シニアだって重いクラブが合う！

一昨日、マルマン　マジェスティー　ロイヤルⅣ　ドライバーをお買上頂いた市内の“Ｆ”様「アイアンもこの際買い換えたいと思って」とご来店。

“Ｆ”様は６年前にダンロップ・プロモデルをお買上頂いており、今でもそんなにご不自由はないそうだ。そう思って先日もアイアンはお奨めしなかったのだが、ドライバーが軽くなったので、アイアンも軽くしようかと思われたらしい。

早速にフィッティングさせて頂き、ドライバーとは別人のようなスイング。６Ｉのヘッドスピードが１Ｗ並みの３７m/sあり、スイングプレーンもアップライトで、巧みにダウンブローに打たれる。

決してこんな方は珍しくなく、アイアンが好きでウッドが苦手な方には多いタイプだが、“Ｆ”様もその中のお一人であろう。６年前もその傾向が顕著で、アイアンはプロモデルの重量級に対し、ウッドはアベレージ向けの軽量級をお買上頂いている。

今より少しは軽くしようと考えて徐々に軽めのアイアンをお試し頂くが３８０ｇ以下のアイアンになると途端に打点がバラツキ出す。結局、重めのカーボンシャフトをと、ミズノのカスタムオーダー専用シャフトTOUR SPIRIT 380I RをＭＰ－２７ヘッドに装着してカスタムオーダーさせて頂く事に決定。

午後には、ご友人のご紹介でアイアンのフィッティングをご予約頂いていた東京の“Ｕ”もご来店。こちらは６Ｉのヘッドスピードが３５m/s前後で、あまり重くする事には躊躇したのだが、やはり同じように軽いクラブだと打点にバラツキが出るタイプ。結局、ＭＰ－２７に標準装着されているTOUR SPIRIT ウェブガンＭＰをＪＰＸ　Ｅ３００ヘッドに装着してカスタムオーダーさせて頂く事に決定。

あらためて、「シニア＝軽量クラブ」と言う図式はどう見ても当てはまらないと確信。当店では「飛び保証」（フィッターがお奨めしたクラブが気に入らなければ半年間は無料調整・無料交換可能）を５年前から実施しているが、軽すぎてクレームを頂戴した事は少々あるが、重すぎてクレームを頂戴した事は皆無なのである。

したがって声を大にして言いたい。軽すぎるクラブには要注意！振り切れる限界の重めのクラブを選ぶべし！　ただし、これはアイアンでの事であり、ウッドは重すぎると弊害があるので注意が必要！