恐怖体験＠PLAZA CAPCOM

部屋の隅で体育座りをさせたら大木凡人を除いて僕の右に出る人はいません。はみ出しものの患者です。クスン。。。

そんな僕ですが、最近やたらとギターフリークス（以下ギター）にはまっております。二日で一プレイという厳しい条件を自分に設けて、一人黙々と日々精進をしております。一向に上手くなりませんが・・・

しかし、先日そんな近所でも評判の頑張りやさんである僕にとって、いろんな意味で悲しくなる事件が。

いつものように仕事が終わったオラは、そそくさと会社を後にしてゲームセンター（PLAZA　CAPCOM）に直行。店内には見渡す限りの高校生。土浦は高校がたくさんあるので、そこは高校生の溜まり場となっているのです。ていうか平日の夜にゲーセンに行くのって高校生かフリーターかニートぐらいか・・・？

まぁそんな余計な考えは隅に追いやり、時間がもったいないのでギターのあるエリアに邁進。ギターエリアは入り口から見て左奥にあるため、そこに辿り着くまでにはかなりの距離を歩かなければならないわけです。

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な、なんだあいつらの異常な気は・・・！？信じられん・・・

ルンルン気分の私の目の前には、ギターの手前にあるポップンミュージックにてたむろするどっからどーみても不良且つアンチェインな5人組。しかもゲラゲラ笑いながら必死でプレイ中。手の動きは超高速で見えない・・・パンチもそのスピードで打ち出してくるのかと思うとゾッとします。まさにペガサス流星拳です。

まぁそんなことをもやもやーっと考えながらも、早くギターをプレイして帰るためにスタスタと横を通って、ギターの前に到着。

しかし、念願のギターを手にして100円玉を財布から取り出そうとした瞬間、後ろから異常な戦闘力が。咄嗟に後ろを振り返ったオラの前には、先程の5人組の内の一人が仁王立ち。顔は超強面、体格は190cm、100kg（推定）と、柔道部に入れば練習しないで即全国優勝の小川タイプの彼の存在（以下小川）は、私の顔を楳図かずお先生の漫画風にするには十分でした。

フリーザが最終形態になったときのベジータのように、恐怖と絶望にうちひしがれてしまった私の頭には、いくつかの考えが浮かんできました。

①あの5人組はオヤジ狩り常習犯であり、その中でもリーダー格の小川が自ら重い腰を上げて俺から搾取しようとしてきたので、Bダッシュで逃走する。
②甲子園常連の常総学園の将来の4番候補として期待されて入学したが、度重なる怪我のために夢を諦めて不良の仲間入りをしてしまった小川君。しかし、小学校の頃から松井に憧れて始めた野球を簡単に諦めることができず、トレーニングは一日たりとも欠かしていなかった。もし可能ならばもう一度仲間と甲子園を目指したいと強く願っているが、そのきっかけがなかなかつかめず、ズルズルと不良仲間に連れ添う日々。そんな自分の悩みを誰でも良いから聞いて欲しくて、その相手にオラが選ばれたが、オラにそんな度量は無いため、舞空術で逃走する。
③家が貧乏な小川君は、気の合う仲間たちとゲーセンに遊びに来ても自分のしたいギターができず、仲間達もポップンミュージックに首ったけ。せめてギターをしてる気分だけでも味わおうと、誰かがギターをプレイするのを見るのが日課となっていたが、見られるのが恥ずかしいオラは、六式の剃にて逃走する。
④最近近くの高校で発生した教師買春事件の被害者の女子高生の彼氏が小川君であり、そのやるせなさからゲーセンに入り浸る日々が続いていて、自分のどうしようもない気持ちをぶつける相手に見事オラが選ばれたため、ルーラで逃走する。

他にもいろいろと思いつきましたが、くだらないし、めんどくさいのでこの辺で終わります。

というわけで、どれが正解だとしてもその場から逃げるしか無いということに気づき、スタコラと隣の吉野家に逃げこみました。

いやぁ怖かった・・・翌日会社の人にその話をしたら、「高校生が怖くて逃げたの！？まじありえねぇよ。」とか言われましたが、あの小川君の風貌を見たらそんな呑気なこと言えませんよ、あなた。

例えば、高校生のボブサップが目の前に現れたら、頭に浮かんでくるのは間違いなく「こ、殺される。」の一言ですよ。高校生だろうがなんだろうが、怖いものは怖い。特に私は、中学生時代に不良とも言えない様な一般市民っぽい高校生に500円搾取された経歴を持つれっきとした草食動物です。今後こういった出会いが無いよう祈りつつ筆を置きます。