていこう
好きな場所をもつことが
世界と出会うきっかけになる
何度も行くことのできる場所
好きな場所を見つけたい
好きな場所を掘り下げていくと
いくつも詩が生まれてくる
ぼくは検見川の浜と出会ったので
いくつも海の詩を書くことができた
海の突堤からの眺めが
いくつも詩に結晶してきた
マリンスポーツの情景が
いくつも詩に結晶してきた
カモメの飛翔の情景が
いくつも詩に結晶してきた
好きな場所をもつことが
世界を広げるきっかけになる
明石から淡路島までの
短い船の旅
海が恋しくなると
ぼくは定期航路に船に乗る
片道二十五分の短い船の旅
リズミカルなエンジンの音
航路にとびちる波のしぶき
潮の香るデッキから眺める海は
いきいきこころに迫ってくる
ゆたかにうねる海面の碧さ
移り変わっていく海の景色
海鳥の軽やかな旋回が
こころを日常の生活からとき放す
神戸に転勤したときから
なんど船に乗ったことだろう
瀬戸内海 明石海峡の海の景色は
ぼくの人生の一部分だ
海が恋しくなると
ぼくは定期航路の船に乗る
明石から淡路島までの
短い短い船の旅
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