![]() | イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)乾 くるみ文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
明日の甲子園観戦に備えて大阪のビジネスホテルに潜伏中です。
患者@一人旅二日目です。
そこらじゅうで話題になっている乾くるみさんのイニシエーション・ラブ。
やれ絶対に再読したくなるやら、やれ最後の2行で大どんでん返しがあるから絶対に見るなとか、なにやら映画の「シックスセンス」の時みたいな評判が出回っていたので、初っ端から疑惑の目丸出しの全く素直じゃない心持ちで、必死に「ラストを見てしまいたい」衝動を抑えながら、西千葉駅~熱海駅間で読破したのですが、最後のページを読み終わった後、もう志村けんもびっくりの二度見をしながら「え~!?え、え~!?」と言ってしまいました。作者の思惑通り。ちくしょー。
そりゃもう熱海駅~浜松駅間は完全なる再読タイムですよ。
最後のページを読んだ後は、様々な出来事が全く別の意味を持つようになっちゃって、読んでる間は特にモヤモヤしていたわけじゃなかったのに、何故か再読しながらどんどん頭がクリアになっていくこの感覚。不思議。
全く予想していなかった仕掛けだったので、赤子の手を捻るように簡単に騙されてしまいましたヨ。
今思うと、あれなんかおかしくない?的なポイントはあったんですけどねぇ。。。
敗北感。
難しい文書はなく、さらっと読めてしまうので、ぜひ読んでみてくださいな。
面白かったよ~~!
ヤラレマシタ。
つーか巻末の再読のお供を読んでも5分くらい
ポカーン???
って感じだったけど、納得。
確かに私も最初は( ゜ Д゜) ポカーンでしたけど、少ししてからΣ( ̄ロ ̄;ハッってなりました。
いやー、よくできてますよね。