呑気に自分の趣味に走る。

個人的趣味に走りまくった日々や、適当に過ごした日々をしがなく綴っています^^

最近読んだ本。

2012-12-23 15:37:06 | 本の足跡。
・『ダーティー・ママ~ハリウッドへ行く~』
著者:秦建日子
・『ヒア・カムズ・サン』
著者:有川浩
・『カラスの親指』
著者:道尾秀介


道尾さんはまった!
文章も話も好きだなあ(´∀`*)

『三匹のおっさん ふたたび』著者:有川浩

2012-05-18 17:15:01 | 本の足跡。
ふっふっふ。
有川さんの『三匹のおっさん』は本当に好きです。
『三匹のおっさん』第二弾、ふたたびもとても面白かったですよ。

書店勤めなので、所々で共感できる話もあって自分の苦労と合わせながら、すごく楽しく読めました。
『そうなんだよ……そうなんだよ(涙』
↑ずっとこんな感じ

有川さんはやっぱり下調べしっかりしてるなあという印象。
自衛隊ものでも自衛隊伺ったそうですしね。
そういう作家さん自身の姿勢も素敵です。

三匹のおっさんは恋愛要素は正直強くないもので、あまーい恋愛ものが好きな人には合わなかったりするかもしれませんが、この独特なおっさんの虜になると思うので、敬遠せずに読んでみてください。
カバーイラストがまたいいんですよ(笑)

そういえば、図書館戦争も映画が始まりますね。
図書館戦争は本当にすごい作品だと思います。
……なんだか頭が回ってないのがありありとわかるなーorz
まとまりのなさが(苦笑)

これ以上墓穴掘る前に失礼しましょうか。

松波鏡良。

『ダーティー・ママ!』著者:秦建日子

2012-05-15 09:57:59 | 本の足跡。
ドラマの『ダーティー・ママ!』が個人的にツボだったので、原作を読んでみました。
といってもドラマも三話も見てないんですが(汗)

まず、この話、私は面白かったです。
でも、結構ドラマは葵ちゃんと彼氏さんの関係が違うんですね。
原作は氷のように冷たいわ……冷えたわ。

それはさておき、私はマルコーこと、丸岡高子さんがすごく好きです。
ざっくばらん、かつ横柄で。
まあ、身近にいたら『絶対にかかわりたくない』かもしれないけれど(笑)

個人的に一番驚いたことは、『アンフェア』と同じ作家さんだったこと。
内容よりもまずそこに驚きましたよ僕は。
結構映像化されてるんですね。

とりあえず、暇があれば他のも読んでみたいなと思います。
腰が痛いので、ここまで。

感想にすらなってない(笑)


松波鏡良。

























『ソロモンの犬』著者:道尾秀介

2012-05-05 09:27:58 | 本の足跡。
やっとこさ、道尾さんの著作を読みました。
ずっと気になってたんだけど、今まで一冊も読まなかったのです。

『ソロモンの犬』は店長に勧められたのですが、面白かったです。
どこがどう面白いのかと言われると、登場人物も内容も面白かったです。
事件が解明されると、こういうことだったのか!と頷いてしまいました(笑)

ソロモンの【犬】というタイトルの通り、本書で語られる事件の鍵は【犬】です。
下調べがあってこその鍵だと思います。
「へえ、そうなんだ」と無知を露わにしながら読んでました(汗)
まあ、知らなくても恥ではないことなんですが。

登場人物、それぞれが疎かになっていなくて、そういう意味でもすごく面白いと思います。
よろしければ、是非ご一読あれ。

感想ともいえない感想ですが、ここで。



松波鏡良。

諸々の事情で感想書けなかった御本たち。ノマトメ。

2012-05-05 09:19:41 | 本の足跡。
読んだのに書き忘れてた本。
読んだけれど時間の関係で書けない、書けなかった本。
もはや書く時間はないので、名前だけでも紹介致そう。


・『半日で読む源氏物語』
著者:吉野敬介
(《よし》の字は下が長い)

☆あ、これ面白いから読んでね!
流れが分かっていいよ('▽')

・『彩雲国物語』シリーズ
著者:雪乃紗衣


・『デュラララ!!』シリーズ
著者:成田良悟

☆読んだけど、感想書く時間なかったシリーズ。←酷い

・『乙女の日本史』
著者:堀江宏樹/滝乃みわこ

☆ああ、書きたかったのにぃいい!
と、苦悶のあまりローリングサンダーしてしまうほど面白かった、歴史の裏側(?)の本。
読んで!読んで頂戴!←
まじで!ああ、もう日本語がああ(吐血)

