待っている服。最後の共作。母

母が入院してから半月、
ここは何処??
と聞いても、わからない、という状況をみていると
もうついこの間のパワーは戻ってこないかもしれない。毎日見舞う度に、でもやっぱりもう一度ミシンをふんでほしいと思う気持ちでリハビリするも、年齢がそれだけに難しいかもしれない。
暮れに作ったこのコートは現在、オーダー頂いたお客様も体調不良でまだ着れずに。作った人も着る人も不調である。オーダーしてくれたお客様はいつも応援してくださっている歌好き仲間でいつかこれを着てステージに立ってほしいと思う。




夏から始めたオーダーのジャケットは受付終了です。
現在他の方法を検討中です。



見舞いに行くお茶の水の病院。
初めて来た時は母に版画に使う刷毛とギターを買ってもらった中学2年のとき、ここは10代20代前半の時の大好きだったひとつの街で、思い出もいっぱいある。
橋の景色や壁は30年40年前と変わってないのに流れる人の風貌だけが様変わりしているのが面白い。

流行がないのはうちの猫だけである意味幸せそうだな。
さてさて、明日はなにから作ろうか。