まゆげクリニック

メンタル、フィジカル両面に弱点を有する患者のリハビリ日記。

国家の品格2

2006-04-14 00:26:29 | カルテ
引き続き駄文をば失礼。

前回のブログにて「論理」というのは危ういものであるという話をしたのですが、それに派生して、私が属する会社の話を少し。

最近我が社においてサービス残業撲滅運動が活発になってきて、とりわけ労組の人も水を得た魚のように時間外の取締りを厳しくし始めました。どうやら本社様の中で、あからさまなサービス残業をやって、処分を受けた社員が出たというのが発端のようです。サービス残業をせざるを得ないほど働いて、さらに処分・・・なんて可哀想な人でしょう。

んで、それに伴って、先月より始業時間10分前のログイン及び終業時間後10分以内のログアウトが命じられました。また、毎日PCのログを手書きで記入して、課長にサインをもらうという不毛な作業を課せられました。

とまぁ、ここまでは別にいいですよ。たいした作業じゃないし、時間外をちゃんと出せば問題ない話ですからね。

しかし、今月に入って『Do!Refresh!』なる勤務管理ソフトをインストールすることに。

このソフト、終業時間5分前になると「そろそろ仕事終わりですよ~」ってムービーが流れてきて、しばらくしたら自動的に電源をOFFったり、他にもいろいろと機能があるのですが、これが大変な問題児。

このソフトをインストールして以来、PC起動を含めてあらゆる動作が重くなってしまい、現在Wordで100ページ以上の資料を作成中の私にとっては、迷惑千万な代物でありんす。何回フリーズしてファイルが壊れたことか。きーっ。

多分この施策も、我が社の本社に属するエリート様方が夜通し会議して『サービス残業がばれて処分された社員が出た』→『サービス残業を管理しなくては』→『でも上長に管理を委ねると漏れが出る』→『我が社は社員数が多いからやっぱシステム管理すべき』→『やっべ、完璧じゃね?まさにIT企業って感じじゃね?』みたいに“論理的”に導き出されたんでしょうなぁ。

ふむふむなるほどまったくその通り。ただ、そのおかげで業務に支障でまくりですけどね!仕事の効率落ちまくりで、何の罪も無い一般社員が、時間管理の出来ない社員の巻き添え食ってますけどね!

“論理”の馬鹿野郎。

こういった悪影響について考えはしなかったんでしょうか。それに、このソフトほとんど意味ないような気がするんですが・・・これでまた一つ我が社自慢の使いづらいシステムコレクションが増えました。わーいくそくらえ。

まぁサービス残業が当たり前の企業からしてみたらなんて贅沢で我儘な話だってことになるんでしょうが。

どんどん働きづらくなっていくなぁ。

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