まゆげクリニック

メンタル、フィジカル両面に弱点を有する患者のリハビリ日記。

人助けの話。

2006-08-02 00:38:53 | カルテ
本日、お客様往訪のため鼻歌(恋のメガラバ エンドレスver.)を歌いながら気分良く車を走らせていたのですが、ふいに目に飛び込んできた生ける屍に急ブレーキ。

なんと、おじいちゃんが欽ちゃん走りのようなポーズで道路上にぶっ倒れてました。いくら茨城ゴールデンゴールズの本拠地だとはいえ、やりすぎです。

突然の出会いにとまどいを見せながらも、見てみぬふりができるはずもなく、とりあえず停車しておじいちゃんのもとに走る私。

なんとか意識はあるようでしたが、どうやら一人では動けない様子。また、顔中に擦り傷を負っていることから、足をもつらせるか何かして顔から道路に倒れこみ、ジャンピング土下座のような形で顔面を打ったと予測し、下手に動かすのは危険だと判断。

とりあえず、あまり車を近くに置いてると私が轢いたんではないかと周囲の人に勘違いされかねないので、一旦車を近くの空き地に移動し、それから近所の家に駆け込んで、知り合いかどうか確認してもらうことにしました。

私の声に反応して家から出てきてくれたのは、昔は学級委員とかを率先してやった優等生タイプの美女と思われるお姐さん(40代、メガネ装着タイプ)。もう少し出会うのが早ければ・・・と、遅すぎる出会いが悔やまれます。

そのお姐さんが言うには、道に寝そべってるおじいちゃんはどうやらすぐ近くの家に住んでいる方らしく、最近退院したばかりなんだとか。退院しても、病院で御世話になった看護婦の事が忘れられず、夢遊病のようについつい病院に向かってしまったのでしょうか。

そんなくだらない妄想をしてるうちに、いつの間にかワラワラと集結する近隣住民。

野次馬かなぁと思って話を聞いていると、どうやら全員おじいちゃんの知り合いらしく、おじいちゃんの心配をしながらも、家族に連絡してくれたり、おじいちゃんの話し相手になってくれたり。

どうやらそのおじいちゃんは近所の方々から非常に慕われているようです。

ご近所さんのあったか~い優しさに囲まれるおじいちゃんを羨ましく思いつつも、これで一安心!とほっと胸を撫で下ろし、お姐さんに照れ気味に会釈して再びお客様のところに向かった患者です。こんばんは。

明日は東京出張です。田舎者だとバカにされないように目一杯おめかししていきます。

おやすみなさい。

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2 コメント

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Unknown (soogle)
2006-08-02 08:45:16
おじいちゃん、いい人なんでしょうね。



そして、きっといい人だから運よくいいドライバーに発見されたんでしょうなぁ。



日頃の行いは大事です。



昨日、横浜ベイスターズの村田選手もヒーローインタビューでそういっておりましたよ。
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Unknown (患者)
2006-08-03 02:10:46
>soogle氏

日頃何をすればいいんですかね。

とりあえずいつ横浜が巨人を抜いて最下位を脱出するかが最近の関心事です。
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