芽生のお散歩日記

季節の話題や日常の気づきを発信します。
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桃の走り

2016-07-04 22:23:02 | Weblog

先週の水曜日。
勤務時間が終了し、
ちょっとした楽しみになっている
淀屋橋マルシェへ。

その目的は、『桃』
ちょうど父様の月命日にお供えしたいと、
今年の初物狙い。

桃を扱っているお店は2軒。
和歌山は『あらかわの桃』
ひとつのお店は販売されているおばちゃん が、
パッと明るいおしゃべりでにぎわっていて、
私もちょっと見ようと傘をたたんで、
テントの下に入ったのですが、
不運にも滴がざっと流れ落ち頭に直撃。
そうこの日は雨 だったのよ。

『ここ、なんかアカンわ』 と、もうひとつのお店へ。

お店のおじさんはちょっと留守で、
隣の八百屋さんのおじさんが「すぐ帰ってくるで」 と声をかけてくれました。

その言葉どうり
「ごめんな」とおじさんがブースに戻ってきました。

「桃、どんな?」
「この桃は、日川白鳳であらかわの桃の走り。
あらかわの桃は時期によって種類が違う。
あらかわで作られた桃がすべてあらかわの桃と呼ばれる」


『あのね、品種も大事だけど、味味!!』
「それで甘みはまだイマイチなん?」
「あらかわの桃の走り」
『あんまり甘くないってこと???
「それでどうなん?美味しいん?」
「んーっ、走りやから」
『ようわからんけど、お父さんのお供えやし、まっええか』
「じゃっ、どれがおいしいん?選んでくれる」(美味しくなかったら許さん )
「この辺が2~3日で...」
「その二つ入りとこっちの安いのは?」
「これな、持ってくる途中でちょっと当たってほら」
「じゃ、それもちょうだい」
「ありがとう。冷蔵庫に入れんといてや。常温で完熟な」
「うん」
「これから9月頃まであるからまた頼んます」


帰りの電車で
『おじさん、甘いとか美味しいとか一言も言わへんかったけど』

お供えして2日後にいただきました。

とびっきりの甘さはなかったけど、
桃のやわらかい香り、甘みに加えとってもジューシー。
思った以上のおいしさ
まさしく、初物の桃だからこその味わい。
しかも、
少々傷ありのとってもお得な桃も含めて合格
おじさん 正直者。

そんなわけで、
また、買いに行こうっと。。。思います。





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