・『町長選挙』
著者:奥田英郎

☆面白いよ(*´∀`*)!
相も変わらず、面白いの書きなさる。

・『さくらえび 絵と文』
・『ももこの宝石物語』
・『ひとりずもう』
・『まる子だった』
・『さるのこしかけ』
・『こういうふうにできている』
著者:さくらももこ
さくらさんのエッセイ面白くて好きだなー(*´∀`*)

・『鉄鼠の檻』
・『絡新婦の理(一)』(文庫版)
・『絡新婦の理(二)』
・『絡新婦の理(三)』
・『絡新婦の理(四)』
著者:京極夏彦

☆(*´∀`*)ぱあああっ
↑感想を体現ならず顔現(^q^)

・『シェイクスピア傑作警句集』
編著:シェイクスピア研究会

☆これ中々面白いよ(*^▽^*)
ひねくれてるのもあるから、本当に痛快!(笑)

・『偽物語(上)』
著者:西尾維新


ああっ、なんて楽しいんだろう!
そして、さくらさんの本に触発されて私の原石コレクションを載せようと思ったら見つからない……俺、残念過ぎるだろ!!!

・『偽物語(下)』
・『猫物語(白)』
著者:西尾維新

書き忘れていたぜ(汗)

・『いぬかみっ!1』
・『いぬかみっ!2』
・『いぬかみっ!3』
・『いぬかみっ!4』
・『いぬかみっ!5』
・『いぬかみっ!6』
・『いぬかみっ!7』
・『いぬかみっ!8』
著者:有沢まみず

・『Little Tern』
著者:ブルック=ニューマン
訳:五木寛之
絵:リサ=ダークス


・『視覚のトリック』


・『図解悪魔学』
著者:草野巧

・『カラマーゾフの兄弟1』
著者:ドエフトフスキー
訳者:亀山郁夫

私は兄弟の三人目のアリョーシャが好きだああああ(>Д<)ノ
少しは文学作品を読もうと試みている受験生でしたー\(^O^)/(ぇ)

・『木曜日に生まれた子ども』
著者:ソーニャ・ハートネット
訳者:金原瑞人

感想書きたいが、自重(くっ…)
うん、不思議な話だったよ。

・『玻璃の天』
・『ひとがた流し』
著者:北村薫


・『モップガール』
著者:加藤実秋

・『チルドレン』
・『魔王』
・『アヒルと鴨のコインロッカー』
著者:伊坂幸太郎



以下続く

『ぐるぐるまわるすべり台』著者:中村航

2012-04-21 20:32:04 | 本の足跡。

ぐるぐるまわるすべ台。
ヘルター・スケルター。

かの有名なイギリスのロックバンド、ビートルズの楽曲、『ヘルター・スケルター』
イギリスでは『すべり台』という意味らしいですが、単語自体は『狼狽する』『混乱する』なんて意味があるそうです。

さて、【始まりの三部作】の第三作目『ぐるぐるまわるすべり台』。
読むたびに思うんだけど、中村さんの文章ってなんだか、わかりやすい激情は感じない。
優しい感じがする。

二週間前に読んだせいか、内容がうっすらしか残ってないから、あんまり偉そうなことを言うつもりはないです。
というか、書きたくても書けんのである。
三部作のなかだと一番好きなのは最初の『リレキショ』でも、『ぐるぐるまわるすべり台』もしっかり読んだはずなのですが、印象が『リレキショ』よりない。

でも、中村さんの書く話とか人とか、好きだなあとは思うんだよね。不思議。
人の感覚が面白いなあって今回も思った。
そういう人が近くにいれば、なんか生活が違うような気がする(笑)

今、立て込んでいるので、今日はここで。


松波鏡良。

『夏休み』著者:中村航

2012-04-10 10:34:06 | 本の足跡。
はい、今回は中村航さんの『夏休み』の感想です。
毎度さることながら、感想というより書きなぐった感じですが、お付き合いくださいませ。

中村さんの作品はいつも思うけど、なんかぴゅあだなあと思う。
うーん、なんといえばいいのかな。
結構感覚的だから、言い表しづらいなあ。
とにかく、そこまで激しい感情が見えなくて、すごく静かな、でも暖かい印象。
何故これがぴゅあに繋がるのかと言われるとわかりません。
なんだかぴゅあって言葉が合うような気がしただけで。

