ダメ人間

社会人生活二年半で周囲に与えた印象。

「使えない男」

「根性の無い男」

「つまらない男」

「丸出ダメ夫」

自分のあらゆる能力が平均以下なのも

これまでそれをうまく誤魔化して生きてきたのも

それがここにきて通用しなくなってきたのも

自分では十二分に理解しているつもりです。

実際に生きていく中で多くの苦労を強いられています。

でも

いくら風評が最悪でも

自分の能力がそれを見返せるだけの力を持っていなくても

仕事はしなくてはいけないし、生を全うしなくてはいけない。

とある友人が「クズは万死には値しない」と言っていたけれど

それは確かに的を得ていると思う

確かに

クズであることは周囲にとっては単なる迷惑な存在なだけで

死ぬほどの罪は無いかもしれない

ただ

本人にとっては

無能のまま働くことが、生きることが、息をすることが、辛くてしょうがないのです。

恥を晒しながら、周囲に見下されながら生きることに耐えることが出来ないのです。

私は、人は誰かに認められることで生の意味を見出すと考えています。

私は誰かに認められたという経験はありません。

「その悪評を跳ね返すくらいの努力はしたの？」

友人は私にそう問いかけます。

努力はしている“つもり”です。

ただし

それはあくまで“つもり”であり、一般的に見たらそれは努力でもなんでもないのでしょう。

そして

周囲に認めさせるだけの努力ができないというのが僕の根本的な問題の一つなんだと思います。

努力ができないと決め付けて、努力することから逃げていると人は言うかもしれないけれど

僕はそんなことは無いと思います。

「効果的且つひたむきな努力ができない」

これは一つの才能の欠如なのではないのでしょうか。

そこに関して私の考えを書くと長くなってしまうので

ここでは割愛します。

今

自分のどういったところがダメなのかいろいろと洗い出しているのですが

面白いくらいに次から次へと湧いて出てきます。

こんな人間がこの世に存在していて

一体どれほどの価値があるのかと疑問になります。

それでも人は生きなければなりません。

死ぬ権利は無くても、生きる義務はあるからです。

これからの僕の生きかた、逝きかたについて真剣に悩む時がきたようです。