浅野いにお

今日会社に行くと、健康診断の結果が何気なく机の上に置いてありました。

2年前と比較して体重が約7kg程増加という衝撃的な結果が記されていましたが、コレストロールや中性脂肪は昔より減少していたので、筋肉が増加したのだと前向きに解釈することにします。

メタボリックシンドローム恐怖症の患者です。


久しぶりに漫画の大人買いをしてしまいました。

“浅野いにお”の作品全巻。

先日コンビニで「素晴らしい世界1巻」を立ち読みして、私の精神世界にズシリと訴えかけてくる浅野さんの青臭くて泥臭くてリアルな世界観に一目惚れした私は、

欲しいと思ったときが買い時！と言わんばかりに、

帰宅後、即YAHOOショッピングで彼の作品を全て注文。

【購入作品】
　素晴らしい世界 全1～2巻
　ひかりのまち 全1巻
　ソラニン 全1～2巻
　虹ヶ原 ホログラフ 全1巻

占めて約3,500円。いやぁ、安い。

そして、本日我が家に到着。

予想通り、浅野さんの世界観、ストーリー、画、セリフ、構図等、漫画を構成するそれら全てが私の感性にジャストフィット。

ブルッときました。魚喃キリコ以来。



特に、社会人2年目の種田と芽衣子の恋物語を描いた「ソラニン」は大のお気に入り。



夢を見て、将来に絶望して、現状に満足できなくて、勇気を出して、挫けそうになって、少し前進して、少し後退して、たくさん悩んで、辛い現実に直面して、それでも過ぎてく時間は待ってくれなくて、少しずつ大人になっていく。

ソラニン1巻の最後で、主人公の種田が「俺は幸せだ。本当さ。」と自分自身に言い聞かせながら大粒の涙を流すシーンでは、胸が締めつけられました。



私の陳腐な語彙力では浅野さんの素晴らしさは説明しきれませんが、説明しきれないからこその名作なのかもしれません。

好き嫌いははっきりと分かれると思いますが、少なくとも僕は大好きです。

少し夜空を眺めて、一息ついたらもう一度読んでみよう。