とりあえず、『始まりの三部作』二作目『夏休み』面白かったです。
お嫁さんたちが凄くユニーク。
主人公のお嫁さんの友達の旦那さんが家出してしまって、一応戻ってはきたんだけど、すごく心配をかけられたので、嫁チームで怒って、「このゲームで私たちに勝てなかったなら、離婚します」とのたまわるんです。
しかも、旦那さん一回負けてるというね(笑)
個人的には微笑ましい限りです。
まあ、結局どうなったかというのは、秘密にしておきましょう。
私なんか好きですね、こういう人たち。


たいしたこと書いてませんが、今日は忙しいのでお開きにします。


『始まりの三部作』の最終巻読まないと。

松波鏡良。

『リレキショ』著者:中村航

2012-03-28 17:49:14 | 本の足跡。
久しぶりの本の足跡更新です。
読んではいるんだけど、中々書く余裕がなくてね;

中村航さんの著書を読むのは二冊目です。
一冊目は『僕の好きな人がよく眠れますように』で、次がこの『リレキショ』。
最初に読んだのが私が絶句するくらい甘かったので(恋愛要素がです)、今回もそれ相応の覚悟で臨んだのですが、それほど甘くはありませんでした。
でも、私こういう面白い話は好きです。ユニークっていう面白さ。

主人公【半沢良】は半沢良であって、半沢良でないというのが個人的に突飛だなと思いました。
履歴書を書くところから始まるのですが、なんだか彼はお姉さんと面白い会話をしてるんですよ。

あれ?君は学歴詐称するのかい?

――なんて思ってしまいました(笑)

途中で気がつくんですが、彼は半沢って名前じゃないし、良って名前でもないんです。
『え?じゃあ、誰なの?』
誰なんでしょう?
私もわかりません(笑)
どうぞ、読んでみてお確かめください。

半沢くん、いえ、はんちゃんと呼ばせて頂きましょう。
はんちゃんはガソリンスタンドの深夜バイトを始めるのですが、その姿を見ていた女の子がすごく面白いんです。
面白い考え方をする子で。
こういう子が実際にいたら面白いだろうなあと思いました。
若干、世間から浮きそうですが(苦笑)

恋愛要素が強い作品ではないと思うので、恋愛ものが苦手な方でもお読みいただける本だと思います。
いや、恋愛要素がないわけではないのですよ。
ただ、『僕の好きな人がよく眠れますように』に比べれば甘々じゃないというだけで(笑)

そういえば、この『リレキショ』は『始まりの三部作』の一作目らしいです。
次は二作目の『夏休み』を読んでみようと思います。

それでは。

松波鏡良。

『生きても生きても』著者:西炯子

2011-12-09 15:44:32 | 本の足跡。
漫画家の西炯子さんのエッセイ本。
西さんを『西炯子のこんなん出ましたけど見る?』で知ったというか、初めて作品を読んだ私ですが、ちょっと西さんの笑いどころとかがツボに入ってしまい、エッセイ本買ってみました。
ちょうど、『姉の結婚』第2巻も出ていて、書店で西炯子フェアやってましたしね。

読み終えて、独特だなあ、の一言。
独特だわ、本当に。
仕事で書いたエッセイをまとめたものなんですけど、これ。
書き方とか赤裸々過ぎてすごいですよ(笑)
人によってはダメ出しされる方もいらっしゃるとは思いますけども。
少なくとも私は嫌いじゃないですね。

個人的に小泉純一郎(元首相)さんの話が出た時は『見間違い?』と一瞬挙動不審になりましたよ。まさかかの人物が出てくるとは……

西さんのざっくりした感じが好きなら読んでみて損はないかと思います。

松波鏡良。

『僕の好きな人がよく眠れますように』著者:中村航

2011-12-09 15:07:59 | 本の足跡。
ど、ど甘でした。
あんまーいの大好きな私ですら甘いいいいい、と身悶えっちゅうかなんちゅうか。
甘かったです、とにかく甘くて甘くて。
途中、本を投げそうに。いやいや投げませんでしたが!

