イラストレーター赤松かおりのブログ

日常のことなどを描いています。

勝手に挿絵⑭『日の名残り』

2019-06-29 21:28:46 | 文学

「勝手に挿し絵」

私が読んだ本の挿し絵を勝手に描きます☆

⑭『日の名残り』





ノーベル文学賞をとったカズオ・イシグロが、品格ある執事の道を追求している男を描いた小説です。

ときいたら難しそうですが、萌えポイントだらけで楽しく読めました。

老執事スティーブンスが、主人がアメリカ人になったため、ジョークで楽しませないのは「職務怠慢」かもしれないと悩んでラジオでジョークを練習し、いざ言ってもすべりまくる・・・。

急に上司が外国人になったサラリーマンのようです。

仕事一筋のため、仕事以外のことには鈍感で、女性のアタックにも気付かず、病気の父より仕事を優先する姿は、哀愁漂っていて、滑稽だけど、切なくて泣けてきます。
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