連日ウクライナの悲惨なニュースがながれていて、本当に早く休戦しないかなぁと思う日々。こんなに生々しく伝えられた戦争はなかったんじゃないかな。
戦争って、本当に悲惨ですよ。
みんな歴史の授業で勉強したはずなのに。何のために勉強したんだかね。
わたしが戦争をちゃんと知らなくちゃ(っていっても細かいとこまでは知らないけど)って思ったのは、中学生になった頃の夏だったか。『きけ わだつみの声』という映画を金曜ロードショーでみたときだった。
沖縄戦を題材にした映画だったと思うし、詳細までは記憶してないけど…映画のなかで人が人を食べた痕跡が洞窟内でみつかるシーンがあった。
「人は限界になったら人も食うんですね」
そんな台詞を覚えている。
その夜、そのシーンの夢をみた。衝撃が強すぎたんだと思う。そんな戦争のあとに今の平和な日本ができたのかと思ったら、きちんと知って夏くらい戦争を思い返して二度と戦争なんかしちゃだめだって思うことにしている。
夏になると必ず戦争映画がTVでやってたし、NHKでも特集をよくみた。
高校生くらいのとき、ヒーリング系のCDが流行ってわたしも買って聞いていた。
その中にあった『パリは燃えている』という曲。NHKの『映像の20世紀』という番組のテーマ曲だったと思う。この番組はほんとにすごい。よく覚えているのはナチスドイツのユダヤ人に対す差別や虐殺の映像。アウシュヴィッツの回をみたときは震えるほど怒りを感じた。
だからこの曲が流れると、頭に映像がうかぶ。
ある意味NHKはすごい。っていうか、戦後日本の歴史教育がそうなんだが。
まったく日本によっていない構成。日本が敵にしたことも、されたことも同じテンションで伝えてくる。
愛国心をもたないように終戦当時のアメリカが決めた教育の仕方。
おかげで自分にも「攻めたれたら命と引き換えにしても日本を守る!」的な愛国心はない。
でも最近ニュースで、ロシアが勝利宣言をしたい5月某日がドイツ勝戦記念日だと知って…まだ日本の教育のがいいと思った。
日本が日露戦争に勝利した日を記念日にしていたら、ロシアの人達はどう思うかな。
もう70年以上経ってしまったから、戦争の悲惨さを忘れてしまったのか。
大切な人が死んでしまう恐怖や、何の恨みもない人を殺さなければならない異常事態を繰り返す意味はなんなのか。
わたしたちより勉強ができて知識もあって国のトップにたったであろう人が、一番愚かなことをする。
教育ってなんなんだろうね。
ニュースを見てるといろんな感情で頭がいっぱいになる。でも自分の日常もなかなかいっぱいいっぱい…早く終わることを祈るしかない。
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