甘いです。
あまっあまです。

でも、実際あるだろうなあっていう甘さ。
多分、他人に見せない部分だから余計恥ずかしかったのかもしれないな。

旦那がいる子を好きになってしまって、でも叶わないとわかっていたのに、ぽつりと想いがこぼれてしまって。
そうしたら、向こうも同じで。
二人でいられる期限はあと少し。
彼女は何を選択するのか。
彼はどちらを選択できるのか。

すごく甘くて、切ないお話だった。
彼女と彼の掛け合いが本当に好きなんだなあ、って微笑ましい気持ちになる。
いやいや、私にはあそこまで愛せる人が現れるのか。
あ、二次元と2.5次元のぞいてね(笑)

ささ、夢実がちも大概にしないとな。

松波鏡良。

『リセット』著者:北村薫

2011-12-08 07:00:00 | 本の足跡。
これにて≪時と人≫シリーズ完結でございます。
ゆえに感想も沢山書くべきなのだろう。
しかし、しかしです。
思いあまって書き過ぎると今日の予定が狂うのです。
正直2時間くらい向き合って事務作業しながら溜め込んでいた感想を書いていたのですが、部屋が寒いのでスピードがのろっのろ。
このペースじゃ予定が……←予約投稿のため只今12月5日七時半です

というわけで、どうするよ。

このリセットもなんかなんか……いわゆる胸キュン台詞・シーンが盛り込まれていてだね、松波さんは完全にノックアウト来たわけだよ。
あ、ツイッターで昨日(12/4)ノックアウトォー!って叫んでたのとは別ですよ(笑)

このお話は、リセットしてるんです。
戦争の時期が最初にあって、次に戦後の平穏な世の中(とも言えないけれども)があるんだけれども、戦争の時期に出会い、結局結ばれなかった人のお話なんですね。
簡単にざっくり言ってしまうと。
もう生まれ変わりだの言ってしまうとわかってしまうと思うんですが、亡くなった片方が転生してきて途中記憶に目覚めるんです。
目覚めた後が更に胸キュンで、普段低い声も高くなろうってもんですよ!
でも、本当に最後救われてよかったよ……うるるる。

松波さんは涙ぐんできたので、去ります。
是非、≪時と人≫シリーズ読んでみてください。
≪ベッキーさん≫シリーズもおすすめです!


松波鏡良。

『ターン』著者:北村薫

2011-12-07 07:00:00 | 本の足跡。
ターン。
ぐるぐるずーっと同じ時間枠をターン。
そんなお話です。

もし自分が同じ時間枠から出られなくなってしまって、どうしようもない状態に陥ったら。
――あなたならどうしますか?
条件として、あなた以外の誰もいない。
ものはあるけど、ターンする時間になると動かしても元に戻って意味がない。
何をしても無に変える。
蓄積されるのは記憶だけ。

私だったら気が狂う。
では、物語の彼女は気が狂ったのか?
いいえ。
彼女には救われるべく進む未来があった。
彼女の傍に、意識に混在していた人こそが彼女を救ってくれた。

何回も何回も続く夏の日を終わらせてくれた。
彼が好きで、彼も私が好きで。
目を覚ますそこには。


――ある事故をきっかけに意識を置き去りにした森真希とたまたまつながった現実世界からの電話。
これがとっても私には胸キュンで!やばかったです。

なんか≪時と人≫シリーズは胸キュンが折りこまれてて私がどたんばたんしてしまったじゃないか!まあ、全ては己のせいですすみません。

こちら、『ターン』はシリーズ第2作目。
次の感想で≪時と人≫シリーズは終わりです。

あとは、エッセイ本と小説一冊残ってますね。
大丈夫か、こんな長々感想でもなんでもなさげなもの書いてしまって私。

とりあえず、次回!

松波鏡良。

『スキップ』著者:北村薫

2011-12-06 07:00:00 | 本の足跡。
この物語を読み始めた時、『スキップ』がどんなふうに作用するのか凄く楽しみで、作用した瞬間から怒濤のようでした。
別にそんな冒険ものというわけではないですが、主人公の一ノ瀬真理子が急に25年先の未来に心を飛ばしてしまった、いや飛ばされてしまったことにより、これは始まるお話なのです。

心の機微が繊細で、私は凄く好きなお話だった。
主人公の真理子は17歳の心のまま30過ぎの自分を受け入れなければならなかった。
既に飛ばされた未来の自分には夫も子供もいて、心は乱れっぱなしだった。
誰から見てもその人たちの前にいるのは【桜木真理子】。
でも、彼女は一ノ瀬真理子は桜木真理子の人生を追いかけた。
いつ戻れるかわからない。なら、桜木真理子のことをやらなくては。
作中、彼女の真っ直ぐさに時折胸をぐっと掴まれるような思いになった。

最後まで、果たして彼女が戻れたのかはまったくわからないのですが、きっと私は戻れたのだと思います。
私の見解だと、桜木真理子さんは17歳の頃に気持ちが飛んでしまう出来事(ネタバレになるので出来事は書きません)があり、その入れ替わりに一ノ瀬真理子が飛ばされたんだと思うので、きっと頭のいい桜木真理子のことだから落ち着いてまた戻ってきてくれるんじゃないかと思うのです。
でも、戻れなかったというのもあるような気がするのです。
もしも、反対になってしまった二人がその時間に寄り添うことを決めたのなら、きっと戻らないように思うのです。
だから、終わり方から見ると校舎かなあ、と思いはするものの。
個人的には戻ってほしいのか、戻ってほしくないかを問われると迷ってしまうので濁しておきます(笑)

この『スキップ』は≪時と人≫シリーズの第一作目です。
次は二作目の感想になります。
かなり前に読み終わってたんだけど、中々書けなくてだね……(汗)
ではでは。

松波鏡良。

『県庁おもてなし課』著者:有川浩

2011-11-10 10:25:07 | 本の足跡。
久しぶりの有川作品でびっくりさせられました(笑)
『県庁おもてなし課』、いいですねえ。

物語の中のすごく実用性のある企画に何より驚きました。
さすが下調べの鬼(?)の有川さんだと思いましたね。
しかも実話込みとかどうしたことか(笑)
まさか冒頭が既に実話だったとは……!

読み終えて思ったのは、有川さん本当に故郷愛してるんだなあって。

私も故郷愛せる人になりたいわあ、と思いましたねえ。
故郷というか、地元が色々あって微妙に愛せない私です。
だって、自宅近くの母校荒れすぎてなんというか……(遠い目)
しかも町のキャラクター何故か町出身でない人考えてるし。
そもそも町長が愛せない(いや、これは愛さなくていいんだが)。

それにしても、やはり有川さん。
恋愛は絶対にあるんだな!と(笑)
まあ、個人的にはなくても全然よかったですけど、『県庁おもてなし課』は。
なんというんでしょうか、まあ、自転車置き場のくだりで『ああ、これは恋愛フラグだな(フラグと言うあたり私って…)』とだいたい予想できて予想通りにおさまってくれたのでなんともなあという感じです。
まあ、個人的には吉門さんと佐和ちゃんがくっつけば文句なしといえばなしなんですけどね(苦笑)

今までの有川作品だと、恋愛が矢面にたたない『三匹のおっさん』とかも大好きなので、恋愛なくてもいいとも思うんですよね、十分面白いし。
(※『三匹のおっさん』は確か孫が恋愛してたと思うけど、何より三人のおっさんがかっこよすぎて仕方がなかった)

そういえば、『シアター!2』をまだ読んでないんですけど、読んだ方がいいかしらね……
お兄さんと彼女が完全にくっつくの見たくなくて先延ばしにしまくりなんですよね~……(汗)

まあ、うん。
腹をくくって読もうか!

松波鏡良。

『困っているひと』著者:大野更紗

2011-11-10 10:23:37 | 本の足跡。
何故か笑えてしまう闘病エッセイ。
しかし、私が笑えたのは中盤まで。

途中悲しくて悲しくて。
何故か悲しすぎて腹痛にまで至りましたよ(汗)
でも、最後にとても心がほっこりしました。

著者である大野更紗さんはビルマ難民を思うビルマ女子として生きている最中に突然難病になり、自分自身が図らずも難民化してしまったのでありますが、その難病生活の中で実にさまざまなことが待っていて、それはもう想像絶する事態で。
大野さんの病気はとても特殊で、最初に病院に行ってからもう何これ!(泣)っていうくらい、たらい回しにされ続けて、ようやく辿り着いたオアシスでも制度やらなんやら小難しいことに悩まされ、本当に本気でもう生きていたくない、と思いつめてしまうんです。
こんなことを言うと(いや、書くとか)、ものすごく暗そうなエッセイかと思われるかもしれない。
しかし、そんなことはない。
このエッセイが売れているのは面白いからだ。
大野さんは自身に訪れている『難』をものの見事に『笑い』に変えて書いていらっしゃる。
そして、色々な場面で考えさせられることも書いていらっしゃる。
ただ笑えるだけじゃないというのもいいんだろうなあと思います。
難病だけど、頑張って生きれるだけ生きてほしいな本当に。

ところで、内容にちょっと触れてみましょうか。
内容というか、病状というか……微妙なところですね。
私が一番ショックを受けたのが『おしり大虐事件』。
何がって……何がって!(涙)
おしりが決壊することなんて普通ないでしょう!
洞穴になるなんてないでしょう……!!
うう、ここからもう私は大分笑いよりしんみりしちゃいましたよ……まあ、最後の最後でああ、良かった(?)って思いましたけど(苦笑)


それでは、大野更紗さんに感謝を込めて。

松波鏡良。